“夏の賑わいを忘れたかのように、静かに寄せては返す海。ビーチも静けさを取り戻し、次の夏を待つのみ・・・。と思っているそこのあなた、ビーチの季節はこれからと聞いたら驚きますか?ビーチといっても海水浴ではありません。ビーチバレーに代表されるビーチスポーツに、秋は最適の季節なのです。
ビーチスポーツというと、真っ先に思い浮かぶのが「ビーチバレー」。人気選手の活躍もあり、随分身近なスポーツになっています。ですが、今回OSOTOがおすすめしたいのは、「ビーチテニス」と「ビーチラクロス」という、少し聞きなれない2つのスポーツ。簡単に言えば、ビーチでするテニスとラクロスなのですが、それだけでは言いきれない面白さが、ギュッと詰まった新しいスポーツなのです。
夏のある日、せんなん里海公園の浜コートで体験会がおこなわれると聞き、はじめて見るビーチテニスにわくわくしながらビーチを訪れました。体験会を実施されているのは、日本ビーチテニス協会普及委員の大住寛さん。Sleeping Sheepというテニスチームでも活躍されています。大住さんによると、ビーチテニスは高齢の方にもおすすめだとか。「普通のテニスより一回りコートが小さく、走りまわるというよりボレーを打ち合う感じ」で、「砂の上で、腰を落としてしっかりかまえる」ので、思っていたよりも激しいスポーツという印象はありません。「でも、しっかり下半身に効くんです。だから日本人が弱いと言われる、体の中心の筋肉が鍛えられる」なんて聞くと、健康のためにはじめるのもいいかも、という気持ちになります。名古屋からこの体験会に参加されていた梅澤朋子さんは、「普通のテニスと違って上手い下手の差がでにくいので、とっつきやすいんです。だから、初心者でもすぐに活躍できる」と意欲満々。今すぐはじめて、あらゆる大会で優勝総なめ・・・なんて夢を抱いてしまいますね。
そして、ビーチスポーツらしい特徴があとふたつ。常に音楽が流れていることと、チェンジコートのときのハイタッチ。音楽はビーチにはかかせない必須アイテムですが、ハイタッチはなかなか恥ずかしいもの。ところが、ゲームが進むにつれハイタッチの手の位置が高くなってくると、選手だけでなく、見ているこちらの気分も高揚していきます。プレーしている人も、応援している人も、真夏のビーチのまぶしい輝きが目の前に蘇るのです。
11/3(水・祝)に、せんなん里海公園潮騒ビバレーコートで、関西地域初のビーチテニス大会が開催されます!大会への参加やせんなん里海公園での体験会は、こちらのサイトの「ビーチテニス練習会」からお申込ください。
»Sleeping Sheep
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»日本ビーチテニス協会
ラクロスは、先に網のついたクロスというスティックを使い、ボールを相手ゴールに入れることで得点を競うスポーツ。女子と男子で使用するクロス、人数、ルールなどが異なります。そんなラクロスを多くの方に楽しんでもらおうと、独自のラクロス大会「サムライカップ」の開催やグッズの新製品開発などにチャレンジしているのが、ラクロス・プロデューサーユニット「サムライラクロス」のみなさん。ビーチラクロスは、彼らがこの春から取り組んでいるニュースポーツなのです。
今回OSOTOが取材したのは、「サムライラクロス」によるビーチラクロス大会。クラブチームで活躍されている方から、ラクロス自体はじめて、という方まで、女性8名、男性6名が参加しました。
取材当日は、ナイターとはいいつつも、じっとしていても汗ばむような暑い日。そんななか、男性女性入り混じって試合開始!やはり、男性のほうがパスのスピードが速く、ボールを持って走る姿が力強い。ですが、女性もシュートを決めたり、結構互角の戦いぶり。「ビーチラクロスでは、はっきりいってルールはないです」と、サムライラクロスの浅井威宏さんが言うとおり、難しいルールは考えず、ただひたすらゴールを狙う楽しさをみんなで共有しています。こけても痛くないビーチだから、ジャンピングシュートなどのアクロバティックなプレーも楽しめ、通常のラクロス以上にエンターテインメント性が高いスポーツになっています。
使用するミニクロスはカラーバリエーションが豊富で、それだけではじめるきっかけになりそうなぐらい、おしゃれ。お子さまでも気軽にラクロスに挑戦できるサイズでもあります。まだまだ一般には広まっていないスポーツなので、今からはじめて、ビーチの熱い視線を集めちゃいましょう。
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»サムライラクロス
いかがですか?ビーチでひと汗かきたくなりましたか?
ぎらぎらと輝く太陽が落ち着いた秋だからこそ、ビーチに繰り出しましょう。穏やかな日差しのもと、笑顔はじける楽しい時間があなたを待っています。