初秋の京

こんにちは。編集部の山本です。
久しぶりの更新になります。
というのも、京都へ行っていたもので。

定番の銀閣寺へ。
相変わらず、銀閣寺の銀砂灘と向月台には心を奪われるものがあります。
私はここではいつも、ものすごい緊張感を感じます。
ちょっといたたまれなくなるぐらい…。
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今回は庭園の保全について考える機会があり、様々な方の話を聞くことができました。
昔は、職人と主が庭先で相談しながら共に庭を作っていったもの。
砂利敷きの園路が、コケに覆われるのを取り除くのか、自然のままにしておくのか。
大きく育った桜の木を、眺望のために切り落とすのか、そのままにするのか。
そんなことを、手入れの時々に話し合って決めたそうです。

名庭といわれる庭園では、来園者が増えると木々やコケが損なわれる、
かといって収入がなければ維持できない、という矛盾も。
難しい問題です。
銀閣にも、新しい土産物販売所ができていました。

美しいものを維持するのは大変です。
人の手がかかる、というと時間やお金の面でマイナスなことと捉えられがち。
でも、その先にあんなに美しいものがあるかと思えば惜しくないかも。
今回の京都は、紅葉にはまだ少し早い時期でしたが、
紅葉前のほんのり染まった木々と、まだ青々とした緑の
美しい対比にはっとさせられる場面がたくさんありました。

秋の京都はものすごい人出ですので、ちょっと早めの京都がおすすめ。
燃えるような真っ赤な紅葉も素晴しいですが、
緑が混じったこの時期も、期待感とともに瑞々しい美しさを楽しめます。