旧フランス大使館で開催されているアートイベント『No Man’s Land』。
フランス大使館新庁舎オープンに伴い、解体前の旧庁舎を利用して、
日仏などのアーティスト約70人が「創造と破壊」というテーマで作品を発表しています。
そのほとんどが現場で制作されという、ヴィジュアル・アート、ファッション、
デザイン、建築、パフォーマンスなど、あらゆるジャンルの作品たちは、
屋内外の壁、事務室、資料室、執務室、廊下、階段、地下室、中庭など、
ありとあらゆる場所、空間に展示されています。
“大使館”というだけあって、おそとをうまく使った庁舎内に、
おそとをうまく使った作品も数多くありました。
やや文化祭的なノリもあったりする作品のよしあしはともかく、
解体前の建物を(若手はもちろん)アーティストに提供し、
その作品と建物を広く一般の人々にも開放するという、この試みはとても興味深く、
フランス大使館と協賛企業の懐の深さを感じました。
そしてなんといっても、1950年代に建てられたという、
フランス大使館旧庁舎は、一見の価値ありです。
一般の人々が見れる最初で最後のチャンスなので、ぜひ訪れてみてください。
なおこのイベント、大好評につき、2月18日(木)まで延長されます。
まだご覧になっていない方は、ぜひ。
『No Man’s Land』
場 所:在日フランス大使館旧庁舎
〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44
期 間:2009年11月21日(土)~2010年2月18日(木)
開館時間:木・金・土・日の午前10時から午後6時まで
月・火・水は休館 ※入場は閉館30分前まで
オフィシャルプレスリリース
OSOTO編集部 多喜