アートセンターオープニング

ようやく、春満開ですね。
おそとではないかなと思っていたけど、ちょっとおそとかも、と思ったお話。
大阪府の施設で”江之子島アートセンター”というのが、
この4月にオープンしています。
現在、そのオープニングイベントが15日まで開催されているのですが、
ここは普通の美術館や博物館などとは、ちと違うらしいです。

アートセンター、アート…。
ある年齢以上の人とアートの話をすると、
「アートは見るもの」という概念が強いことを感じます。
そして、美しい物、感動するもの。
だからなのか、公共施設で「アート」と名がついていると、
シーンとした精緻な空間に、
整然と作品が並べられている。
来館者はただだまって、あるいは同行者とひそひそと会話をかわす。
そんなイメージを抱いてしまいます。

ところが、このアートセンターのホームページを見てみると、
画面がなんだか騒がしい。
コンセプトは、「多元創知」。
多元主義というものがあるのだそうで、
wikipediaによると、
“総合的には多様性を容認・肯定するという立場である”とのことです。
多元創知というのはどうやら、
たくさんの人がそれぞれの意見や立場、考えを持って集まり、
その交流によって創造がうまれる、というような意味みたい。
江之子島アートセンターのホームページには、
館長の甲賀雅章さんの言葉が紹介されていますので、
ご覧いただければ、「なるほど!楽しそう!」と思います。

で、おそととのつながりですが、
最もわかりやすいのが将来的な展望として、
クリエイターたちが街へくりだそうとしているところ。
館のなかでの展示だけだでなく、
街へ、外へ、飛び出して、
大阪全体へクリエイティブな活動を広げることを謳っています。
またアートを都市で展開する社会実験もおこなう予定だそう。

アートセンターは、
大阪がクリエイティブな創造する都市へと向かう核になる。
そんな予感がします。
現在開催中のオープニングイベント「創造しい人々」で、
7日は13:00から、
様々なゲストスピーカーを迎えてのオープニングリレートーク、
19:00からは、パフォーマーの演出もある
ハプニングパーティー(1,000、事前予約制)などがおこなわれます。
ハプニングパーティーって…
サプライズパーティーよりも面白そう。
リレートークにはOSOTO編集長の忽那裕樹も出るとか出ないとか。
(絶対出没します出ます!)

8日以降は毎日ワークショップが開催されます。
7日と14日は、カフェスペースとカフェテラスでピクニックもやってま~す。
ということで、私も騒々しく創造しに行きたいと思います。

長くなりましたが、
まずはアートセンターのホームページをご覧になって、
楽しむ気満々で、
オープニングイベント開催期間に行ってみるのがよろしいかと。
会場でお待ちしていますよ!

編集部の山本でした~。