この秋、服部緑地でおこなわれる新企画。OSOTOも参加するこの企画は、まだまだ計画がはじまったばかり。一体どんなお祭りができるのか、2回にわけてお伝えします!
服部緑地は昨年に引き続き、おおさかカンヴァス推進事業のアート展示会場のひとつになっています。カンヴァス推進事業は、アーティストの作品発表の場として街をカンヴァスに見立て、大阪の新たな都市魅力を創造・発信しようという大阪府の事業です。しかも今年は作品を集中して展示するコアエリアとして、昨年よりたくさんのアート作品がやってきます。これを機会に、カンヴァス推進事業と服部緑地、OSOTOが協力して、服部緑地を大阪の緑の都として“緑都祭り~木陰のアートピクニック”を計画中。芸術の秋であり、食欲の秋ですから、おそとでアートを味わってもらおうという企画です。期間はアートの展示やインスタレーションが実施される、11月23日から12月4日までの12日間。アートと公園施設を巡るスタンプラリーやピクニックパフォーマンス“公園を突き抜ける”、参加アーティストであるR+気流部とのコラボ企画“風のピクニック”など、独自プログラムも満載です。
“風のピクニック”は、R+気流部の森野晋次さんと服部緑地の担当者、竹田和真さんにお聞きした昨年の活動がヒントになりました。「昨年、気流部として服部緑地で活動した際、竹田さんにどんどんやってくださいって言われたんです。現代アートって断られてなんぼ、みたいなところがあるので、『あらっ』て拍子抜けしてしまった感じ」と森野さん。竹田さんは、「私は以前から、公園はいろんな人が様々な活動をできる場所にしたいと考えていたんです。いい機会なので本当にいろんなことをやってみて欲しいと思って」と言います。その言葉のとおり、池や営業期間外のプール、普段入ることができないような所まで、至る所で毎週末ワークショップを実施しました。
なかでも特にお二人の印象に残ったのが、“ART&RUN PROJECT”というワークショップ。市民ランナーの今西泰彦選手をゲストに迎え、未開設の竹林から公園のバックヤード、原っぱやグラウンドなど、公園中を風のように駆け抜けました。「新たな公園の空気を満喫することができた」と参加者にも大好評だったこのワークショップから、風のように公園を巡り、風がとどまる場所でお弁当を広げてみては?と考えたのが“風のピクニック”。どこでお弁当を食べるかは風のみぞ知る、というところでしょうか。
OSOTOと服部緑地の独自企画“公園を突き抜ける”では、ピクニックがアートになります。細長いラグを園路や広場、ベンチなどを横切って直線に敷き、参加者全員が横に並んでお弁当を食べるというパフォーマンス。更に、ただピクニックをするだけではなく、定められたルールを守らなければいけません。守らない人は、ピクニックルールの番人に怖~いお叱りを受けてしまうかも。しかもこの番人、ちょっと気まぐれというウワサ。当日になって新しいルールが付け加えられているかもしれません。ちょっぴりドキドキしながらみんなでアートなピクニック、楽しそうでしょ。
今回のOSOTOはここでお終い。これから“緑都祭り~木陰のアートピクニック”がどんな風におこなわれるのか、期間中の盛り上がりの様子などは終了後の後編でお知らせします。「なんか面白そう」と思った方は、服部緑地にお越しください。一緒に“緑都祭り~木陰のアートピクニック”を盛り上げましょう!
服部緑地で展示されるカンヴァス推進事業の作品と公園の各種施設を巡るスタンプラリー。期間中にスタンプ集めて服部緑地管理事務所に持ってきていただいた方には、先着50名様に公園協会から“オリジナルクッション”をプレゼント。また、全応募者のなかから抽選で5名様にOSOTOからこれからの季節の必需品“ピクニックブランケット”をプレゼントします。(台紙はカンヴァス事業展示作品のインフォメーションや管理事務所で配布します。ブランケットの当選者発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます)
集合場所:西中央広場
参加費:無料
持ち物:こだわりの食べ物と飲み物(購入したものでも可。ただし、こだわりを説明できること!)
公園を突き抜けるかのように敷いた、細長いラグに並んでみんなでピクニック。楽しいけれど、定められたルールを守らなければいけないというちょっと変わった一面もあります。パフォーマンスに参加して一緒にピクニックで盛り上がろう!
集合場所:東中央広場噴水前
参加費:無料
服装:長そで、長ズボン、歩きやすい靴でお越しください
持ち物:お好きな飲み物