いきなり、男目線のタイトルですみません。
編集部の山本です。
別に、女子大生がいっぱいいるから~という理由ではないのです。
ドミニク・ペロー氏講演を聞いた、その感想です。
彼の特徴と言うか、目指す建築とは、
それぞれの個人のスペースを保ちながら社会との接点をもたらすもの。
なので、公共スペースとしての開放性のようなものを、それぞれの作品に感じました。
代表的な作品のいくつかを取り上げて、お話をされたのですが、
中でもやはり、梨花女子大が印象に残りました。
(ので、梨花女子大に行ってみた~い、というわけです)
今回の「おそとの居方」で紹介されているように、
たくさんの施設がこのキャンパス・バレーにははいっています。
それは、学生が、授業が終わってすぐに帰ってしまう(あるいは街へ遊びに行く)
のではなく、そこに留まって、他の学生と交流したり、
社会性を身につける場としての機能を持たせたかったからだそう。
確かに、大学生というのは、自由であるが故に、社会との接点を見失いがち。
そこで、彼は街を学内に取り込んだといいます。
建築を地下に埋めたことで、
街からネオ・ヴィクトリアン様式の館が見通せるというのも
街と大学との繋がりを感じさせます。
バレーを行く人を、建築内側から見ることができる、
というのも厚い壁で覆われていることの多い大学では、
感じることのできない開放感です。
建築はその性質上、あくまで何かを「隔てるもの」にしかなりえない
と思っていましたが、むしろ「つなぐもの」としての働きを持つ
梨花女子大のキャンパス・バレー。
「梨花大学」あるいは「ドミニク・ペロー」で検索すれば、
いくつか画像がアップされています。
あなたも梨花女子大に行ってみた~い、と思うはず。