府営公園での防災への取り組み-2

「府営公園での防災への取り組み-1」に続いて、
防災イベントや防災施設の詳細を紹介したいと思います。

防災公園の設備というのは、どのようなものか?
電気・水道などのライフラインが止まったときに困ることのひとつがトイレ。
マンホールトイレとい災害用のトイレが、防災公園には設けられています。
このトイレは、普段はマンホールのようなものがあるだけですが、
災害時には専用のボックスを設ければ、立派なトイレに。
便座もついているので、お年寄りや小さい子どもでも安心です。
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非常用電源も設置されている防災公園もあります。
今回の震災でも無料で自動販売機の飲料を提供したメーカーがありますが、
それはこのような「災害用ベンダー」で、ということだと思います。
(確認はできていませんが・・・)
災害時に、管理者が無料での提供に切り替えることができます。
日ごろから、このような販売機をチェックしておくことも大切ですね。
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また、府営公園では毎年、「防災フィールドワークキャラバン」というイベントを開催しています。
起震車で地震の揺れを体験したり、
救急車・消防車・消火ヘリなどを見学したり、
救急救命の指導を受けたり、
水中歩行の難しさを体験したり、
公園内を歩きながら、非常用発電装置などを巡る公園ウォーク、
水消火器での的当てゲームなどなど・・・。
防災に関する様々な体験をすることができます。

大泉緑地では、「さばいばる体験キャンプ」というイベントも。
公園で一晩キャンプをして過ごすのですが、
ロープワークや牛乳パックでつくるカートンドッグなど、
災害時に役にたつ知識を学べます。
詳しくは、こちらのイベントレポートで紹介していますのでご覧ください。

文中で紹介されている、
遊びながら楽しく仲良く学ぶ子どもたちの姿を見た参加者のこんな一言が
今、とても心に響きます。
「子どもたちがこんなふうに楽しく仲よくできれば、
大人たちもきっと元気になれますね」
辛い現状に直面しているときこそ、
そんな子どもたちの様子は本当に励みになるだろうと感じています。

不安な日々が続きますが、
一日に1回でも、わずかな微笑みでも構いません。
被災地の方に一日でも早く笑顔が戻りますように。
がんばろう東北!
がんばろう日本!