金沢21世紀美術館

こんにちは。編集部の山本です。

昨日のニュースですが、
建築家の妹島和世さんと西沢立衛さんがプリツカー賞を受賞されたとか。
プリツカー賞は建築界のノーベル賞なんだそうです。
ちょうど先週の連休に、彼らが建築を設計した金沢21世紀美術館に行き、
私的にタイムリーなので紹介します。

そのとき開催されていた、オラファー・エリアソン展を薦められたのが
訪れるきっかけにはなったのですが、
「だれもがいつでも立ち寄ることができ、
様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館」(美術館HPより抜粋)
という美術館建築のコンセプトが、以前から気になっていたのも事実。

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完全に円形の建物の中にいくつかの四角い小部屋が内包されています。
内と外は1枚のガラスで隔てられているのみ。
覗いたり、覗かれたり、自然に互いの視線を感じてしまいます。
地上階は1階だけなのも全体をすっきり見せています。
中の展示を見ているときは、小部屋を行ったり来たり、
迷路のようで面白い。
特に広いわけではないのでしょうが、とても広がりを感じる建物でした。

建築内部の配置がそのままロゴになっているのも面白いですね。
トータルで計算しつくされた美術館、という印象を受けました。

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3月20日に披露されたばかりの恒久展示、
オラファー・エリアソンの「Colour activity house」。
光を通す色の壁が天候や時間、
見る位置によって様々に変化する、体感するアートです。

この日の金沢は、冬に戻ったかと思うほどの寒さ。
今度は絶対お天気の日に、明るい日差しの下で見たいです。