更新情報「おそとの居方」

ここ2,3日随分過ごしやすい日が続いています。
寝苦しくない夜って素敵ですね。

さて、更新情報です。
おそとの居方 祈る人~ここではない場所とつながる居方」をアップしています。
祈る人。
確かに、祈る人の姿を街中で目にする機会はあまりないかもしれません。
歴史のある町を訪れると、街角にお地蔵さんがあって、
近所に住むであろう人が、普段着のまま手を合わせている姿を目にします。
あるいは、今そこに誰かがいたであろう気配を、お線香の香りに感じたりします。
「祈る」という行為はとても日常的なものであったはず。

東日本大震災以降、
思わず何かに祈りを捧げたくなる瞬間を多くの人が経験していることと思います。
祈りの対象は、神か仏か天か地か。
祈る対象や目的はそれぞれですが、「祈り」という行為を再び身近に感じるようになっています。
今回の「おそとの居方」を読んで、
街の片隅にひっそりとある小さな祠に目が留まるようになりました。
今度静かに手を合わせようと思います。

尚、雑誌「OSOTO」のころから連載してきました「おそとの居方」は、
今回で終了となります。
執筆者である鈴木毅先生には、人の居方を通して考察する風景について、
いろいろな場所を紹介していただきました。
人がいることで、急にその場所が生き生きとすることがあります。
場所に命が吹き込まれたような、そんな感じ。
何より毎回その場へ行きたくなる。その雰囲気を自分で味わいたくなる。
そんなおそとの居方を紹介していただきました。
読んでいただいた皆様にも感謝します。
ありがとうございました。
バックナンバーは掲載し続けますので、いつでもご覧ください!

それでは。

編集部 山本