いきなり、男目線のタイトルですみません。
編集部の山本です。
別に、女子大生がいっぱいいるから~という理由ではないのです。
ドミニク・ペロー氏講演を聞いた、その感想です。
彼の特徴と言うか、目指す建築とは、
それぞれの個人のスペースを保ちながら社会との接点をもたらすもの。
なので、公共スペースとしての開放性のようなものを、それぞれの作品に感じました。
代表的な作品のいくつかを取り上げて、お話をされたのですが、
中でもやはり、梨花女子大が印象に残りました。
(ので、梨花女子大に行ってみた~い、というわけです)
今回の「おそとの居方」で紹介されているように、
たくさんの施設がこのキャンパス・バレーにははいっています。
それは、学生が、授業が終わってすぐに帰ってしまう(あるいは街へ遊びに行く)
のではなく、そこに留まって、他の学生と交流したり、
社会性を身につける場としての機能を持たせたかったからだそう。
確かに、大学生というのは、自由であるが故に、社会との接点を見失いがち。
そこで、彼は街を学内に取り込んだといいます。
建築を地下に埋めたことで、
街からネオ・ヴィクトリアン様式の館が見通せるというのも
街と大学との繋がりを感じさせます。
バレーを行く人を、建築内側から見ることができる、
というのも厚い壁で覆われていることの多い大学では、
感じることのできない開放感です。
建築はその性質上、あくまで何かを「隔てるもの」にしかなりえない
と思っていましたが、むしろ「つなぐもの」としての働きを持つ
梨花女子大のキャンパス・バレー。
「梨花大学」あるいは「ドミニク・ペロー」で検索すれば、
いくつか画像がアップされています。
あなたも梨花女子大に行ってみた~い、と思うはず。
こんにちは。編集部の山本です。
久しぶりの更新になります。
というのも、京都へ行っていたもので。
定番の銀閣寺へ。
相変わらず、銀閣寺の銀砂灘と向月台には心を奪われるものがあります。
私はここではいつも、ものすごい緊張感を感じます。
ちょっといたたまれなくなるぐらい…。
今回は庭園の保全について考える機会があり、様々な方の話を聞くことができました。
昔は、職人と主が庭先で相談しながら共に庭を作っていったもの。
砂利敷きの園路が、コケに覆われるのを取り除くのか、自然のままにしておくのか。
大きく育った桜の木を、眺望のために切り落とすのか、そのままにするのか。
そんなことを、手入れの時々に話し合って決めたそうです。
名庭といわれる庭園では、来園者が増えると木々やコケが損なわれる、
かといって収入がなければ維持できない、という矛盾も。
難しい問題です。
銀閣にも、新しい土産物販売所ができていました。
美しいものを維持するのは大変です。
人の手がかかる、というと時間やお金の面でマイナスなことと捉えられがち。
でも、その先にあんなに美しいものがあるかと思えば惜しくないかも。
今回の京都は、紅葉にはまだ少し早い時期でしたが、
紅葉前のほんのり染まった木々と、まだ青々とした緑の
美しい対比にはっとさせられる場面がたくさんありました。
秋の京都はものすごい人出ですので、ちょっと早めの京都がおすすめ。
燃えるような真っ赤な紅葉も素晴しいですが、
緑が混じったこの時期も、期待感とともに瑞々しい美しさを楽しめます。
こんにちは。編集部山本です。
近鉄阿部野橋駅の改札を出たところに、
HOOPという商業施設があります。
そこの1Fに、ちょっとした広場があって、
ワゴン屋台があり、某有名コーヒーチェーン店があり、
時々ステージパフォーマンスなんかもおこなわれています。
コーヒーショップは遅くまでにぎわっていて、
広場ににじみ出たテラス席もいつもいっぱい。
カップルが向き合って語りあっていたり、
サラリーマン風のおじさまたちが、コーヒー片手にPCの画面とにらめっこしていたり。
人のいるいろいろな風景が楽しめるので、
通るときは、かかさず何かと観察してしまいます。
あまりにも季節を先取りしすぎて、
もはやクリスマスのためのものではなくて、ただのイルミネーションなのかも。
と自分を納得させようと・・・
これって絶対トナカイですよね。やっぱりクリスマスじゃん。
夜の街でひとりつっこみ。
それにしても、先取りしすぎな気がする・・・
アベナリエっていうらしいです。
きれいだからいいんでしょうか。
もうちょっと待ってもいい気がするんですけど。
こんにちは。編集部の山本です。
今朝の通勤途中で見つけたもの。
蔦の絡まる壁に内蔵された、コニファー。
でも、ちょっと待って。なんだかこの壁おかしくないですか?
それもそのはず、引いてみるとこんな感じ。
工事現場の目隠しパネルなのです。
植物の写真が転写されたパネルはよく見るようになりましたが、
これは初めてです。
昔は無骨なただのフェンスだったのになあ…
なんて、朝から目隠しパネルの進化に驚いたのでした。
こんにちは。編集部の山本です。
昨日は秋晴れのいいお天気でしたね。
せっかくの秋なので、白ワインを購入して我が家の庭へ。
さて、
秋+白ワイン+庭=??
この答えは1週間後ぐらいにお知らせできるかな?
お楽しみに。
こんにちは。
編集部山本です。
ご当地○○なるものは、各地にたくさんありますが、
先日旅行で奥飛騨へ行ったときに見つけたご当地ものは、
こちら。
奥飛騨限定マンホールです。
おこじょでしょうか、かわいいので思わず撮ってしまいました。
昨夜のこと。
秋の澄んだ夜空にオリオン座を発見。
早速、古書祭りで購入した『ほし』をぱらぱらとめくってみると、
-冬空の王者とよばれ、1年を通じてもっともはなやかでみつけやすい星座
とあります。
中心の三連星が印象的で、確かにみつけやすい。
このオリオン座を目印に、おうし座、ぎょしゃ座、ふたご座…
と数珠繋ぎに星座を見つけることができるとか。
オリオン座といえば、いつも思い出すのが
宮沢賢治の「星めぐりの歌」
歌の素朴さと、賢治が作曲したという驚きとで
オリオン座を見るたび、にフレーズが頭の中に流れます。
1番の歌詞はこんな感じ。
あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす
ただ星座を並べているだけなのですが、
夜空に輝く星座がいきいきと目に浮かびます。
昨晩は、どこからともなく漂ってくるキンモクセイの香りのなか、
この歌を口ずさみながら、オリオン座を眺めていました。
冬の訪れを知らせてくれる、夜空からの便りが届いた帰り道での話です。
山本
台風一過。本日は晴天なり。
編集部山本です。
秋といえば、芸術、食欲、そして読書。
読書の秋のための素材調達に、今日は朝から四天王寺境内の古本祭へ。
聖徳太子ゆかりのお寺、四天王寺。
なぜか、たくさんの亀がいることでも有名です。
いました、いました。甲羅干し中の亀がこんなに。
そのなかで、曲げたり、ぴーんと伸ばしたり、足の運動をしている亀がいました。
公園で体操をするおじさんを想像して、ひとりでニヤリ。
さて、古本祭ですが毎年春と秋に境内で開かれています。
今日が初日、しかも平日の午前中、ということで空いていると思ったのですが、
すでに結構たくさんの人が。
書店によって得意分野があるようで、
仏教系の本がおいてあるお店や自然科学系が充実しているお店、
雑誌の多いお店などいろいろで飽きることがありません。
小学生のころ親に買ってもらった、ハードカバーの子供向け文学を見つけたり、
昔読んだ本を見つけて、読んだときのことを思い出したり。
時折お寺の鐘が聞こえてきて、のどかな懐かしい気分になりました。
こちらが本日の収穫の一部。
『ほし』
林完次著
これからの季節空気が澄んで星がきれいに見えるので、星座観察のガイドに。
『セレンゲティは滅びず』
B.&M.クシーメック著 前田敬作訳
アフリカの大自然に憧れて、つい。
『ダーシェンカ あるいは子犬の生活』
カレル・チャペック著 保川亜矢子訳
「序」にある山本容子さんの文章に惹かれて。
自分のペットをかわいいと思ったことがある人は、絶対に欲しくなります!
これ以外に文庫本を4冊と、
文庫本より少し大きめの生態学の専門書1冊の合計8冊購入して3000円程度。
安い!
まだまだ見たい気持ちをぐっと抑えて、帰路につきました。
古本祭は13日(火)まで。
週末はお天気のようですので、ぜひ。
私は、この収穫をおそとで楽しみます!
東京ピクニッククラブのベイブープレインがOSOTO編集部に?!
それは、こちらのピクニック・ミーティングのため。
企画しているRIPS(パブリックスタイル研究所)は、
OSOTOの制作にも協力しているNPOで、
屋外空間のプロの方たちの集まりです。
ベイビープレインは、ピクニック・ミーティングに参加される、
東京ピクニッククラブの伊藤香織さんに、先に送っていただいたもの。
せっかくですから、早速脹らましてみました(雨なので室内で…)。
座り心地は上々。
10日のピクニックが楽しみです。
編集部の山本でした~。
こんにちは。編集部の山本です。
今日は中秋の名月ですね。
月を愛でる習慣は、日本にだけあるのではありません。
中国では、中秋節と言って丸い月を団欒の象徴として、
家族でお祝いするのだそうです。
日本のお盆休みのように、連休なんだそうですよ。
神戸の中華街では獅子舞が町を練り歩き、この週末はお祭りムード。
明日もおこなわれているので、予定がない方はぜひ。
こんにちは。編集部の山本です。
おそとの居方で今回紹介しました、梨花女子大学のキャンパスセンターを手がけた、
ドミニク・ペロー氏の講演会のお知らせです。
BUILDING A GEOGRARHY-大地を建築する-
10月29日(木) 18:30~(開場 18:00)
@宝塚造形大学大阪梅田キャンパス 4階
(大阪市北区芝田1丁目13番16号)
無料ですが、申し込みが必要です。
往復はがきを下記まで。
〒531-0072
大阪市北区豊崎2-5-23
(財)安藤忠雄文化財団
ドミニク・ペロー講演会係
往信・返信両方に郵便番号と住所、所属機関、
参加希望者(1枚につき2名まで)を明記してください。
10月9日(金)必着ですよ~。お急ぎを。