昨夜のこと。
秋の澄んだ夜空にオリオン座を発見。
早速、古書祭りで購入した『ほし』をぱらぱらとめくってみると、
-冬空の王者とよばれ、1年を通じてもっともはなやかでみつけやすい星座
とあります。
中心の三連星が印象的で、確かにみつけやすい。
このオリオン座を目印に、おうし座、ぎょしゃ座、ふたご座…
と数珠繋ぎに星座を見つけることができるとか。
オリオン座といえば、いつも思い出すのが
宮沢賢治の「星めぐりの歌」
歌の素朴さと、賢治が作曲したという驚きとで
オリオン座を見るたび、にフレーズが頭の中に流れます。
1番の歌詞はこんな感じ。
あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす
ただ星座を並べているだけなのですが、
夜空に輝く星座がいきいきと目に浮かびます。
昨晩は、どこからともなく漂ってくるキンモクセイの香りのなか、
この歌を口ずさみながら、オリオン座を眺めていました。
冬の訪れを知らせてくれる、夜空からの便りが届いた帰り道での話です。
山本