vol.06 - スポーツをつくろう。そして、はじめよう。

六甲山フィールド・アスレチック ~自然の中で体を動かす

市街地より5度ほど気温が低く、秋に差し掛かったころには少し肌寒い風が通り抜ける六甲山。スギ林に囲まれ、静寂のなかで小川のせせらぎと小鳥の囀りが聞こえてくる穏やかな環境のなかにあるのが、六甲山フィールド・アスレチック。ここで、今回仲間と一緒に体を動かす楽しみを体験してきました。


3世代で楽しめるフィールド・アスレチック

このアスレチックは六甲山のフィールドを活かし、スギ林のなかに丸太で作られた木造遊具が配置されている地点が40ポイントも点在しています。ロープの綱を登ったり、木の小船で池を渡ったりと様々な難関が待ち受けているのです。 “チャレンジコース”と“チャンピオンコース”の2つのスコアカードがあり、小さなお子さんから大人まで、全ての人たちが楽しめるようになっているのも魅力的。また、運動が苦手な方にうれしいのが、お子さんやお孫さんの付き添いで一緒に回ることもできるように、全ポイントに迂回路があること。無理をせずに自分のペースでアスレチックを楽しむことができて、また、一緒にアスレチックを体験できなくても、楽しい時間を共有することができるのです。とは言えその迂回路も、地形をそのままに作られているから、山を散策しているような感じで歩くだけでもいい運動になり、森の癒し効果もあって、十分リフレッシュできます。

当たりそうで当たらない、結構難しい“三球勝負”

選べるコースで楽しみいろいろ

40ポイント全てを回る“チャンピオンコース”と、比較的容易な20ポイントが設定された幼稚園~小学校低学年のお子さんにおススメの“チャレンジコース” のスコアカードがあります。“チャレンジコース”は比較的簡単な20ポイントのみ抜粋しているので、小さなお子さんや運動が苦手な方でも楽しんで回ることができます。全てをクリアしていく“チャンピオンコース”でも、所要時間は約1時間30分。短かすぎず長すぎないコース設定も人気の1つ。

盛り上がり度の高い人気ポイントの1つ“冒険王”

池を渡っていく“岸へむかって”。池を覗いて見ると鯉もいるよ

人気のポイントは22番目の“冒険王”と24番目の“樹上ながめ”、35番目の“岸へむかって”。“冒険王”は縄の先に球体が付いていて、ちょっと高台になっている場所からその球体に乗ってターザンのように遊ぶもの。大人も子どものころを思い出し、思わず大きな声をだしてはしゃいでしまうポイントです。ブランコを押す感じでグループの人に押してもらうとスリル倍増で、より楽しめます。

また、“樹上ながめ”は、他とはちょっと違った楽しみ方ができるポイント。このアスレチックの一番高い位置にあって、頑張って登ると六甲山からの有馬・三田方面一帯の景色が楽しめます。登った人だけが感じる清々しい風を体感したら、絶対登ってみる価値ありだと思うはず。そして、自分の力で向こう岸に渡る“岸へむかって”。イカダに乗って、ロープをたぐりよせることで池を渡るというもの。“冒険王”と“樹上ながめ”は“チャレンジコース”には入ってないけど、この“岸にむかって”はコースに入っています。小さなお子さんでも楽しめるポイントだから、一見難しそうに見えるけど挑戦してみて。

バランス感覚を問われる“エコロジカルランニング”

心も体もリフレッシュ

更にアスレチックを楽しむ秘訣が“スコアカード”を使うこと。各ポイントには点数が設定してあるから、友だちや家族と点数を競えば、本気度アップ。最高点を狙えば、コースの終盤には汗ぐっしょりです。翌日には、全身筋肉痛なんてことになりかねないほど。みんなでわいわい言いながら進んでいくだけなのに、気付けばかなりの運動量です。今回アスレチックに挑戦したグループも最初のポイントからテンションが高く、楽にこなせそうなときには、思いっきり走ってはしゃいで、とびっきりの笑顔。でも思わぬところで網に足を取られたり、低そうだからと登ってみたら、意外に高く、立ち往生することもありました。そんなときはみんなで手助けしたりして、競い合うだけではなく団結力も深めることができる、なんて予想外の効果も。
コースは女性陣には厳しいポイントがいくつかありました。男性陣が唯一クリア出来なかったのは、25番目の“地面たたき落ち”。これはかなり難関で、挑戦した彼らも“キツイ!”と途中でダウン…。スタッフの方でも「唯一クリアできないポイントです…」とのこと。力だけじゃなくてコツがあるかもしれないから、頑張って挑戦してみて。

3段階の重さがあって、一番重いのはかなり力が必要な“力くらべ”

40ポイント目にある“六甲くぐり”。皆で登って達成感いっぱいに記念写真

「何度も訪れているご家族は、お子さんが前回クリアできなかったポイントを、自分の力で克服していく姿を頼もしく見守っていたりします」と、個々に楽しみを持って訪れているようです。何度でも、できるまで挑戦しようと思わせるのが、このフィールド・アスレチックの最大の魅力かもしれません。子どもから大人まで年齢に関係なく、同じように楽しんで体を動かすことができます。そして、ふと顔をあげて大自然に囲まれていることに気付くとき、心にも清々しい風が吹きぬけていくのを感じるはずです。


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