夏到来!と言わんばかりに太陽が輝くある日の服部緑地に、女性ばかりが集まって、BBQについて語り合う座談会をおこないました。彼女たちと、食べて飲んで笑って考えた「BBQのこと」、座談会を開催して気付いた「新しいBBQの楽しみ方」などを紹介します。
「BBQをしながら、BBQについて話をしませんか?」という呼びかけに集まってくれたのは、大学生と社会人の10名の女性たち。年に何度かBBQをするという人もいれば、子どものころはしたけれど最近はしていない、本格的なBBQははじめてかも…という人まで。簡単な自己紹介をした後、早速お肉を網に並べて座談会開始です。
今回の座談会のテーマは「BBQの魅力と不満を話し合って、よりよいBBQを考えよう」というもの。「BBQ LOVE」と書かれたピンクのカードにBBQの好きなところ、「BBQ no LOVE」と書かれたグリーンのカードに不満を書いてもらいます。 書かれた意見のなかには、「暑いからちょっと苦手」という意見に対し、「暑いから楽しいよ!」という同じ条件に対して真逆のものも。それぞれの個性が表れていておもしろいですね。
では、そんなBBQの魅力と不満については、他にどんな意見が集まったのでしょう?
「BBQの魅力といえば、やはり、おそとの解放感やおそとで食べる料理のおいしさ、みんなでワイワイ賑やかに楽しめること、などの意見が見られます。「初対面の人とも仲良くなれる」というのは、おそとの解放感とBBQによる一体感のなせる業。どうしても焼く人と食べる人がわかれてしまいがちですが、「代わりましょうか?」というちょっとした気遣いの一言から会話が生まれるなど、話しかける「きっかけ」がたくさんあるのです。ハプニングもきっかけのひとつ。食材が焦げてしまったり、網の下に落ちてしまったり、普通なら残念なことですが、思わず目を合わせて笑ってしまうのがBBQ。自然に会話を交わすことで、すぐに打ち解けることができます。
大きなコンロやたくさんの食材、食器類を持って移動するのは、重労働。ワイワイ楽しんだ後の片付けも面倒。「もっと手軽にできたらいいのに」というのが、BBQを楽しみたい多くの人の希望です。そして、場所について。「家の近くでBBQをできる場所がない」、「していいのかわからない」という意見が多数ありました。公園など公共の屋外空間での火器使用を全面禁止している自治体もあれば、一部のエリアだけを禁止している自治体もあります。こうした情報が利用者に伝わっていないのか、禁止区域なのに休日ともなるとたくさんの人が利用しているため、誰も注意できなかったり。誰もが楽しめるBBQ空間が、もう少し身近に出来てほしいと感じます。
今回の座談会では、参加者に、「簡単なおつまみを持ってきてください」とお願いしました。すると、手作りの前菜やクッキー、ドライフルーツ、チーズなどがテーブルいっぱいに並び、おつまみというにはあまりに豪華なテーブルができあがり。お肉が焼ける前も焼き終わった後も、おつまみをつまみながら、ガールズトークに花が咲きます。
そこから生まれたアイディアが、「女子会BBQ」。「いろんなおつまみを持ち寄って、お肉や野菜を焼くのは少しだけ。テーブルに置ける小さいコンロを使って、片付けも楽に、荷物も少ないという手軽さとおしゃれさを併せ持つBBQです。「カラフルなペーパーナプキンを使ったり食器にもこだわって、テーブルセッティングをかわいくして」、「焼き肉じゃなくて、パエリアなんかでもいいかも」とイメージは膨らみます。更に、「女子はいつまでもおしゃべりできるから、おそとならお店の人の目も気にしなくていいし(笑)」、「子どもの声が気になって、お店には連れて行きにくいというお母さんたちも、おそとだから気にせずゆっくりできて、特におすすめ!」と、女性ならではのメリットもあります。
もちろん、女子だけではありません。「BBQって最近ちょっとしんどいんだよね」と思っている男性も!BBQで、友人と、奥様と、子どもたちと一体感が味わえて、「おしゃれね」ってちょっと尊敬されちゃうかも?!
今回改めてBBQについて話をしてみて、BBQには、アイディア次第でまだまだ幅広い楽しみがあると知りました。今までのようなBBQを楽しむのもいいけれど、手軽さを追究したり、新しいレシピに挑戦したり、オリジナルのBBQを試してみるのもいいのでは? “BBQはおそとの解放感を満喫できる”というのはみんなが共感すること。普段使いのおそとの楽しみにBBQを加えると、あなたのおそとライフはもっと魅力的になるでしょう。