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	<title>Take me to the out side</title>
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	<description>季節ごとのおそとの楽しみを、『OSOTO』ならではの目線でお届けします。定番の過ごし方から、目からうろこの素敵な使いこなしまで、おそとの魅力がぎゅっと詰まっています。</description>
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		<title>惚れた色に、触れたい</title>
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		<pubDate>Fri, 17 Jul 2015 06:06:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.24 - おそとの色を、いろいろ楽しむ。]]></category>

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		<description><![CDATA[緑が深まる夏となりました。この季節に、おとの色について、これまで以上に知って、見 &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/color03/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_01.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" /></h2>
</div>
<p>緑が深まる夏となりました。この季節に、おとの色について、これまで以上に知って、見て、楽しんでみませんか？そこで今回は、おそとの色をテーマに活動されている方や研究されている方に、それぞれが触れられている色のこと、その色の魅力や楽しみ方、さらには色の不思議についてお話を伺いました。奥深い色の世界を知ると、目に映る色が増え、彩り豊かな毎日を過ごすことができて、気持ちも豊かになっていくはずです。さあ、新たな世界へ足を踏み出しましょう！<br />
（撮影［特記以外］／沖本明　編集・文／福田アイ　協力／<a href="http://www.food-scape.com">foodscape!</a>　）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="marT40">
<div class="graphic">
<h3 class="aligncenter"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/ttl_main03_01.png" alt="惚れた色に、触れたい" /></h3>
</div>
<p class="marT20">「好きなモノは何ですか？」と質問されると、日々触れたり集めたりしたいモノを答えますが、その答えとして「色」を一番にあげるのが、美術作家の<a href="http://shiho-ueda.com/">植田志保さん</a>です。色についてどのように考えておられるのでしょうか。そして、どんなふうに楽しんでおられるのでしょうか。
	</p>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_02.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<p class="marT30">「色が不思議と感じることはいっぱいあります。色たちのことは掴みきれないし、本当のところはわからないから、知りたいし、そんな色に対しての可能性というものに夢が膨らみすぎて、大好きで、ドキドキして、惚れてるんです。だから、ずっと触れていたいし、いっしょに居たい」
	</p>
</div>
<p class="marT10">　彼女の作品は、平面を中心に、立体や空間など多岐に渡ります。すべてに共通することは、その場、そのとき、その物などが求める調和の空気を感じ取り、そこへ向かって色を用いて紡ぐという感覚。色と友だちのようにおしゃべりをしながら完成させるのだそう。だから、植田さんの作品展には『色のすること＿枝豆の声はホトトギス色』というように「色のすること」という冠が添えられています。
	</p>
<div class="imgLink-large marT30">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_03.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" /></p>
<p class="caption-c">2015年春に代々木上原の「case gallery」で開催された個展<br />
『色のすること＿パンジーのつばさよでんぐり返る色』<br />
（撮影／Kei Kagawa）
</p>
</p></div>
<div class="imgLink-large marT30">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_04.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" /></p>
<p class="caption-c">2015年春に「新宿伊勢丹」で開催された<br />
『生活創造者たちのSUPERRESIDENCE展』より<br />
『静寂なる洞窟』<br />
（撮影／Kei Kagawa）
</p>
</p></div>
<p class="marT30">「色も、色のすることも好きなんです。いつでもどこでもすべてにおいて色はあるし、色は空中にもあると思っていて。例えば仕事の場合、依頼内容を聞いてイメージしたら、『ちょっと協力してくれるかな』と色に集まってもらって、その動きを察したり、気持ちを感じたりして、『なるほどこうなりたいのか』『そっちに行きたいのか』と思ったり、『これがいいかなぁ、どう？』と声を聞いたりしています。そうやって絵の具で物に色を定着させて、お伝えする係が私です。観ていただく方には、色のすることをいっしょに不思議に思ってもらって、ウットリして、楽しんでもらえたらいいなと思っています」
	</p>
<section>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_05.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_06.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_07.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<div class="container marT10">
<div class="imgBox49 mar_R2">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_08.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<div class="imgBox49">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_09.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<p class="caption">取材時に制作されていたのは、大阪・福島でオープン直前の「foodscape！」１階にあるイートインスペースの壁画。依頼内容は、「都心の忙しい人たちの止まり木のように。少しでも羽を伸ばして休憩できる癒しのイートインスペースになれば」。それに対して植田さんは「この場所、この壁は、どういう空間がほしいか、いろんなことを感じ取って、紡いでいます」
		</p>
</p></div>
<p class="marT30">　植物や野菜をはじめ、特定の物と長く接する仕事をしている人たちが、物の声が聞こえてくるようになるという話をされることがあります。植田さんにとっては、その物が「色」。そして、植田さんが色をまるで生き物であるかのように話す理由は、既成概念にとらわれない「～かもしれない」という考えを持っているからです。
	</p>
<p class="marT20">「だって、色も生きているかもしれないじゃないですか？私たちも生きているとは言い切れず、たぶん生きているんですが、生きているかもしれない、ですよね。その境目を外すと、私たちも色たちも、いっしょ」
	</p>
<p class="marT20">　世の中には「絶対」ということはないのかもしれない。そういう観点に立つことを、植田さんは「色」を通して伝えることもおこなっています。そのひとつが、『“みどり”って何色？』という子ども向けワークショップの開催。
	</p>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_10.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" /></p>
<p class="caption">2014年夏に大阪府池田市にあるカフェ＆ギャラリー「GULIGULI」で開催された個展中のワークショップ『“みどり”って何色？』の様子。（撮影／Shiho Ueda）
		</p>
</p></div>
<p class="marT30">「“緑”って、みんな言ってるけど、言葉でしかなくて、本当のところはいったい何色だろうか、と思ってたんです。それで、子どもたちと実際散歩に出かけて、見つけた物の色を掴まえて紙に定着させました。決まってしまっているかのように“緑”と言われていることを一旦取り外して、『これも緑かもしれない』という可能性みたいなことをみんなで思い巡らせて描くことがすごくいいなって。
	</p>
<p class="marT20">『これはこういう色です』というのは、それはそれでいいと思うんです。でも、『こうかもしれない』と思って見ると、不思議に思うことやウットリすることが止まりません。そういう思いを巡らせることが豊かさだったり、なんか良かったりします」
	</p>
</section>
<section>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_11.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<p class="marT30">　植田さんが制作するときは、まずはイメージすることからはじめます。そのイメージは、日々のことや世界のことを色で捉え、「わー、これ、ウットリするほど綺麗！好き！」と目を輝かせたときの記憶が元となっています。そして、ウットリは、色を独自の見方で見ることから生まれてきます。「どこを見るでもなく、まんべんなく、あまり余計なことを考えずにフラットな状態でグイーンと見る」。そのとき大事なことは、いつでも「はじめまして」の気持ちを持つこと。</p>
<p class="marT20">「色はいつでも全員はじめまして。ですよね？」</p>
</section>
<section>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_12.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" /></p>
<p class="caption">2014年春に大阪市の「iTohen」等で開催された巡回展『色のすること_色葉牡丹』で発表した立体作品『色葉牡丹』（撮影／SKKY）。子どものころに祖父母が育て、地域の小学校などに贈っていた葉牡丹を「わりと目を凝らして、グイーンと見ていた」ことで記憶されている「にぎやかでもなく、 目立ちすぎない、ささやかな色」がベースとなっている。「葉牡丹の色を想うと、いっぱい色がありました」
		</p>
</p></div>
<p class="marT30">「私は兵庫県のものすごい山のなかで育ったんですが、草を見たり、水を見たり、家の畑で育てているホウレン草の茎やオクラの毛とかをめっちゃ綺麗と思って、そういうのにウットリして、胸がいっぱいになっていました。今でも料理するときは、ホウレン草の茎の色にウットリして、調理に20分もかかってしまって…。色にもっと慣れてスムーズに行動したいんですけど、気になる。すごく細かい色も。たまに気になりすぎて疲れる（笑）。
	</p>
<p class="marT20">
だからこそ、私は、発見したウットリを紡ぐ係。これからの時代、物がいろいろ増える時代にはならない気がしていて。物そのものを増やすというよりかは、今ある物をもう一回見つめることによって、言葉にできない中間色みたいな膨らみのようなモノを発見するということが大事かなと思っています。
</p>
<p class="marT20">
例えば、草をじっと見るとか、川を改めて見るとか、そうすることで、明るさや希望や光の色を発見して、それにウットリしたら、私の場合は、紡いで、作品として発表していきたいと思っています。ウットリする色があったら、それだけで生きててよかったと思う。なおかつ、生きていこうと思えますから」
	</p>
<div class="container marT30">
<div class="imgBox49 mar_R2">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_13.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<div class="imgBox49">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_14.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<div class="imgBox49 mar_R2">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_15.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<div class="imgBox49">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_16.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<div class="imgBox30 mar_R2">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_17.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
<div class="imgBox68">
			<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_18.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
		</div>
</p></div>
</section>
<div class="infoBox34 marT50">
<div class="profileImg">
	<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_19.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<div class="profileTxt">
<p class="fontWeightB marT10">植田志保さん</p>
<p>1985年兵庫県生まれ。美術作家。子どものころから、何事も色で認識する。「ピアノを弾いていても、ドの人の色、レの人の色と、色で見ていて、和音を弾くとき、ドミソの人たちの色が合わないから嫌だ！とか」。特に好きな色は、「山にあるような色。落ち着くからですね。ときどき山へ元気を取り戻しに行く山チャージをしています」。雨が好きなことから、初個展のタイトルは『雨のひとつぶ』として、雨の粒の絵ばかりを発表。その後、関西を中心に個展やグループ展を多く開催し、海外にも進出。最近の活動は、Artevent『heART2014』／インターコンチネンタルホテル大阪での展示、モロゾフ「coffret」／イラストレーション提供、Depot Basel:MUSTERZIMMER 11 ／チューリッヒでの展示、なんばCITY2014 春 メインビジュアル／アートワーク担当、季刊『草月』江國香織さん連載／挿画の担当、など。
	</p>
<dl>
<dt>
公式サイト</dt>
<dd>
<a href="http://shiho-ueda.com">http://shiho-ueda.com</a></dd>
</dl>
</div>
</div>
<p><!--infoBox34--></p>
<p class="thx02">＼植田志保さんの描いた壁画を観に行こう！／</p>
<div class="infoBox35">
<div class="profileImg">
	<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/03_20.jpg" alt="惚れた色に、触れたい" />
	</div>
<div class="profileTxt">
<p>2015年6月23日にオープンした「foodscape!」は、風土とfoodを融合させた食べられるアート「foodscape!」をはじめ、様々な活動を通して食の本質を伝える料理開拓人・堀田裕介さんが手がけるアトリエ兼ショップ。１階のコーヒーとパンのお店では、堀田さんが全国の生産者を訪ねるなかで出会った、旬の食材を使用するパンと豆の鮮度にこだわったパンに合うコーヒーを楽しめる。植田志保さんが描いた壁画はイートインスペースに。「色のすること」を感じながらいつでもほっこり。テイクアウトが可能なので、近くにある中之島の川辺で食べるのも気持ちよい。
</p>
<p class="padB1">
住所　大阪市福島区福島1-4-32<br />
TEL　06-6345-1077<br />
営業時間　8時～20時<br />
定休日　不定休<br />
URL　<a href="http://www.food-scape.com">http://www.food-scape.com</a>
</p>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>そのとき、その場所だけの色を求めて</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/color02/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/color02/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 29 May 2015 01:31:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.24 - おそとの色を、いろいろ楽しむ。]]></category>

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		<description><![CDATA[草が青み、花が咲き誇り、山が笑う春は、いろいろな色が溢れ出します。この季節に、お &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/color02/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/02_01.jpg" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" /></h2>
</div>
<p>草が青み、花が咲き誇り、山が笑う春は、いろいろな色が溢れ出します。この季節に、おそとの色について、これまで以上に知って、見て、楽しんでみませんか？そこで今回は、おそとの色をテーマに活動されている方や研究されている方に、それぞれが触れられている色のこと、その色の魅力や楽しみ方、さらには色の不思議についてお話を伺いました。奥深い色の世界を知ると、目に映る色が増え、彩り豊かな毎日を過ごすことができて、気持ちも豊かになっていくはずです。さあ、新たな世界へ足を踏み出しましょう！<br />
（文／井口啓子　編集／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/ttl_main02_01.png" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" /></h3>
</div>
<p class="marT20">　慌ただしい日々のなかで、ふと空を見上げたとき、言葉では言い表せないような青空や、微妙なグラデーションの夕焼け空が目に入り、思わず心を持っていかれたという経験は、誰しもあるのではないでしょうか。おそとに出て、まわりを見渡すと、そこには様々な色が溢れています。一本の木の葉っぱも、ようく見れば同じ色はなく、季節や天候や時間帯によって、次々と変化していきます。
	</p>
<p class="marT20">　そんな、その場所にしかない「色」を求めて、日本はもちろん、海外にまで足を運んでいるのが、デザイナーの藤原大（ふじわら・だい）さん。2007年より「カラーハンティング」という言葉で、身近にある自然や生物の「色」を観察・把握し、色見本化していく試みをライフワークにされています。2013年にはディレクターを務めた企画展『カラーハンティング展　色からはじめるデザイン』を東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催。震災以降の365日間の空の色をインスタレーションとして展示した『スカイダイアリー』をはじめ、カラーハンティングの活動から生まれた19のユニークなプロジェクトは、新たな発想によるデザインワークへのアプローチとして、様々な分野から大きな注目を集めました。
	</p>
</div>
<section>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/02_02.jpg" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" /></p>
<p class="caption">『カラーハンティング展　色からはじめるデザイン』の展示作品『スカイダイアリー』。(撮影: 木奥恵三)</p>
</p></div>
<p class="marT30">　藤原さんの提唱する「カラーハンティング」とは、そこにある色を採取すること。具体的な作業としては、様々な土地に出掛け、空や海や山や植物や生物など、目の前にある現実の色を見ながら、水彩絵の具を調色してカラーチップという小さな細長い紙片に色を塗っていきます。
	</p>
<p class="marT20">「例えば、旅先ではペットボトルの水とパレットを使っています。沖縄の宮古島にある海でおこなったときは、太陽光が強く、色が変わるのがよくわかった経験があります。光が変わるごとに絵の具の色を調整して、どんどんカラーハンティングしましたね。自由の女神の近くを流れるハドソン川でもカラーハンティングをしましたが、そのときは曇りで。雲が動くと空の色も川の色も目まぐるしく変わっていくので、ハドソン川の色といっても、1日だけでも膨大な数の色がありました。
	</p>
<p class="marT20">　もしクライアントからハドソン川の近くで環境にやさしいビルを建てるリクエストがあれば、その川の色を調査して、定量化した色を使うという風景になじむデザインもおこなえます。その色を写真とかパソコンのデータで見るのと、現場で自分の目で見るのとでは、やっぱり色が全然違う。わかりやすいデジタルな色も大事だけど、実際の印象って、揺るぎないものがありますね」
	</p>
<div class="imgLink-large marT30">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/02_03.jpg" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/02_04.jpg" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" /></p>
<p class="caption">八ヶ岳でおこなわれたカラ―ハンティング。<br />
『カラーハンティング展　色からはじめるデザイン』では採取した８色を用いて雛人形を制作。<br />
その土地の色をまとったその土地ならではの雛人形ができあがった。(© Yamanaka Yu)
</p>
</p></div>
<p class="marT30">　藤原さんがカラーハンティングの活動をはじめたのは、デザイナーになってからのことですが、大学生のころから、自然の色を見比べながら作品を作っていたと言います。
</p>
<p class="marT20">「パンと雲の色って似てるなぁと思い、パンの白いところをちぎって雲と白さを見比べてみたり、海のなかに潜って、赤と青の旗を立て、白黒の写真を撮ってみたり、地上だと赤の方が目立つけど、青い海のなかだとどういうふうに見えるのかと実験してみたり。もっと遡ると、小さいころからいろんな色を使って絵を描くことが好きだったので、振り返ると色自体に興味があったのかなと思います」
</p>
<p class="marT20">　そんな藤原さんを動かしたのは、自身が目にする色と仕事で使用できる色とのギャップ。というのも、ファッション・印刷・塗料・住宅など、色を取り扱うデザインの現場では通常、既成の色見本帳を元に色を選択・決定していきますが、人の目で認識できるすべての色が含まれているわけではないからです。
</p>
<p class="marT20">「一説には、人がモノに抱く印象のうち、90％以上の情報は視覚情報、つまり色が大きく影響を与えていると言われています。そういう意味において、色はデザインする上でイメージを決定づける重要な要素なんです。ところが、色見本帳には、微妙な中間色は思っているほどなくて、自分の思うようなデザインをする上で困ることが結構多いんですね。それじゃあ自分で作った方がいいなと考えるようになって。
</p>
<p class="marT20">　ほかに、街で見る色が同じような色ばかりで、広がりがないようなことを感じた時期があったんです。服や車やビルとか、例えば青が流行るとみんな似た青にするけれど、同系色でも、もっと微妙な中間色があってもいいのにと思っていた時期があって、そういうのがカラーハンティングをはじめるきっかけになりましたね。
</p>
<p class="marT20">　自然の色って、意識して見ないとほとんど違いがわからないんですけど、中間色がすごく豊富なんです。その微妙な美しさを価値として認識できるように、日本には古来から山吹色とか茜色とか露草色とか、中間色を言い表す言葉が豊富にあるんですよね。カラーハンティングは、そんな自然の色を直接現場に行って採って来ようという考え方です。オフィスにいるだけでは想像できない色に出会えるし、私にとっては単純に楽しいことなんです」
</p>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/02_05.jpg" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" /></p>
<p class="caption">『カラーハンティング展　色からはじめるデザイン』の展示作品『国家珍宝帳』。<br />
正倉院に収められた聖武天皇の遺愛品のリストから20色の布を再現。<br />
中間色といえるこれらの色は、草木染作家によって天然染料で染められている。(撮影: 木奥恵三)
	</p>
</p></div>
<p class="marT30">　今や世界中の様々な風景やモノを、家から一歩も出ずに、テレビやネットの鮮明な画像で簡単に見ることができる時代だからこそ、自分の足でその場所に立ち、自分の目で見ることには、想像を上まわる感動や発見があります。そして、そんなプロセスを通して見つけた色は、そのとき、その場所にしかない「自分だけの色」になるのです。
</p>
<p class="marT20">「ちょっと前に香港に行ったとき、街のなかで結婚式をやっていて。みんなが二人をお祝いしていたんです。私は、その横で空の色を採っていたんですけど（笑）、そのときの空の色というのは二度と見ることができない青なので、まさに二人の記念の色ですよね。このようなコンセプトで作品を作り続けています。カラーチップで色だけ見ると、関係ない人には単に『綺麗な空色だな』というくらいのものですけど、＜二人の結婚式の日の空色＞って名前を付けることで、特別な価値が生まれる。価値ってそういうもので、モノではなく意味なんですね。
</p>
<p class="marT20">　震災で残ったという気仙沼の奇跡の一本松の色も採りました。松というモノが大事というより、モノの裏にある意味が大事なわけです」
</p>
<p class="marT20">　ちなみに、これまでに藤原さんがカラーハンティングの対象としてきたものは、世界中の花鳥風月はもとより、「赤ちゃんの肌」なんてものも！
</p>
<p class="marT20">「“顔色を伺う”って言葉があるけど、本当に生まれたばっかりの赤ちゃんって、喋られないから怒っているのを肌の色で表したりとか、意識が肌の色に表れやすいんですよ。赤ちゃんのほっぺの柔らかさや色は、正真正銘、二度とは返ってこない、そのときだけの色ですよね」
</p>
<p class="marT20">　なるほどカラーハンティングとは、単に「自分だけの色」を見つけるだけでなく、そこに「自分だけの価値」を重ねてゆく行為でもあるようです。
</p>
<p class="marT20">「絵の具で自然の色を採るという行為は、以前は誰にでもできると思っていたし簡単そうなんですが、実際やってみると現実的には難しいこともあるかもしれません。でも、絵の具を使わなくても、日常のなかで楽しめることです。例えば、秋になって温度が下がってくると山の色が変わってくるとか、夏になると日射しが高く強くなって影が濃くなってくるとか、みなさん情報として知っていることでも、後で実際に外に出て自分の目で眺めてみるといいですよ。意識して見る色と風景として眺めている色とが重なってくると日常のイメージが変わります。
</p>
<p class="marT20">　自然の色を楽しむことは、みなさん普段から多かれ少なかれされている行為です。紅葉で期待している色よりも強く出ている色を見て無意識に見流してしまえることは、気持ちよさだけを求める場合には良いと思ったりします。でも色だけでなく風の音や、山の香りを重ねて色を言葉で表現したり、誰かと話をして確認したりすることで、その印象をより深く心に留められると思うんです。
</p>
<p class="marT20">　そして自然だけでなく、建物や車やアスファルトとかの人工物も、季節によって色が変わるんですよ。外の色は大気中の細かい霧のような水分が光を拡散したり反射させたりして大きく変わるので、湿度や温度によって微妙に違って見えるんです。
</p>
<p class="marT20">　桜や紅葉を、そのときだけの色だと思って楽しむのと同じで、すべての色は、そのときにしかないものとも言えます。色を追いかけて外に出るということを、もっと意識的にしてみるとおそとでの楽しみが広がると思いますよ」
</p>
<p class="marT20">　色は正直でやさしい――と、藤原さんは言います。色は何も言わず、黙って寄り添ってくれます。同じ色を見ても、そこにどんな意味を見出すかは人それぞれ。例えば、私たちは、気持ちに余裕がないときはどんなに美しい色であっても、心が動かないことも少なくありません。だからこそ、おそとの色の微妙なニュアンスに気付き、様々な価値や意味を見つけてゆくことは、そこに映し出される、私たち自身の心に目を向けることなのかもしれません。
</p>
</section>
<div class="infoBox33 marT50">
<div class="profileImg">
	<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/02_06.jpg" alt="そのとき、その場所だけの色を求めて" />
	</div>
<div class="profileTxt">
<p class="fontWeightB marT10">藤原大さん</p>
<p>神奈川県出身。1992年に北京の中央美術学院国画系山水学科に留学。1994年に多摩美術大学美術学部デザイン科を卒業後、三宅デザイン事務所に入社。2006年から2011年までISSEY MIYAKEクリエイティブ・ディレクターとして活躍する。2008年に<a href="http://www.daiand.com">株式会社DAIFUJIWARA</a>を設立。現在、MUJI to GOディレクター、多摩美術大学教授、東京大学生産技術研究所研究員などを務めるほか、地域貢献デザイン活動にも関わる。作品は、毎日デザイン大賞、グッドデザイン大賞などを受賞、ニューヨーク近代美術館（MoMA）永久コレクションにも認定されている。「カラーハンティング」という言葉を2007年ごろから用いて活動を開始。2013年には、ディレクターを務めた企画展『カラーハンティング展　色からはじめるデザイン』を東京ミッドタウン・ガーデン内にあるデザイン展示施設「21_21 DESIGN SIGHT」で開催。同名で書籍も発売されている。
	</p>
</div>
<p><!--infoBox33-->
</div>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>草木が持つ色の不思議</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/color01/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/color01/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 17 Apr 2015 01:21:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.24 - おそとの色を、いろいろ楽しむ。]]></category>

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		<description><![CDATA[草が青み、花が咲き誇り、山が笑う春は、いろいろな色が溢れ出します。この季節に、お &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/color01/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_01.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" /></h2>
</div>
<p>草が青み、花が咲き誇り、山が笑う春は、いろいろな色が溢れ出します。この季節に、おそとの色について、これまで以上に知って、見て、楽しんでみませんか？そこで今回は、おそとの色をテーマに活動されている方や研究されている方に、それぞれが触れられている色のこと、その色の魅力や楽しみ方、さらには色の不思議についてお話を伺いました。奥深い色の世界を知ると、目に映る色が増え、彩り豊かな毎日を過ごすことができて、気持ちも豊かになっていくはずです。さあ、新たな世界へ足を踏み出しましょう！<br />
（撮影／沖本明　編集・文／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/ttl_main01_01.png" alt="草木が持つ色の不思議" /></h3>
</div>
<p class="marT20">　おそとを見渡したとき、心を動かす色を放っているものといえば、植物。一日に一度は、誰もが目にするのではないでしょうか。といっても、普段は何気なく見て通り過ぎるだけ。その色について深く語れる人はどれほどいるのでしょう。そこで、植物が持つ色と日々向き合う草木染作家さんに詳しく教えてもらうことにしました。数多くいらっしゃるなかから、OSOTOがお願いしたのは、兵庫県の南西部、相生市の山間部で<a href="http://www.chaiv.net/">「草木染工房ちゃー美流（びる）」</a>を開かれている徳力弥生（とくりき・やよい）さん。1990年より、「自然」をテーマに、工房から半径200m圏内に生息する植物を摘み、糸を染め、ニット作品を制作されている草木染兼編み物作家さんです。
	</p>
</div>
<section>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_02.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT30">　作品の大半は、その時々に工房から見た景色の色を編んだもの。自分の好きな色で編むというよりも、おそとに合わせた色で編むことに喜びを見出されています。「長年、ひたすら同じことを繰り返してきたんですが、最近すごい発見をしたんです」という新たな報告も含め、草木染による色の世界へ案内していただきます。
	</p>
<div class="imgLink-large marT30">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_03.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_04.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT30">　徳力さんは、工房を立ち上げる前から編み物教室を主宰。様々なものを編み続けているなか、自然が織りなす色をした材料をいつも選んで買っていることに気づいたそうです。そこで、草木染教室へ通ったところ、「難しいイメージはすぐになくなりました。うちのまわりには染める材料がたっくさんある。染める場所もある。大きな鍋もある。できる！と、１ケ月後には工房を作り、無理なくすっと仕事のできる体制ができあがっていました」
	</p>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_05.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_06.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT20">　草木染とは、植物の花・葉・実・茎・皮・根などから色素を煮出し、染料にして繊維を染めること。最も発色が良い時期は、ほとんどの植物が花の咲く前。そのときに摘んで染めます。染める際には、色素の繊維への定着と発色を良くするためにアルミや鉄、銅といった金属系の物質などで媒染という作業をおこないます。染まる色は、その媒染剤によって、大きく変わり、煮出した植物の色に似ることはあっても、そのままの色が染まることはほとんどありません。どんな色に染まるかは、染めてからのお楽しみ。
	</p>
<div class="imgLink-large marT20">
<div class="container">
<div class="imgBox48 mar_R4"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_07.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" /></div>
<div class="imgBox48"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_08.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" /></div>
</div></div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_09.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT20">「例えば、ビワやキウイの場合は、葉を染めると、実の色のように染まります。クリは、葉も花もイガも同じ色に染まります。鉄媒染だとグレー、銅媒染だと茶色が出るんですよ。それぞれ見た目は違っても持っているものが同じなんでしょうか。いずれにしても何色に染まるかは染めてみないとわかりませんが、元の植物を見れば、どれも納得できる色が出ています。
	</p>
<p class="marT10">　そんななかでの私の染めのルールは、植物の見たままの色にできるだけ合わせること。その方が一番きれいかなと思っているんです。あとは、細かいことは考えなくてよいということ。植物の量が少なかったら、少ないなりの薄い色が出るし、多ければ多いほど濃く染まるし。まだ色を出す時期じゃなかったのかなというときもあります。といっても、失敗はないというか。認めないというか。どうやっても、同じ色はないんです。微妙にちょっとずつ違うんよね。煮出す水の量でも違うし、去年と同じ色が今年も出るとは限らないし。最初は、ちゃんと計ってデータ化してノートに付けてたんですが、絶対同じ色にできないとわかった時点で、邪魔くさくなって（笑）。同じではないからショックとかはなく、いつもと違う色が出たときは、嬉しいんですよね。ほんと、どの色も良いから」
	</p>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_10.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT20">　徳力さんの草木染は、多くの材料が身近にあることから、とても自由で大胆です。４月に入り、ツクシやヨモギやタンポポが出て来ると、その年の草木染がスタート。秋が終わるころまで草木染と編み物の多忙な日々が続きます。「春の大型連休ごろになると染めるものがいっぱいあって。それから10月までは、手あたり次第（笑）。出てきたものは全部染めます。まわりにある草木はすべて染の材料。何でも染まるのよ」
	</p>
<p class="marT10">　この色が欲しいからと、決まった植物を摘んで染めるという方法ではなく、この植物と決めてその色だけを楽しむという方法でもない。この季節を、この自然を余すことなく色にしておきたいという意志のようなものと、ひたすら染めることが好きという気持ちが合わさって徳力さんの色はできあがる。そんななかから、たくさんの発見があったと言います。
	</p>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_11.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_12.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_13.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT20">「春に出てくる草はとってもやわらかいでしょ。だから、染まる色もやわらか。やっぱり、春っぽいんです。見たらすぐわかりますし、春に見るとしっくりきます。夏の色は、さわやか。秋には、植物って枯れていきますよね。ということは、枯れた色しか出ないんです。色を残そうとする、物悲しい感じが出ています。そして冬は、草がなくなって、色もだんだんなくなっていくということですね。染めるものがなくなります。
	</p>
<p class="marT10">　おもしろいのは、例えばヨモギは、春に芽を出し、秋まで成長する植物で、その時々で色を出すと、何種類も染められるんですが、春なら淡い色に、秋ならしっとりと落ち着いた色になります。そしてヨモギに限らずなんですが、春に落ち着いた色を出したくても、どうやっても出ない。違う季節の色は出せないんですよね。
	</p>
<p class="marT10">　それと、最近の夏は暑いでしょ。以前は、お盆を境に秋の色が出ていたんですが、最近は暑すぎて次への準備に入るのが早いからか、７月には秋の色が出るという現象が起こっているんですよね。ほんと、草木で染めた色を見ていると、発見することはいっぱいあります」
	</p>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_14.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT20">　このように多くの発見ができるほど染め続け、その結果たくさんの色が出せたからこそ、徳力さん独自の、工房から見た“景色の色”を編む作品はできあがったと言えます。というのも、創作のスタイルが、夕焼けなどの心に響いた景色を写真に収め、その景色を心のなかでひとつひとつ色に分け、色に合う草木染の糸を選び、景色を想いながら素直に色を重ねて編むというものだからです。
	</p>
<div class="imgLink-large marT30">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_15.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_16.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<p class="marT20">「ここの色にはこの糸が合うなとひとつひとつ合わせていったら、微妙な色もぜーんぶ揃うんです。しかも、春の景色は、春に摘んで染めた糸ばかりで揃う。夕焼けの空の色とかも、全部揃うんですが、６月の夕焼けは、６月の植物で染めた糸でないと出せないんです。ということは、逆に考えると、景色の色がぜーんぶ糸に染まるということ！それがここ最近の大きな発見なんです。目の前の景色にあった色が本当に染まるっていうのがすごいなと。世の中にある色は、草木が全部持っているのかなあと。そうやって編んだものは、理想的な配色で、きれいなあと思うんですよね」
	</p>
<p class="marT10">　ニットとなったおそとの色を見てみると、自然の風景を直接見ているかのように、確かに目にも心にもすっと馴染みます。徳力さんが撮影した写真の景色と比較しても違和感なし。穏やかな気持ちになります。とはいえ、草木が持つ色には、掴めそうで掴めないことがなんと多いのでしょう。自然の不思議な力が宿っているからでしょうか。そんなことを思いながら工房に居続けると、気づけば、草木染の色に心を掴まれていました。
	</p>
</section>
<div class="infoBox32 marT50">
<div class="profileImg">
	<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/24images/01_17.jpg" alt="草木が持つ色の不思議" />
	</div>
<div class="profileTxt">
<p class="fontWeightB marT10">徳力弥生さん</p>
<p>1953年生まれ。兵庫県相生市在住。20歳のころに編み物教室へ通いはじめ、1977年に自身で編み物教室をスタートさせる。1990年に「草木染工房ちゃー美流」を主宰。2004年よりクラフト展に参加しはじめ、同年には全国手工芸コンクール優秀賞受賞。夫も草木染の作業を手伝うようになる。現在は、工房での教室や各地でワークショップを開催。全国各地で展示会もおこなっている。公式サイトでは、blogで、染に使った植物や編み物作品、イベント情報などを発表し、草木染の糸や作品を販売するオンラインストアも併設。著書には色への溢れる思いと糸や作品を紹介する『草木の色を編む暮らし』（アートダイジェスト）がある。
	</p>
<p class="fontsmall">※2015/4/22（水）～4/28（火）には、ジェイアール京都伊勢丹 10階趣味雑貨売場にて展示会を開催。</p>
<dl>
<dt>草木染工房ちゃー美流公式サイト</dt>
<dd><a href="http://www.chaiv.net">http://www.chaiv.net</a></dd>
</dl>
</div>
<p><!--infoBox31-->
</div>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>かかとへアプローチする 生き方エクササイズ！</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/farm03/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/farm03/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 10 Mar 2015 02:30:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.23 - 今こそ、足が地に着く生き方を。]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://osoto.jp/takeme/?p=884</guid>
		<description><![CDATA[写真右は「からだクリエイトきらくかん」代表の奥谷まゆみさん。写真左はスタッフの有 &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/farm03/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_01.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" /></h2>
<p class="caption">写真右は「からだクリエイトきらくかん」代表の奥谷まゆみさん。写真左はスタッフの有吉ゆきこさん</p>
</div>
<p>気持ちや考え方が「しっかり安定していて、危なげなく、落ち着いている」ことを言い表す慣用句「足が地に着く」。漠然とした不安を感じている人が多い今の世の中では、足が地に着く状態でいることが必要ではないでしょうか。そのためには、どうすればよいかと思い悩む事に時間を費やす人も多いことでしょう。そこで、OSOTOは、ひらめきました。実際に、多くの時間、足を大地に着けて身体を動かして過ごすと、気持ちや考え方も足が地に着くようになるのではないか。この考えを確かめるために、ここ数年の間に仕事の場を畑や山へ移した方々を訪ね、気持ちや考え方の変化を中心にお聴きすることにしました。また、足が地に着いている人の身体のことや足を地に着ける方法を「からだの専門家」にお聴きします。<br />
（撮影／出原和人　編集・文／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/ttl_main03_01.png" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" /></h3>
</div>
<p class="fontStyleOsotoLead">　同コンテンツのvol.17<a href="http://osoto.jp/takeme/index.html">「がんばらないで健やかに」</a>にご登場いただき、心と身体がワンセットであることを教えて下さった<a href="http://www.kiraku-kan.com/">「からだクリエイトきらくかん」</a>代表の奥谷まゆみさん。心理療法と整体を学んだのち、身体を観察することから、ひとりひとりに合うエクササイズを見出すという独自の整体法を考案した整体師です。そこで、今回もご登場いただき、慣用句「足が地に着く」と実際の足との関連をお聴きすることにしました。すると、やはり、心と身体は繋がっているとのこと。又、「心を変えたいなら、身体を変えた方が早い」という考えを持たれているので、足が地に着くようになるエクササイズや身体の使い方を教えていただきました。ポイントになるのは、かかと。「かかとって本当にエライの！」と奥谷さんが絶賛されるかかとに意識を向ければ、どんな人の足も地に着く。つまり、気持ちや考え方においても足が地に着く生き方をすることができるようになるそうですよ！
	</p>
<div class="imgLink-large marT10">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_02.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" />
	</div>
</div>
<section>
<div class="subTitle_Farm">決め手は、重心の置きどころ。<br />
キーワードは、「責任」「現実」。
	</div>
<p class="marT30">気持ちや考えの上で足が地に着いている人は、実際の身体を見ても足が地に着いています。日本人は、身体感覚が素晴らしくて、身体についての慣用句を身体ありきで生んできたと、本当によくわかるんですが、例えば、腹が立っているときには、おなかの筋肉が立っているし、逆に言えば、おなかの力を抜いて、フニャっとしたまま「ちくしょー」「超腹立つー」と怒ろうと思っても怒れないと思うんです。「足が地に着く」も、まさにそう。
	</p>
<p class="marT30">では、足が地に着いているとはどういう状態かといえば、かかとに重心を置いているということなんです。かかとに重心があると、実際はベタっと着いているわけではないけど、すっごくぴったりしっくり地面に着いている感じがします。安定してるんですね。それだと、おなかに力が集まりやすいから、踏ん張れて、気持ち的にも、どうしよどうしよって不安を感じないし、いろんなことを冷静に判断できて、気持ちが落ち着いた状態でいられます。私の場合は、足が地に着いている人は、足の裏を見るとすぐわかるんですが、そういう人のかかとは、大きい。そこから生き方もわかるんですよ。
	</p>
<p class="marT30">かかとに重心を置いている人、つまり足が地に着いている人は、身体的、あるいは精神的に負荷がかかっている人です。重い荷物を持つとか物理的に踏ん張ることが多い人に加え、責任を背負っている人もそうなんです。責任というのは、「あなたは自由にしてもいいですよ」という意味なんですよね。なんでも自分で決められる。そこをみんな誤解しているんですけど、はじめはちょっと大変と感じつつも、「この仕事を投げ出さないでやらなきゃ！」「人のせいにしないで生きていこう！」と思うと、仕事の大きさは関係なく、どんな仕事でも楽しくなるし、身体はその負荷を抱えられるようにしようとなるので、自然とそのような身体、つまり、かかとに重心が移ってくるようになります。
	</p>
<p class="marT30">また、かかとに重心がある人は、現実をちゃんと見ている人。「今」に気持ちを向けている人です。例えば、農業は、目の前にあるものを扱っていますよね。目の前の雑草だったり、収穫物だったり、枯れてしまったものだったり、すべて現実なわけです。農業以外でも肉体労働は現実を見やすいですよね。だから、かかとに重心を置きやすいというのもあります。
	 </p>
<div class="imgLink-large marT20">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_03.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" />
	</div>
</section>
<section>
<div class="subTitle_Farm">身体の軸は時間の軸。<br />
今を充足できない身体とは？
	</div>
<p class="marT30">逆に、かかとから重心が外れている人は、「今」に気持ちを向けられません。身体の軸は時間の軸とすごく似ているんですが、お尻が後ろに出て、胸を前に突き出し反り腰で前傾になる人の場合は、先に意識が行き過ぎます。例えば、今ものすごく幸せだけど、明日どうなるかしらと心配になる。今ごはんを食べているけど、明日のごはんのことが気なってしまう。主食を食べているのにデザートのことを考えてしまう。先のことは、イメージに過ぎません。目の前のものに気持ちを向けずイメージばかりしていると、さらにどんどんどんどん前に傾いてしまいます。
	</p>
<p class="marT30">最近、反り腰で前傾になりやすい人が増えていると感じるんですが、現実を見たくないというのもありそうですね。現実を見ないと、自分の問題点を見ないわけだから、改善や解決が何もできない。現実の積み重ねが自分というものを作るから、いつも明日ばかり見ていると、スカスカな自分になってしまいます。一年間、スカスカで過ごすのと、毎日自分に足りないことや今の自分にできることを考え積み重ねてやっているのとでは、一年後にとんでもない差が生まれますよね。
	</p>
<p class="marT30">同じ前傾でも腰が後ろに傾いている猫背の場合もあって、その人は意識が後ろに行きます。過去の話や過去の自慢が多くなるんです。自分がこうなのはこういう育ち方をしたからだ。今こうあるのはなぜだろうとか原因を究明したがる。なぜそういえるかというと、例えば、小さなころに住んでいた景色を思い出して下さい、と質問されると、身体はどうなっているでしょうか。腰がちょっと後ろに倒れて背中が丸まり前傾になっていませんか？つまり思考と身体の使い方はセットだからです。
	</p>
<p class="marT30">又、かかとに重心を置き過ぎている人もいます。かかとだけじゃなくて全部がペタっと着いている、へん平足ですね。そういう人は、すごく現実的過ぎるんです。「こうなったらいいのになぁ」とか夢を見られない。「どうせ俺は無理だよ」と今しか見られなくなっている人。そういう人は、スタンプを押すみたいに歩くんですが、前に進みづらいし、かかとに力が入り過ぎて、かかとにヒビ割れができてしまうんですよね。私たちの何かをする原動力って、こうなったらいいのにという想像や夢があるから。だけど、かかとに重心を置き過ぎている、つまり地に足が着き過ぎていると、明日も明後日も今と同じでいい、現状のままでいいと思って成長がないんです。
	</p>
<div class="imgLink-large marT20">
		<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_04.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" />
	</div>
</section>
<section>
<div class="subTitle_Farm">人間は四つ足に戻りたがる。<br />
だから二本足を意識してキープ！
	</div>
<p class="marT30">実は、人間は、普通に生きていたら前傾するようにできているんです。というのも、四つ足向けの身体なのに、無理矢理二本足で立っているから。動物と人間の骨を見ると、頭蓋骨の形とかはちょっと違うけれど、ほぼ同じ骨で構成されています。動物になくて人間にある骨は鎖骨だけ。二本足になるとき、頭を支えるために肋骨の一部が変形したそうです。それだけの差だし、人間は必要なものが身体の前面に全部付いているから元々つま先に重心を置きやすい身体でもあるので、私たちは、すぐに前傾してしまう。でも、人間として生きていくためには二本足で立たなきゃいけない。そのとき、どちらかに傾いた姿勢だと重心はかかとから外れてしまうし、やっぱり不安定ですよね。
	</p>
<p class="marT30">だから自分の身体を支えやすくするには、まずはかかとに重心を置くことが一番なんです。そのために必要なのが筋力。二本足で立てる筋力って、人間が最低限必要な筋力なんですよ。それがなくなると、内臓の位置が変動して、前傾してしまいます。そこで大事なのは、自分の身体を支える意識。「私は何も考えていないと前傾しちゃうよ」と覚えておいて、意識的に頭をかかとの上に置くようにすれば、かかとに重心は移ってきます。かかとは脚の骨の付け根ですからね。私たちを一番支えてくれる土台なんです。
	</p>
</section>
<section>
<div class="subTitle_Farm">ながらエクササイズで、<br />
足が地に着く身体と心へ。
	</div>
<p class="marT30">では、どうやって筋力を付けるか。いつも身体が前傾していると、脚の裏側の筋肉がちょっと縮んでいて、前側が長いという筋肉バランスになってしまっているんですね。そうすると、自然とかかとは浮いてくる。なので、筋肉バランスを戻してあげるために、ストレッチをして伸ばしてあげます。エクササイズの目的は、かかとに重心を置ける身体を作るということです。紹介するエクササイズは、同じ位置に立ったままでできるので、例えば歯磨きをしながらとか、何かをしながらでもできます。エクササイズで足が地に着く感覚を身に付けていけば、あとは、道具がなくても、重心をかかとに移せるようになりますよ。
	</p>
<div class="infoBox_farmEX">
<div class="infoBoxTitle fontColor_farmEX">エクササイズ&#9312;</div>
<div class="container">
<div class="imgBox38 marR_4"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_05.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" />
			</div>
<p class="textBox58">「これは一番簡単なエクササイズです。コピー用紙500枚分ほどの高さの紙の束に、つま先を約１分間載せるだけ。強制的にかかとに重心を置いているんですが、前傾している人が一度やってみると、かかとに重心が移ったとわかるはずです」
			</p>
</p></div>
</div>
<div class="infoBox_farmEX">
<div class="infoBoxTitle fontColor_farmEX">エクササイズ&#9313;</div>
<div class="container">
<div class="imgBox38 marR_4"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_06.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" />
			</div>
<p class="textBox58">「エクササイズ&#9312;より少し丁寧におこなう、テニスボールを使ったエクササイズです。テニスボールの上へ、親指の付け根、内側３本の指の付け根、小指の付け根より少し内側の３カ所を順に載せ、つま先が正面に向くようにして、前傾にならないように立ちます。各箇所約30秒ずつです。もう片方は平行に揃えます。そうすると、ボールに載せた方の脚の裏側が少し伸びる感じがすると思います。両足をおこなえば、足が地に着いている感じがするはずですよ」
			</p>
</p></div>
</div>
<p class="marT30">身体へのアプローチは心へも有効です。かかとに重心を置くということは、おなかに力を集めやすくなるため、責任を取れる身体になれるということでもあります。今、責任を必要とする機会があっても、身体の方が責任を取りづらくなっていると、責任のある仕事や人生を送るのが嫌になります。逆に身体が変わることで、責任を取ることに興味が出てくるようになります。
	</p>
<p class="marT20">かかとに重心を置けるようになったら、次は指の付け根にも注目です。足には、もうひとつすごく大事な働きをするところあがって、それが、指の付け根なんです。蹴り出して前へ進むところ。推進力を作るところですね。重心を置いた「今」というかかとがあって、今こうだよね、と思いながら、指の付け根で蹴り出して、明日に向かって歩いて行くように足ってできているんです。その蹴り出すところの筋肉の柔らかさはエクササイズ&#9313;で作れるけど、柔らかくなったとしても動かさないと、筋力は鍛えられません。鍛える方法は、歩くことです。かかとに重心を置けるようになると、自然と指の付け根で地面を蹴ることができるようになるので、どんどん歩くと良いですよ。
	</p>
<p class="marT20">さらに、足の裏の感覚を良くすることも、足が地に着く身体になっていく方法のひとつです。感覚を良くするためには、平らなところよりも、凸凹しているところや砂利のあるところなど、いろんな素材のところを歩いた方が良いですね。履く物も大事で、ハイヒールや機能性の高い靴より、地面の質感がわかるような靴の方が足に意識を向けやすく感覚は良くなります。痛いと思うのも良くする第一歩。例えば、林業の場合、木の根っこやすごく凸凹したところを歩いているわけで、そんなところを歩く方が足の感覚や身体の軸ができあがってきます。そうでないと転んでしまいますからね。
	</p>
<p class="marT20">不安定なところを歩いて、歩き方という身体の知恵が得られたら、行動や思考に影響を及ぼします。どんなところでも歩けるということは、どんな時代になっても、何が起こっても、現実を見て生きていける力が備わるということです。
	</p>
</section>
<div class="infoBox31 marT50">
<div class="profileImg">
	<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/03_07.jpg" alt="かかとへアプローチする生き方エクササイズ！" />
	</div>
<div class="profileTxt">
<p class="fontWeightB marT10">奥谷まゆみさん</p>
<p>1964年生まれ。OL生活を経て、心理療法や整体を学び、1994年に整体指導をスタート。1998年に東京で開業。後に、からだの不調は、からだの使い方を変えれば治せることに気付き、「からだクリエイトきらくかん」をスタート。からだの観察をおこない、自分で治せるエクササイズを指導する「からだレッスン」や季節のからだに合わせたワークショップを考案。現在は、講演会やウェブマガジンの連載など活動の場を広げている。著書は、『骨盤引き締めの大誤解』（ブルーロータスパブリッシング ）、『腰痛診書』（ブルーロータスパブリッシング）、『おきらく整体生活』（筑摩書房 ）、『クタクタ☆ハッピー　～現代人を救う究極の健康法～』（きらくかん）など多数。
	</p>
<dl>
<dt>からだクリエイトきらくかん公式サイト </dt>
<dd><a href="http://www.kiraku-kan.com/">http://www.kiraku-kan.com/</a></dd>
</dl>
<p class="fontsmall">奥谷まゆみさんを指名できる「からだレッスン」と「奥谷まゆみスペシャルレッスン」は新宿と八王子北野のスタジオで受けられます。東京・大阪・京都などで開催されるスタッフによる「ワークショップ」の詳細についても公式サイトをご覧ください。</p>
</div>
<p><!--infoBox30-->
</div>
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		</item>
		<item>
		<title>自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/farm02/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/farm02/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 06 Feb 2015 07:19:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.23 - 今こそ、足が地に着く生き方を。]]></category>

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		<description><![CDATA[気持ちや考え方が「しっかり安定していて、危なげなく、落ち着いている」ことを言い表 &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/farm02/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_01.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" /></h2>
</div>
<p>気持ちや考え方が「しっかり安定していて、危なげなく、落ち着いている」ことを言い表す慣用句「足が地に着く」。漠然とした不安を感じている人が多い今の世の中では、足が地に着く状態でいることが必要ではないでしょうか。そのためには、どうすればよいかと思い悩む事に時間を費やす人も多いことでしょう。そこで、OSOTOは、ひらめきました。実際に、多くの時間、足を大地に着けて身体を動かして過ごすと、気持ちや考え方も足が地に着くようになるのではないか。この考えを確かめるために、ここ数年の間に仕事の場を畑や山へ移した方々を訪ね、気持ちや考え方の変化を中心にお聴きすることにしました。また、足が地に着いている人の身体のことや足を地に着ける方法を「からだの専門家」にお聴きします。<br />
（撮影／伊東俊介　編集・文／福田アイ　協力／<a href="http://fg-kyoto.jugem.jp/">林業女子会＠京都</a>）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/ttl_main02_01.png" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" /></h3>
</div>
<p>“林業女子”という言葉を目にする機会が増えました。山の手入れが早急に必要とされるも人材不足が深刻となっている林業界において、人数は少ないものの林業の将来を担う若い女性に話題が集まっているのです。そこで、今回は、希少な林業女子にお話を伺いたくなり、林業に興味のある女性たちが林業を盛り上げたいと活動する<a href="http://fg-kyoto.jugem.jp/">「林業女子会@京都」</a>にご協力をお願いしました。ご紹介いただいたのは、京都府南丹市にある園部町森林組合で働く渋谷菜津子（しぶやなつこ）さんです。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_02.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<p class="marT20">　渋谷さんは林業女子が話題になる以前の2010年、23歳のときに中途で採用されました。夢や憧れだけで就職し「こんなはずではなかった」と辞めていく人が多くいるなかで、林業界も注目する勤続５年。林業を続けさせているのは、「山が好き」という気持ちなのだそうです。「神戸市内で育ったものの都会の人ごみなどが苦手で。都会にあるものよりも、落ち葉や木の実などにワクワクすることから、子どものころから近くの六甲山へよく登っていました」
</p>
<p class="marT20">　つまり、根っからの山好き。もしかして元々足が地に着いている人かもしれないと思いながらお話を伺っていると、やはりそのように感じました。というのも、取材前、取材では働き出してからの気持ちや考え方の変化についてお聴きしたいと伝えたときには「あると思うので考えておきます」とのことでしたが、改めてお聴きすると、考えた末に、「うーん、わからない。でも、視力が1.0から1.5に上がりました」と。植樹から豊かな山に育つまでには百年もかかると言います。そんな百年先の山を見つめようとする気持ちが眼力を強くしたのでしょうか？！視力の回復はある意味素晴らしい変化です。でもこの時点で、視力以外に変化を感じないということで、やはり元々足が地に着く考え方が備わった人なのかもしれないと考え、就職後の変化ではなく、生い立ちからお聴きすることにしました。
</p>
<p class="marT20">　そうすると、子どものころから世の中や友だちの流れに合わせることなく、自分の気持ちや感覚に正直に従って生きてこられたことがわかりました。林業の仕事に就いたこともそのひとつ。「昔から山で仕事がしたかったんです。高２のときに上高地へ家族旅行をしたとき、たまたま山の測量をする人に出会って、私も山でそんな仕事をしたい。こんなふうに自然のなかで仕事ができたらいいなと。だから林業科のある短大へ入りました」
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_03.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<div class="imgLink-large marT20">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_04.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" /></p>
<p class="caption-c">収益などを計算するために、整備をおこなった面積を測量する作業中。</p>
</div>
<p class="marT20">　短大卒業後は、もうひとつの夢であった地球一周の船旅「ピースボート」に参加するため、すぐに就職せずに、フリーターに。アルバイトをいくつも掛け持ちしてお金を貯め、３ケ月かけて船旅を体験しました。しかし、「自分のなかで何かが変わることを期待していったんですけど、あんまり変わらなかったですね」と、ここでも動じず、その後、就職活動へ。「仕事先を見つけるのに時間がかかりました。女性だからですかね、面接しても、相手にされないというか。森林組合や林業の事業体を20ほど回って、もうアカンかなと何回も思いました」
</p>
<p class="marT20">　それでも就職活動を続けた結果、希望が叶いました。揺るぎない芯の強さが導いたといえそうです。その強さの元は、「それしかないと思うからですね。あとは、なんとかなるやろうと子どものころから思っているので」。「なんとかなる」というのは、根拠のない自信のようにも思えますが、真の自信には根拠は要らないと言われていることから、渋谷さんは自分自身や未来を信じているように感じました。そのため、「本当にその仕事に就けるのか」というような明確な不安はあっても、漠然とした不安はなかったそうです。
</p>
<p class="marT20">「やることでデメリットはあるかもしれませんが、それでもやりたい。もしもやりたいことをやらずにずっと別のことをすると、後悔すると思うんです。例えば、親に反対されて辞めたとしたら、あのときやりたかったのに、あとで親を責めてしまうような気がするんです。そんなふうに誰かや何かのせいにしないためにも、やりたいことはやりたいですし、失敗にしろ、成功にしろ、やってみないとわからないことは多いと思うので、やらずにクヨクヨするよりも、やってしまって結果が出てから判断する方が早いかな、と。やっぱり、自分の責任でやったほうが、納得できますから」
</p>
<p class="marT20">　自分が納得するために気持ちを優先させると、日本では“変わり者”と呼ばれることがあり、渋谷さんも実際そうだったようです。「まわりの人に『変やなぁ』とよく言われましたね。そう言われても、何も思わない。『別に、変でも、いいや』と思っています。気にしてません」
</p>
<p class="marT20">　マイペースでのんびり行動し、おっとりと話す渋谷さんですが、お話を伺えば伺うほど、雰囲気からは想像し難い強さ、つまり何があっても大丈夫という強さを秘めている人だとわかりました。自分の気持ちや感覚に正直に従って自分が納得する生き方をしているからこそ生まれる芯であり、その強さ。それがあるからこそ、しっかり安定感がある。まさに足が地に着く生き方をしている人です。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_05.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<div class="imgLink-large marT20">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_06.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<div class="imgLink-large marT20">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_07.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" /></p>
<p class="caption-c">近くの小学校から木工に向いているネジキが欲しいとの依頼。不安定な斜面を歩きまわり伐採し、車へと運ぶ。</p>
</div>
<p class="marT30">　園部町森林組合に就職した渋谷さんは、最初の２年で、現場である山の作業を学びました。「現場の作業はキツいと言われますが、私はあんまり思わなくて。やりたかった仕事に就けたから嬉しいばっかりでした。毎日自然に触れられますし、もちろん作業中は気を抜くと命に関わる大きな事故につながるので、緊張感がありピリピリしているんですが、山に居るだけで気持ち良くて、こころが穏やかになるから、就職した当初は満足度が高かったですね」
</p>
<p class="marT20">　現在、渋谷さんは、2010年から同組合が取り組む「集約化作業」の交渉を任されています。多数の持ち主がいる山を取りまとめて、効率よく一体的に間伐を実施して持ち主に負担なく収益を上げるための作業です。それをおこなうために、持ち主ひとりひとりに提案して契約します。そのため現場の作業は減りました。「林業の現場以外の面も見えてきて、楽しみだけではないなとだんだんわかってきたところです。だからといって、辞めようと思ったことはなくて、今は、どこまでできれば一人前として認めてもらえるかなという多少の不安を持ちつつも、ずっと続けていこうと思っています」
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_08.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<div class="imgLink-large marT20">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_09.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<div class="imgLink-large marT20">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_10.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" /></p>
<p class="caption-c">木に登っておこなう、木の発育を促すための枝打ちは、渋谷さんが最も好きな作業。</p>
</div>
<div class="infoBox30 marT50">
<div class="profileImg">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/02_11.jpg" alt="自分に正直に生きれば、何があっても大丈夫。" />
</div>
<div class="profileTxt">
<p class="fontWeightB marT10">渋谷菜津子さん</p>
<div>1987年生まれ。神戸市出身。林業について短大で学んだ後、フリーターを経て、2010年に園部町森林組合に就職。と同時に園部町に暮らすことで、希望どおりの住環境も実現。「このまちは何にもなくて落ち着きます。休日は、このあたりから出ないですね。犬を飼っているんですが、ドッグカフェへ行ったり、ドッグランへ行ったりして、それで満足です」
</div>
</div>
</div>
</div>
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		</item>
		<item>
		<title>農家の生きる極意は前向きな諦め</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/farm01/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/farm01/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 09 Jan 2015 03:47:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.23 - 今こそ、足が地に着く生き方を。]]></category>

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		<description><![CDATA[気持ちや考え方が「しっかり安定していて、危なげなく、落ち着いている」ことを言い表 &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/farm01/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_00.jpg" alt="" /></h2>
</div>
<p>気持ちや考え方が「しっかり安定していて、危なげなく、落ち着いている」ことを言い表す慣用句「足が地に着く」。漠然とした不安を感じている人が多い今の世の中では、足が地に着く状態でいることが必要ではないでしょうか。そのためには、どうすればよいかと思い悩む事に時間を費やす人も多いことでしょう。そこで、OSOTOは、ひらめきました。実際に、多くの時間、足を大地に着けて身体を動かして過ごすと、気持ちや考え方も足が地に着くようになるのではないか。この考えを確かめるために、ここ数年の間に仕事の場を畑や山へ移した方々を訪ね、気持ちや考え方の変化を中心にお聴きすることにしました。また、足が地に着いている人の身体のことや足を地に着ける方法を「からだの専門家」にお聴きします。<br />
（撮影／伊東俊介　編集・文／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3 class="marL20"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/ttl_main01_01.png" alt="農家の生きる極意は
前向きな諦め" /></h3>
</div>
<p>最初にお話を伺ったのは、大阪府の最北端に位置する能勢町で2009年から農業をはじめた植田歩さんと、2012年から同町で農業をはじめた今堀淳二さんです。農家の基本的な生活は、太陽が昇れば仕事をはじめ、太陽が沈めば仕事を終えます。そのため、一日の仕事時間は、夏場が長く、冬場は短くなりますが、来る日も来る日も、畑という大地に足を着けて働きます。そんなふうに季節や天気を含めた自然を感じながら生きるようになられたお二人のお話をお聴きしていると、やはり、気持ちや考え方も足が地に着いてくるのだと確信しました。そう思えるキーワードは、意外かもしれませんが、「諦め」。彼らのような生き方をするからこそ必要となる前向きな諦めです。いったい何を諦めたのでしょうか。お話の内容は、就農の理由、畑からの学び、現在の安定感について。たくさんの名言は、都心で生活する人にとっても、より良く生きるヒントになることでしょう。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_01.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" /></p>
<p class="caption-c">左が植田歩さん。右が今堀淳二さん。</p>
</div>
<div class="marT50"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/ttl_sub01_01.png" alt="就農した理由" /></div>
<div class="ttl_farm">「何がしたいやろう」と自問していたら、<br />
「食べる物は、おいしいものがいいな」</div>
<p class="marT20"><span class="blue">植田歩さん（以下、植田）</span>　僕は、やりたいことが何もなく生きてきて、何も考えず、こだわりもなく、お金を稼ぐためだけに仕事をしていたんですが、続けているうちに「何やってんねん」と、そういう自分が情けなくなって。「何かしたい、何がしたいやろう」と自問していたら、「食べる物は、おいしいものがいいな」という答えに行きついて。いろいろ調べて有機野菜の存在を知ったんですが、当時は高価に感じたので、そのために稼ぐのは大変で嫌だなと思い、６年前にプランターで家庭菜園をはじめました。でも、育て方がわからない。調べていると能勢町に有機農業を教えてくれる人がいるというので休日に通いました。でも、働きながらそこで家庭菜園をするのはしんどいんですよね。それなら、仕事にしたほうがいいかなという結論に至りました。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_02.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="ttl_farm marT30">農家さんは「農業は止めとけ～」というけど、<br />
表情が明るくて、めっちゃ楽しそうで。
</div>
<p class="marT30"><span class="orange">今堀淳二さん（以下、今堀）</span>　僕は大学を出てフリーターをした後に、飲食の仕事に就いていたんですが、限界を感じていて。次の仕事はどうしようかと思いながらハローワークに行ったときに、「農業しよう！」というチラシを見つけたのが就農するきっかけです。当時、母が突然亡くなって、命について考える機会があったこともあり、「いろんな命と関われそうで、おもしろそう」と興味を持ちました。そこから農業関連のイベントへ行ったり、農家さんに会いに行ったりしていると、どんどん惹かれていったんです。というのも、みなさん、「農業は止めとけ～」と言うけど、表情が明るくて、めっちゃ楽しそうで。こんなふうな生き方をやっていけたら、一回きりの人生、すごい素敵やなと思いました。
</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_03.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="marT50"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/ttl_sub01_02.png" /></div>
<div class="ttl_farm">教えてもらっても正解はわからないですし、<br />
どんだけ凄い人でも、どれが正解かわからない。</div>
<p class="marT20"><span class="blue">植田</span>　日々、精一杯。それが現在の状況なんですが、仕事しなければというよりも、野菜が気になるので畑に行くという感じですね。子どものころから、ひとりで考えて、試行錯誤して、何かを作ることが好きだったこともあり、自分でやりやすいようにどんどんやっています。それが、とても気楽ですね。植えるときは、今回はこの間隔で、次はこの間隔でとか、いろいろ試してみるんですが、野菜づくりには、ルールがないんですよね。だから、いろいろ工夫して、狙いどおりにうまくできたら「ヨッシャー！」、よくわからないけれど、うまくできたら「ラッキー！」というのが楽しいですね。天候によっても出来ばえは変わりますから、今年うまくいったからといって、来年も同じようにしてうまくいくわけではないんで、ゴールはないっすよ。ある程度教えてもらっても、正解はわからないですし、どんだけ凄い人でも、どれが正解かわからないでしょうね。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_04.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_05.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_06.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="ttl_farm marT30">台風でビニールハウスが壊れても、しゃあない。<br />
受け入れるしかない。そういうものなんです。
</div>
<p class="marT30"><span class="orange">今堀</span>　仕事しているという感じは僕もないですね。畑に行かないといけないという義務感もないです。毎日一生懸命生きているというのが一番近い感覚ですね。僕らは季節労働というか、太陽や野菜のリズムをつかみながらやっているんですけど、そうやっていると、自然体でいられる、自分でいられるという気が僕はしています。太陽が昇ったら、絶対に沈みますよね。夏が来たら、再び夏が来ることはなくて、秋が来ますよね。大きな自然のリズムがあって、そのなかに僕らが居ると、僕らも自然でいられるというか。そう思えたことで、精神的に安定していると感じますね。それに、「待つ」ということに対しても抵抗がなくなってきました。僕は大阪の泉州の生まれなので、その地の気質のまんま苛ち（いらち：短気）なところがあるんですが、今は、何事にも「そういうもんだ」と、待っていられるようになってきました。野菜でいうと、要所要所で然るべきことをしてやると、３ケ月も待っていたら、絶対に成長してくれるものだし、そのリズムが身に付いてきたら、イライラしないというか。時間も、いろんなものも、自然に流れて行くものと思えるようになったので、やりはじめてからは、いろんなことをだいぶ受け入れられるようになりましたね。台風でビニールハウスが壊れても、しゃあない（仕方がない）。受け入れるしかない。そういうものなんです。それは、割り切りというか、諦めというか、達観というか。そういう感じを持たざるを得ない気がします。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_07.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_08.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="ttl_farm marT30">僕らの言う「諦める」というは、<br />
ポジティブなことなんです。</div>
<p class="marT30"><span class="blue">植田</span>　そうですね、諦めるしかない。諦めてますね（笑）。台風で被害があったら、もうどうしようもないんです。夏の台風の被害は本当にひどくて、初めて心が折れたと言ってもよいほどだったんです。台風で被害に遭うと、一歩間違えたら、うつ病になると思うんですよね（笑）。そこで諦められるかどうかって、結構大きいですよ。諦めないと、考えこんで、出口のないトンネルに、はまってしまうような気がします。ほかにも、太陽が昇ったら働いて、太陽が沈んだら仕事を終えますが、その太陽の動きを僕らは変えられない。自然が相手だと、怒ってもしょうがないことが多いですね。畑の土が粘土質なんで、歩きにくいんですが、それは、しょうがないですよね。うまくできなかったときは、たまにひとりで怒っているときはありますけど、配達する車のなかで文句を言って発散したり、畑でもひとりで発散したりして、それはそれで、そこで終わり。僕らの言う「諦める」というは、ポジティブなことなんです。
</p>
<div class="ttl_farm marT30">諦めは、絶望ではなくて、<br />
次へのステップということ。</div>
<p class="marT30"><span class="orange">今堀</span>　僕の師匠が、畑の作物がダメになったときに「しゃあないな」って言うだけで済ませたときがあって、そのとき僕は、「ちょっと待って待って！全部ダメになって、しゃあないで済むの？」と思ったんですが、師匠でも失敗するし、ダメになったら、次は同じようにならないようにしていくだけで、「しゃあない」と諦めていくしかないのかもとも思いました。それは、すごくタフなこと。そういう度量を身に付けていきたいと思いましたね。今は、希望的観測を含めると、自分もそうなってきていると思います。諦めは、絶望ではなくて、生きていたら、また次がある、つまり次へのステップということです。
</p>
<div class="marT50"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/ttl_sub01_03.png" alt="自分自身の安定感" /></div>
<div class="ttl_farm">農業をやっていると、<br />
命まで奪われることはないと感じています。</div>
<p class="marT20"><span class="orange">今堀</span>　足が地に着いているか？と聞かれると、自分ではイエスと言いにくいところがありますね。僕は結婚していないし、家を持っていない、土地もない、経済的にもしっかりしていませんから。でも、同時にですが、農業をやっていると、よほどの自然災害や事故がない限り、命まで奪われることはないと感じています。畑にあるものを食べていたら、飢え死にしませんし。そういう意味での安定はあります。とはいえ、人間、いつ死ぬかわからない。だから、毎日一生懸命生きたいと思うし、そうしたいですね。命までは奪われないだろうという安心感を持ちながら、今の生活をゼロから確かなものにしていくことには、やりがいがあり、クリエイティブやと思いますね。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_09.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_10.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="ttl_farm marT30">自然が安定していないことは当然のこと。<br />
だから、想定外なことを想定しています。</div>
<p class="marT30"><span class="blue">植田</span>　農業って、地域のお世話になってできる仕事なので、地域にいろいろと貢献できるようにしたいんですね。迷惑をかけていることが多いので、ちゃんとしないといけないと思うんですが、そう思えば思うほど、今までちゃんとしてなかったと思うし、まだまだちゃんしないとあかんなと思います。だから、今から思ったら、１年前の僕は、足が地に全然着いていないと思いますね。まだまだ満足できていないので、もっともっと足を地に着けていきたいです。それに、農業は、自然まかせな仕事なので、そういう意味では、どう考えても安定していないですよ。でも、自然が安定していないことは当然のこと。想定外なことがあることを想定しているから、どんなことがあっても、「しゃあないな」と思えているということでは、安定しているといえば安定はしていますかね。
</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_11.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" />
</div>
<div class="infoBox28 marT50">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_12.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" /></p>
<p class="fontWeightB marT10">植田歩さん</p>
<div>べじたぶるぱーく代表。1983年生まれ。奈良県橿原市出身。大阪府・能勢町在住。前職は宅配便ドライバー。有機農業を学び、2009年に就農。能勢と家庭の食卓を近づける存在をめざし、様々な野菜を作っている。年間約60種類の元気な野菜を家庭へ直接届ける「野菜宅配便」は人気でキャンセル待ちも。お米や野菜の加工品づくりなどにも挑戦中。<br />
<a href="http://www.vegetablepark.com/">http://www.vegetablepark.com</a>
</div>
</div>
<div class="infoBox29 marT50">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/23images/01_13.jpg" alt="農家の生きる極意は 前向きな諦め" /></p>
<p class="fontWeightB marT10">今堀淳二さん</p>
<div>須美ふぁーむ代表。1979年生まれ。大阪府泉大津市出身。大阪府・能勢町在住。前職は飲食店の調理師。有機農業を学び、2012年に就農。様々な販売方法を模索した末、2015年から直接販売をスタート。「自分の想い、畑のこと、野菜のこと、生き物のことを伝えながら届けたいです」。2010年に急逝した母親とのつながりを大切に生きていきたいからと、農園の名に母親の名前の一部を採用。「土は宝」と考えている。</div>
</div>
</div>
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		<item>
		<title>パラモーターを毎週楽しむ中原恵さんに聴く 空を自由に飛ぶことについて</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/sky03/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/sky03/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 12 Dec 2014 01:42:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.22 – 趣味で大空を手に入れよう。]]></category>

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		<description><![CDATA[爽やかな気候で過ごしやすくなる秋には、新しいことをはじめたいという意欲が高まるの &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/sky03/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_01.jpg" alt="中原恵さん" /></h2>
</div>
<p>爽やかな気候で過ごしやすくなる秋には、新しいことをはじめたいという意欲が高まるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、空にまつわる趣味。空気が澄む秋は、空のベストシーズンといわれています。空が高く感じられると、雲の様々な形がはっきりと見え、星は輝きを増します。抜けるような青い空を、鳥のように飛びたいと望む人も多いことでしょう。そんな秋の空を楽しむことから、新しい趣味をはじめてみませんか？もちろん秋に限らず、空は季節ごとに異なる表情を見せます。また、見上げれば、いつも雄大です。そんな空に魅了され、趣味として楽しんでいる方や趣味が高じてプロとして活躍する方にご登場いただき、対象への想い、趣味としての魅力、楽しみ方、そして一人で味わう喜びや仲間と共有する喜びなどをお聴きします。それぞれの方が夢中になるポイントを知って、あなたなりの空を手に入れてみませんか？<br />
（撮影／村東剛　編集・文／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_main03_01.png" alt="パラモーターを毎週楽しむ中原恵さんに聴く 空を自由に飛ぶことについて 
" /></h3>
</div>
<p>パラグライダーよりも飛行中の自由度が高い「パラモーター」は、エンジンを取り付けた椅子と一体型のプロペラを背負って座り、パラグライダーと同様のパラシュートに空気を取り入れ、自分で操縦して空を飛ぶことができるスカイスポーツ。1980年代の登場以来、エンジンの小型化など様々な面で改良が重ねられたことで、趣味として楽しむ男性が増え、最近では女性のパラモーター人口も増えつつあります。そこで、滋賀県近江八幡市にあるパラモーター専門ショップ「MKクラフト」に女性の会員、中原恵さんを紹介していただき、お話を伺うことにしました。中原さんは、パラモーター歴１年。神戸から車で約１時間半かけて、ショップが持つフライトエリアへご主人と毎週通っておられるとのこと。実は高所恐怖症。にもかかわらず、ご主人のスクールに付き添ううちに、「飛行するチャンスがあるのにチャレンジしなかったら、自分が棺桶に入るときに後悔しそうな気がして」と同スクールへ入校。そして一度ひとりで飛んでみたところ、思わぬ魅力に惹きつけられました。今は「とにかく上手に飛びたい！」と、完璧な飛行を目指して猛特訓中。そんな中原さんが感じるパラモーターやその飛行の魅力、仲間との楽しみとはいったいどのようなものでしょうか。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_02.jpg" alt="中原恵さん" /></p>
<p class="caption-c">飛行準備をする中原さん。写真右はご主人</p>
</div>
<div class="marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub03_01.png" alt="パラモーターの魅力" /></div>
<div class="ttl_para">低空飛行も、雲の上も。アクロバットも、空撮も。</div>
<p class="marT20">パラモーターは30キロほどあるエンジンを背負って、キャノピーというパラシュートを立ち上げて安定させてから、走って、エンジンを回転させて飛び立ちます。安定させることが最初の訓練ですが、早い人だと毎週通って１、２ケ月でできるようになり初飛びができます。初めて誰の補助もなしにひとりで飛び、ひとりで降りて来ないといけないし、慣れるまで、飛ぶときは無線の指示に従うのですが、それも初めて。私は勇気がなくて、初飛びまでに半年かかりましたが（笑）。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_03.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_04.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_05.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<p class="marT20">パラモーターの特権は、平らなところから飛んで、平らなところに降りて来られること。どこでも可能というわけではありませんが、学校のグランドほどの広さがあって、風が安定していて、法律の許される範囲内や社会的なルールを守れば、自由に飛ぶことができます。
</p>
<p class="marT20">人によって楽しむ目的は様々で、私はひとりで自由に飛べるようになったら、主人と一緒に全国に点在するフライトエリアへ遠征して、日本の綺麗な景色を空から見てみたいですね。他の目的としては、スポーツ的にアクロバット飛行をしたい人もいれば、綺麗な景色を空撮したい人もいたり。好きな高度で飛ぶことが可能なので、雲の上まで飛んで雲の匂いを嗅いだ人もいます。世界記録では7000メートル上空まで飛んだ人がいるそうですよ。低空飛行を好む人もいて、足元に景色がサーーーッと流れるそうですが、それはヘリコプターや飛行機では不可能なことですよね。
</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_06.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<div class="marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub03_02.png" /></div>
<div class="ttl_para">鳥肌が立って、アドレナリンが噴出。</div>
<p class="marT20">二足歩行のヒトとして生まれて、初めて自分ひとりで空を飛んだ記念すべきその瞬間は「気持ちいいーーーーーー！」って叫んでいました。今までの恐怖感は何？と思うほど。本当に「楽しいーーーーーー！」という気持ちで、全身からアドレナリンとか、あらゆるホルモンが、ゆるキャラのふなっしーが梨汁を出すときみたいにブシャーと出て、もう全開（笑）。初飛びは恐怖よりも気持ち良さが勝って、すっごい笑顔でした。
</p>
<p>パラモーターをやっている人には私と同じように、観覧車やジェットコースターに乗れない高所恐怖症の人が多いんですが、飛んでみると、いきなり空！となるし、遮るものがないからか、座って吊られているからか、不思議と恐怖感はないようですし、私もなかったですね。高所恐怖症とは別モノだと思いました。
</p>
<p>飛んでいる最中は、まさに鳥。景色を見ることに関しては高い建物に登って見るときと変わらないかもしれませんが、自分ひとりで操縦しながら、囲いのないところで、空気に触れながら飛んでいることが鳥になった気分になれるんだと思います。鳥のなかでも、トンビだと私は思うんですね（笑）。トンビは羽ばたかず、ゆったり旋回していますよね。だからトンビを見たら、「あなたの気持ちがわかるよ」と思うようになりました。
</p>
<p>パラモーターをはじめてからの日々の変化は思いっきりあります。職場で小さいことでイライラとしたら空を飛びたい、あのアドレナリンがバーッと出る快感を味わったら、スッキリするやろなと思いますね。とにかく、これまで小さい世界でグズグズ思っていたなと感じますね。
</p>
<p>スクールの校長が「空を一度飛ぶと、他が物足りなくなる。この趣味はいろんな趣味をされてきた人が最終的に辿り着くところで、これ以上も、これ以下もない」と最初に言ってましたが、私は、それがなんとなくわかりますね。実は、20歳のころから、バイクでツーリングをする趣味を続けてきて、1800ccのハーレーに乗っていたんですが、パラモーターとは楽しさのレベルが全然違うんです。鳥のように飛んで鳥肌の立つような快感を得られることは、まるで一種の麻薬のようで、他では物足りないんです。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_07.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<div class="marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub03_03.png" alt="仲間と共有する楽しみ" /></div>
<div class="ttl_para">飛んで、しゃべって、大人の部活。</div>
<p class="marT20">パラモーターをする人は、ちょっと個性派揃いですね。最終的にこの趣味に辿り着く人が多いからか、シルバー層が多いのも特徴です。MKクラフトは、比較的平均年齢が若いそうですが、最高齢は80代。職業や地位をみると多種多様。といっても、ここでは肩書きを捨てて遊べます。それに、パラモーターを専門にするところは日本でも少ないから、福井県や和歌山県、名古屋市といった遠方から集まって来られていて、会話もお土産も（笑）楽しみです。
</p>
<p>みんな、上達したいと思って、課題を克服するために練習している人ばかりで、朝10時から夕方４時までフライトしています。少し飛んではしゃべって、また少し飛ぶという感じで、風や天候が悪くて飛べないときは、ショップのなかで、みんなでウダウダしゃべって、和気あいあいです。MKクラフトの良さは、仲間。馬鹿笑いもできるほど仲良くなれます。いい年した大人が馬鹿笑いってなかなかしないでしょ（笑）。
</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_08.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<div class="infoBox14 marT50">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_09.jpg" alt="中原恵さん" /></p>
<p class="fontWeightB marT10">中原恵さん</p>
<div>1967年生まれ。幼稚園に看護師として非常勤勤務。子どものころは、おとなしく、引っ込み思案。20歳で親に内緒でバイクの免許を取ったことがきっかけとなり、活動的に。「やってみたいことをやったという快感が良かったんだと思います」。これまでの趣味は、乗馬、空手、ハイキングなど。20歳のころから続けているバイクツーリングは、パラモーターをはじめたことで過去の趣味に。2013年夏、ラジコン飛行機などを趣味とする空好きな夫がMKクラフトのスクールに入校をしたことがきっかけで、2013年秋に自身も入校。「たまたま主人がはじめたことと、道具はあるし、やろうと思えばやれる環境。決してめっちゃ空を飛びたいからはじめたわけではなく、チャンスを活かしたというか。基本なんに対してもチャレンジャーで、やってみたら楽しかったということが今まであるので、たぶん空を飛ぶと自分の人生がきっと楽しくなるだろう、と。高所恐怖症ですが、恐いからと諦める自分が嫌で。そこで自分に負けたくなかったんですよね」。今では、道具一式を購入。天気予報だけではなく、街歩き中には風速や風の強さが気になる日々。「人に迷惑かけるようになったら辞めようかなと思っていますが、それまでは飛びたいですね」
</div>
</div>
<div class="infoBox17 marT50">
<p class="fontWeightB">MKクラフト</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/03_10.jpg" alt="中原恵さん" />
</div>
<p class="marT20">1996年にスタートした全国的に珍しいパラモーター専門のショップ＆スクール。「琵琶湖があるから平らな土地があり、良い風が吹き、風が安定して、空が広く、MKクラフトがある」とスタッフが語るように、琵琶湖からの恵みを得られるアクティビティのひとつとしてパラモーターを採用したとのこと。会員が自由に飛行できるフライトエリアは、常に一方向の風が吹く好条件の場所を選択。地上訓練や上空訓練に加え、危険を回避するためのスキルの習得や安全に飛ぶための講習会も開講していることから全国から受講者が集まる。インストラクターと一緒に飛ぶフライトも用意されているので、空を飛びたくなったら、まずは体験から。
</p>
<p class="marT10">住所　滋賀県近江八幡市安土町下豊浦　5125-4（ショップ）<br />
電話　0748-46-5654（ショップ）<br />
　　　090-8930-5544（校長・真藤）<br />
サイト　<a href="http://mk-craft.jp/">http://mk-craft.jp</a>
</p>
</div>
</div>
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		</item>
		<item>
		<title>星カフェ®SPICAのオーナー・山口圭介さんに聴く　星を観望することについて</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/sky02/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/sky02/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 07 Nov 2014 05:12:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.22 – 趣味で大空を手に入れよう。]]></category>

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		<description><![CDATA[爽やかな気候で過ごしやすくなる秋には、新しいことをはじめたいという意欲が高まるの &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/sky02/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_01.jpg" alt="山口圭介さん" /></h2>
</div>
<p>爽やかな気候で過ごしやすくなる秋には、新しいことをはじめたいという意欲が高まるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、空にまつわる趣味。空気が澄む秋は、空のベストシーズンといわれています。空が高く感じられると、雲の様々な形がはっきりと見え、星は輝きを増します。抜けるような青い空を、鳥のように飛びたいと望む人も多いことでしょう。そんな秋の空を楽しむことから、新しい趣味をはじめてみませんか？もちろん秋に限らず、空は季節ごとに異なる表情を見せます。また、見上げれば、いつも雄大です。そんな空に魅了され、趣味として楽しんでいる方や趣味が高じてプロとして活躍する方にご登場いただき、対象への想い、趣味としての魅力、楽しみ方、そして一人で味わう喜びや仲間と共有する喜びなどをお聴きします。それぞれの方が夢中になるポイントを知って、あなたなりの空を手に入れてみませんか？<br />
（撮影／坂上正治　編集・文／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_main02_01.png" alt="星カフェ®SPICAのオーナー・山口圭介さんに聴く星を観望することについて
" /></h3>
</div>
<p>大阪市内で星空を観望できるカフェバーを営む山口圭介さん。星空の楽しみ方を幅広い知識と技能で案内する「星のソムリエ®」の資格を持ち、その日の星空をプラネタリウムで解説したあと、屋上でおこなう観望会では星の位置を案内しておられます。その解説をネタに出場した一人話芸日本一決定戦「R-1ぐらんぷり」では一回戦を突破。お笑いと星空案内の融合というオリジナルのジャンルを確立させるなど、趣味が高じてというよりは趣味の延長として自らも貪欲に星を楽しんでおられるとのこと。そこで、山口さんに、星の魅力や楽しみ方、さらには、「まちなかで星を案内するのが僕のテーマのひとつ」とのことから、都心で観望するための心得をお聴きしました。都心でたくさんの星は見つけられないと思っている方は、ぜひとも読み進めてください。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_02.jpg" alt="山口圭介さん" /></p>
<p class="caption-c">この日21時の夜空を解説する山口さん。通常は星が投影される壁の真正面からマイク片手におこなうが、ときどきはこのように前に出て来て解説されることも</p>
</div>
<div class="marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub02_01.png" alt="" /></div>
<div class="ttl_star">どんな人も楽しめて、楽しみ方は無限大。</div>
<p class="marT20">星を嫌いな人はたぶんいないと思うんですよね。そんななかで、星は、どんな人に対しても、何かしらのワクワクさせる部分を持っていて、どんなふうにも楽しめると思うんです。そこが魅力でしょうか。
</p>
<p>それこそ、観望して綺麗と思うことも楽しみになりますし、綺麗と思う星の光が、なぜ光っているのか、なぜこんな色をしているのかと科学的な見方で楽しむのもいいし。その星で構成されている星座を見つけることも楽しいし、それには神話があって、物語があってと、文化的な楽しみ方もできます。
</p>
<p>星を楽しみたいからといって、星が綺麗でよく見えるところへ行かなければいけないわけではないんです。楽しむのに、何が一番良いか、ということはないと思うんですよね。楽しむ方法を限定しないでほしいとよく言っているんですが、これだというやり方はないので、自分なりの楽しみ方がわかればいいと思っています。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_03.jpg" alt="山口圭介さん" /></p>
<p class="caption-c">最も愛用されている望遠鏡。「肉眼で見られなかった星が、望遠鏡で見られるようになることも楽しいですよ」と山口さん</p>
</div>
<div class="marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub02_02.png" alt="" /></div>
<div class="ttl_star">知的好奇心をくすぐって、ワクワクをシェア。</div>
<p class="marT20">僕の場合は、神話を主にして星空を案内することがすごく楽しいですね。誰かにその星の物語などを話して、いっしょにワクワクしながら観望したりとか、話をして空を見上げた人がそれで喜んでくれたりとか。そういう部分がすごく楽しいんです。知的好奇心をくすぐると、その瞬間の相手がワクワクしているリアクションは僕にも伝わってくるので。
</p>
<p>今度はこんな話をしようと思って、それについて深く調べたり、こういう星を見せてあげたいからこういう機材を揃えようとしたりとか。星空案内は、パフォーマンス的な部分があるので、どういう話の組み立てで話したら、もっと星に興味を持たれるとか、どういう順番で案内したら、一番感動を大きくできるかとか、そういう部分を考えるのもすごく楽しいです。
</p>
<p>ただし、本当に星が綺麗なときは、特に案内されたいと思わないだろうから、聞かれたら答える程度です。できるだけ静かに、しゃべらないようにしますね。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_04.jpg" alt="山口圭介さん" /></p>
<p class="caption-c">「秋の夜空は、星座のそれぞれが神話でつながっているという楽しみがあります」と山口さん</p>
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_05.jpg" alt="山口圭介さん" /></p>
<p class="caption">藤井旭著『星の神話　伝説図鑑』（ポプラ社）は、山口さんが<br />星に目覚めた当初より愛読している一冊</p>
</div>
<div class="marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub02_03.png" alt="" /></div>
<div class="ttl_star">見上げ続けて、「見える」と信じること。</div>
<p class="marT20">観望に限っていうと、「見えない」という思い込みを捨てることです。大阪市内でも、びっくりするぐらい見えるときがありますから。「こんなまちなかで星なんか見えるわけがない」と思っていたら、そもそも見上げることすらしないですよね。見えるか見えないかは見てみないとわからない。
</p>
<p>「ここでも見えるかな」と見上げてみたら、ひとつふたつと見えることはあるんです。それらを観望しているうちに、だんだん目が慣れてきて、他の暗い星も見えるようになってきます。思っているよりも星が見えはじめるようになるまで、結構時間がかかるものです。そのあと、その星の名前や何座かを調べていたら、どんどん見える星が増えてきます。お店の観望会で最初は５個だけだった人が、20、30個まで見えるようになって帰られることもありますから。
</p>
<p>１度見つけてしまえば、見つけやすくなって、毎日星が見えますし、見える星を増やしていけば、見上げ続けるだけで、どんな街にも星を増やしていけるんです。やっているうちに見方のコツがわかってくるものなので、コツを掴むにしろ何にしろ、まずは見上げてみること。
</p>
<p>星１個でも見えたら、僕の場合は、その星の性質などについて話ができてしまうほど価値を感じるので、「１個しか見えないな…」とつまらなく思ってしまうんじゃなくて、その１個でどこまで楽しめるかというのは大事ですね。
</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_06.jpg" alt="山口圭介さん" />
</div>
<div class="infoBox14 marT50">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_07.jpg" alt="山口圭介さん" /></p>
<p class="fontWeightB marT10">山口圭介さん</p>
<div>1985生まれ。就職したての20代前半、自動車免許取得後すぐのドライブで星を見に行ったことがきっかけとなり、「どうせなら星のことを深く知りたい」とプラネタリウム施設に通ったり、専門書を読んだりして星の知識を深めるようになる。2009年、店を持ちたいという夢を実現するために退職。「どうせ店をするなら、自分の好きを詰め込んだら楽しいはず」と、当時、継続して好きだった星をコンセプトとする店をめざすことを決め、アルバイトなどをしながら、大阪市内のイベントスペースで星に関するイベントを開催。その後、同所からの依頼でプラネタリウムを用いた星空案内を２ケ月間毎日開催すると、プラネタリウム施設や科学館では見られないようなパフォーマンスが好評を博し、星をテーマとする音楽ライブなどからも仕事の依頼が来るまでに。開店に向け、星空案内のエキスパートといえる「星のソムリエ®」の資格も取得。2011年に、大阪・松屋町に「星カフェ®SPICA」をオープン。話術を磨くために、毎日開催される観望会での解説をネタに一人話芸日本一決定戦「R-1ぐらんぷり」に出場し１回戦を突破するなど、「星空をエンターテイメントに」をモットーに、思いついたことを次々展開している。
</div>
</div>
<div class="infoBox17 marT50">
<p class="fontWeightB">星カフェ®SPICA</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_08.jpg" alt="山口圭介さん" />
</div>
<p class="marT20">宙（そら）ガールなどの天文ブームを牽引しているといえる、星をまちなかでカジュアルに楽しめるカフェバー。限界まで暗くした店内は、壁、天井、床、テーブルまでもがプラネタリウムによって星空に。毎日開催される観望会では、山口さんが壁に映し出された当日の夜空を解説。その後、屋上で肉眼、双眼鏡、望遠鏡を使って観望。建物があるため、何も障害物がない広い空とは違って星の動きがよくわかり、まちなかならではの楽しみ方もできる。フードやドリンクにも星を楽しめる工夫をちりばめ、あらゆる方向から星の世界へ誘ってくれることも人気の理由といえる。「ここへ来たお客さんが新しい楽しみ方に気付いたり、これから自分で発見してくれたりしたらいいなと思いますね」と山口さん。予約をしてから来店を。
</p>
<p class="marT10">住所　大阪市中央区松屋町4-18 JitsuwaBLDG 5F<br />
電話　06-6777-4066<br />
営業時間　18時～24時<br />
定休日　火曜<br />
サイト　<a href="http://cafespica.com/">http://cafespica.com</a>
</p>
<div class="imgLink-large marT10">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/02_09.png" alt="山口圭介さん" />
</div>
<p class="caption">
（写真左）「星の欠片のガトーショコラ」(700円)は人気メニュー。（写真右）人気のオリジナルカクテル<br />
「アンドロメダ」（850円）。オープン当時にバーテンダーとともに考案した星にまつわるドリンクのひとつ。<br />
サーブの際は、ライトで照らし説明も。</p>
</div>
</div>
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		</item>
		<item>
		<title>「雲の情景」の写真家・甲斐順一さんに聴く　雲を撮影することについて</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/sky01/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/sky01/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 07 Oct 2014 09:30:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.22 – 趣味で大空を手に入れよう。]]></category>

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				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_01.jpg" alt="甲斐順一さん" /></h2>
</div>
<p>爽やかな気候で過ごしやすくなる秋には、新しいことをはじめたいという意欲が高まるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、空にまつわる趣味。空気が澄む秋は、空のベストシーズンといわれています。空が高く感じられると、雲の様々な形がはっきりと見え、星は輝きを増します。抜けるような青い空を、鳥のように飛びたいと望む人も多いことでしょう。そんな秋の空を楽しむことから、新しい趣味をはじめてみませんか？もちろん秋に限らず、空は季節ごとに異なる表情を見せます。また、見上げれば、いつも雄大です。そんな空に魅了され、趣味として楽しんでいる方や趣味が高じてプロとして活躍する方にご登場いただき、対象への想い、趣味としての魅力、楽しみ方、そして一人で味わう喜びや仲間と共有する喜びなどをお聴きします。それぞれの方が夢中になるポイントを知って、あなたなりの空を手に入れてみませんか？<br />
（撮影／沖本明　編集・文／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_main01_01.png" alt="" /></h3>
</div>
<p>雲の景色のなかに車や人といった点景をワンポイントに入れ、ドラマ性のある雲の世界「雲の情景」を撮影する写真家の甲斐順一さん。「雲の情景」を専門に撮影して約20年となり、その間に趣味が高じてプロに転身されました。現在は、いつでも雲を撮影できるように、カメラを離さず、シャッターチャンスを狙う毎日を送られています。そこで、雲とともに生活する甲斐さんだからこそ熟知している雲の魅力、甲斐さんなりの楽しみ方、そして写真を楽しむコツや撮影のコツを教えていただきました。また、「雲の情景」の公式サイトにアップされている写真からOSOTOが選んだベストショットもご紹介します。甲斐さん曰く、「難しく考える必要はなく、直感で撮れる写真なので、はじめられたらおもしろいですよ」
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_02.jpg" alt="甲斐順一さん" />
</div>
<div class="ttl_cloud marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub01_01.png" alt="" />同じ雲は二度となく、同じ写真も絶対にない。</div>
<p class="marT20">雲は季節ごとにいろんな表情を出しますが、いつ出るかわからないところがドラマチック。その形は一瞬で変わってしまい、同じ形は二度とない、そんな切なさや一期一会の感動を残したいなと思います。
</p>
<p>それに、毎回新しい発見があります。これまで雲の写真が嫌いだという人にお会いしたことはないのですが、それはおそらく、誰もが子どものころ素直に純粋な気持ちで、雲に対して「いいな」と思った感動が残っているからじゃないかな、と。そういう原体験があるから、私は、新鮮な雲の情景に出会うと、当時の感動を引き出して、作品として残したいという気持ちになるのかもしれないと感じています。
</p>
<p>また、被写体としてみると、何よりも一番撮りやすい素材でしょうね。形がユニークだし、色もきれいでダイナミックだから、雲だけでも絵になる。だから、誰が撮っても良い写真になるし、誰でも撮れるというのが素晴らしい。しかも必ず違う写真になるし、同じ雲でも十人十色で、それぞれの狙い方ができる。そこがやっぱり非常におもしろい被写体と言えるポイントですね。
</p>
<div class="infoBox27">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/cloud01.png" alt="甲斐順一さん" /></p>
<div class="imgLink-large"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_03.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="caption-l">Odo Yacht Harbor / Fukuoka November 2011</p>
</div>
<div class="imgLink-large"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_04.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="caption-l">Port 100 A.Park / Fukuoka October 2008<br />
ⓒJunichi Kai
</p>
</div>
</div>
<div class="ttl_cloud marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub01_02.png" alt="" />「雲の情景」は記憶をコレクションできる。</div>
<p class="marT20">雲だけだと観測写真のようで少し味気ない感じがするので、私は、ワンポイントとして前景や点景を入れることによって、ドラマ性を出すようにしています。いつもの景色が雲という素材によって新しい世界となる瞬間を撮影しているというか…。
</p>
<p>それらをデジタルではなくポジフィルムで撮影していますが、その理由は、コレクションするためです。私の場合は、ものづくりが好きということもあって、プリントしたものが作品ではなくて、ポジフィルムをカットして一枚一枚をケースに入れて、ファイルを作ることが最終表現。だからそのファイルのコレクション自体が作品です。何かあれば持って逃げることができる大事なショットだけのファイルがあるほどです。
</p>
<p>このコレクションを長い間作っていると、雲の情景は記録であり、記憶になるというおもしろさを感じています。雲だけだったら記録。景色が入ることによって、記憶にもなる。印象的な写真は覚えていますが、フィルムを見返すことによって、そのとき撮影したシチュエーションや、そのころの自分を思い出すことも結構あります。そういう点がポジフィルムの良さのひとつですね。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_05.jpg" alt="甲斐順一さん" />
</div>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_06.jpg" alt="甲斐順一さん" />
</div>
<div class="ttl_cloud marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub01_03.png" alt="" />他人の意見をある程度活かすことが大事。</div>
<p class="marT20">写真は自分だけで楽しむのもいいですけど、他人に見せることを前提で撮るというのもありですよね。他人の意見をもらうと、自分の癖に気付かせてもらったりするので、次に活かせます。
</p>
<p>私の場合は個展を開いたりしますが、そんなときに作家としての思い入れとお客さんの率直な感想とに”ズレ”を感じることがあります。ものすごく苦労して撮ったからといって、そのことをアピールしても思ったほどの評価はもらえず、すっと見上げてすっと撮っただけの写真がお客さんにすごくウケが良いということもあります。評価に左右され過ぎてはいけないけれど、ある程度は人の意見を受け入れ、客観視することも大事かなと思いますね。
</p>
<div class="infoBox27">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/cloud02.png" alt="甲斐順一さん" /></p>
<div class="imgLink-large"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_07.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="caption-l">Aratsu / Fukuoka October 2011</p>
</div>
<div class="imgLink-large"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_08.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="caption-l">Akasaka / Fukuoka November 2008</br><br />
ⓒJunichi Kai
</p>
</div>
</div>
<div class="ttl_cloud marT30"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/ttl_sub01_04.png" alt="" />いろんな撮り方のパターンがあるからおもしろい。</div>
<p class="marT20">雲の情景として狙うポイントは、ケース・バイ・ケース。形がおもしろかったり、ダイナミックな雲が出たら、それに合いそうな前景を探しますが、逆に何かおもしろい前景を見つけた場合などは、雲がやって来るのを待ったりもします。さらには、見慣れた景色のなかで雲との構図を探すこともありますし、通りがかりに偶然見つけて撮影する場合もあります。
</p>
<p>できあがった写真を見たときに、雲が魚や鳥といった動物などに見えてきたり、また雲によって観覧車が宇宙ステーションなどに見立てられることがあったりします。そういった撮影時のイメージを超えることを体験できるのは感動的です。そのような会心作を撮るには、常に感覚のアンテナを張っておいて、「お！」と思ったらその場ですぐ狙うことが大事ですね。
</p>
<div class="infoBox27">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/cloud03.png" alt="甲斐順一さん" /></p>
<div class="imgLink-large"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_09.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="caption-l">Marina Bridge / Fukuoka November 2010</p>
</div>
<div class="imgLink-large"><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_10.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="caption-l">Marinoa City / Fukuoka October 2007</br><br />
ⓒJunichi Kai
</p>
</div>
<p>写真家・甲斐順一さんの公式サイトでは、1993年からの「雲の情景」の写真を閲覧することができます。今回はここ10年の秋の写真のなかから、OSOTOが選んだベストショットをご紹介しました。他にも四季折々、様々な雲の情景が掲載されていますので、みなさんもお好きな写真を見つけ、撮影の参考にしてみてください。</p>
<p>
「雲の情景」公式サイト<br />
<span class="goodLnk"><a href="http://kumonojokei.o.oo7.jp">http://kumonojokei.o.oo7.jp</a></span>
</p>
</div>
<div class="infoBox14">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/22images/01_11.jpg" alt="甲斐順一さん" /></p>
<p class="fontWeightB marT10">甲斐順一さん</p>
<div>1963年生まれ。地元福岡で「雲の情景」を専門に撮影する写真家。撮影のきっかけは、デザイン学校での写真実習。1986年、雲のなかに飛行機が飛んでいる写真が撮れたことで、雲だけでは出せない広がりにおもしろさを見出し、雲の写真を趣味として撮りはじめる。1993年に「雲の情景」として撮影を開始、1998年に「趣味としての写真を卒業して、本格的な雲の撮影をはじめよう」とサラリーマンから写真家に転身。ポジフィルムにこだわり、雲の情景写真は20年でフィルム2000本以上に及ぶ。撮影時は「すぐに停まれて、すっと撮れる」ので自転車を愛用。最近困っていることは、魅力ある雲が出にくくなっていること。「雲の情景を撮りはじめて10年経ったあたりから、大気汚染のせいか雲の表情がどんどん乏しくなっています。ショックですね。以前は毎日のように、おもしろい雲が出ていたのに、ここ２、３年は特にひどい状況です。積極的な環境対策をしないと、ますます魅力ある雲が出にくくなる…そんな気がしています」。2012年より世界中から雲の写真が集まるイギリスのサイト「The Cloud Appreciation Society」（和名：雲を愛でる会）に作品を応募し、採用されている。個展は２年に１度のペースで開催。
</div>
<p class="marT10">
「雲の情景ブログ」月～金曜日、１日１枚更新中<br />
<span class="goodLnk"><a href="http://kumonojokei.cocolog-nifty.com">http://kumonojokei.cocolog-nifty.com</a></span>
</p>
</div>
</div>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>話しかければ、道は開けるか。聖地・高野山へ検証の旅</title>
		<link>http://osoto.jp/takeme/trip03/</link>
		<comments>http://osoto.jp/takeme/trip03/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 02 Sep 2014 01:34:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[adminost]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[vol.21 - 旅が、じぶんに効く！！]]></category>

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		<description><![CDATA[日常という枠から外へ飛び出して、積極的な旅をしていますか？自分で計画をして、自分 &#8230; <a href="http://osoto.jp/takeme/trip03/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div class="graphic">
<h2><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_01.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" /></h2>
</div>
<p>日常という枠から外へ飛び出して、積極的な旅をしていますか？自分で計画をして、自分の頭で考えて、人とふれあう積極的な旅は、他人任せの旅よりも、かなり楽しい！そして、より濃い思い出を作ることができます。さらに、その経験からもたらされる日常への良い効果は、積極的な旅の方が断然大きい！つまり、旅は、積極的であればあるほど、自分にじわじわ効いてきます。この醍醐味を知らない人がいたら、もったいない！そこで今回は、３つのパターンで積極的な旅を取り上げて、旅が、どんなふうに自分に効くかをご紹介しましょう。読んだあとに旅をしたくなったら、近くであっても遠くであっても、思いきって飛び出してください。そして、自分の世界を広げていきましょう！<br />
（取材・文／小森利絵　撮影／大塚杏子[からもも]　編集／福田アイ）
</p>
<div class="devide">
<hr /></div>
<div class="section marT40">
<div class="medatanai">
積極的な旅の第一歩は、<br />
“恥”をかき捨てることから!?
</div>
<p>旅先で見知らぬ人に話しかけ、交流をする。これは、他人任せの旅であっても実践できる積極的な旅の第一歩といえるでしょう。そうはいっても、「恥ずかしい」「不安だ」という人のために、ある試みをおこないました。どんな外見であっても、どんな問いかけであっても、積極的に話しかければ、その分だけ濃い思い出を得られ、自分に効く旅になるのではないか。そんな考えを検証するために、<a href="http://tomimotravel.com/">『TOMIMOTRAVEL』</a>のバスガイドさんと旅をしました。
</p>
<p class="marT20">このバスガイドさんは、見失ったバスを観光地で探し続け、出会う人たちに「私のバスはどこですか？」と問いかけて7年目となる異色の存在。非日常を誘う観光地で、輪をかけた非日常をもたらしています。そんなバスガイドさんが「バスがあるかも」と噂に聞いた、世界遺産・高野山（※）へ！同行して検証するのは、<a href="http://osoto.jp/takeme/trip02.html">小豆島の旅</a>で数々の旅の効果を得られたものの、見知らぬ人に話しかけることへ不安を抱くライターの小森利絵さん。さあ、話しかけることに正反対の性格を持つ二人によるワンデイトリップのはじまりです！旅の効果もバスも見つかったのでしょうか？
</p>
<p class="caption_g">※和歌山県の北部に位置し、山全体を一つの大きな寺と考える日本仏教の一大聖地。弘法大師（空海）によって開かれ、2015年に開創1200年となる。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界文化遺産に登録。信者の方々や四国八十八カ所巡りを終えた“お遍路さん”をはじめ、世界中から参詣に訪れる人が絶えず、優れた観光地としても名高い。
</p>
<div class="section marT40">
<div class="graphic">
<h3><img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/ttl_main03_01.png" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" /></h3>
</div>
<p class="marT20">　旅先で「こんなことを聞いてもいいかなあ」「反応されなかったら、どうしよう」と不安…。特に、海外では「英語をあまり話せないし、交流なんてできない！」など思ってしまい、聞きそびれてしまうことがある私、小森利絵が、ショッキングピンクの制服を着て、「私のバスはどこですか？」と書かれた旗を持つといった目立つ格好のうえ、ハーフでモデルのように綺麗なTOMIMOTRAVELのバスガイドさんと旅へ出ました。「どんな外見であっても、どんな問いかけであっても、積極的に話しかければ、その分だけ濃い思い出を得られ、自分に効く旅となるのではないか」という考えを検証する“バス探し”の旅です。
</p>
<p class="marT20">　TOMIMOTRAVELのバスガイドさんの目的は“バスを探すこと”。だから、ガイドはしません。時々観光もしますが、ガイドブックを持たず、ノープランで彷徨。出会う人たちに「私のバスはどこですか？」と声をかけます。なので、突然質問された人は、一瞬「？」な表情になり、「何を言っているんだろう？」「どういうことだろう？」と、様々な「？」が頭に浮かぶようで…。そんな反応をされると、私だったら「やっぱり、こんな質問したら、ダメだったんだ」とめげそうになりますが、バスガイドさんはその反応も想定済み。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_02.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_03.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　例えばお坊さんには、「私のバスはどこですか？」のあとに、「バスが高野山にあると聞いてきました！仏の力で探していただけませんか？」など謎めいた質問を続けたり、駅員さんには、「おすすめの場所はありますか？」「大通りに出るには、どのバスに乗ればいいですか？」などの行き先に関する質問などに切り替えたり。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_04.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　なかには困惑したまま去っていく方もいましたが、「どのバスに乗っているの？」「団体旅行ですか？」「何かの撮影ですか？」など、バスガイドさんの状況を理解しようと質問を返してくれる方が想像以上に多くて、驚きました。最終的には「よくわからないけど、おもしろいなあ」と笑ってくれたり、「そうなんですか」と半信半疑ですが、一応納得してくれたり。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_05.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　カメラが趣味の年配の男性に「おとうさんは何を探していますか？」と話かけると、「何も探していない。あほやから」との答えから話が発展して、最後は一緒に記念撮影も。
</p>
<p>　おかしな質問であっても、それをきっかけにして、理解しようとして下さる相手からの質問が生まれるため、コミュニケーションがより深まることもあると判明！
</p>
<p class="marT40">　バスガイドさんは、「私のバスはどこですか？」という質問以外にも、「あれはなんだろう？」「気になる！」と思うと、その疑問や興味をきっかけに、どんどん話しかけるタイプ。例えば、各所入口に飾ってある半紙のような白い紙で作られた切り絵が気になるねと話していると、うどん屋さんで「あれは何ですか？」とバスガイドさんが店員さんに質問。そこから『吉祥宝来』という高野山発祥の伝統的な切り絵だと教えていただき、高野山では米を収穫できず、藁でしめ縄を作れないため、この切り絵で代用したという話を聞くことができました。また、“こうやまき”を売る屋台も気になったバスガイドさんは、「高野山名物の食べ物かもしれない」と屋台の人に質問。食べ物ではなくて、仏壇や墓に供える植物と知ることもできました。
</p>
<div class="imgLink-large">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_06.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　疑問や興味を持ったときにどんどん話しかけるからこそ、その土地ならではの情報をすぐに得られることをバスガイドさんの行動から教わりました。
</p>
<p class="marT40">　この旅で最も長く話しかけた方は、高野山駅から中心部へ向かうバスに乗車した際に出会った年配の女性。旅のプランもガイドブックもないため、バスに乗ったものの、どこで降りようかと迷っていたとき、近くに座っていたその方にバスガイドさんはすかさず話しかけました。「どこに行くんですか？」「おすすめの場所は？」「お昼ごはんを食べるなら？」など質問攻め。あまりにも熱心だからか、カバンから高野山の観光パンフレットを取り出して、いろいろ教えて下さったほどでした。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_07.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　例えば、高野山の信仰の中心である奥之院では、弘法大師が「禅定（ぜんじょう）」と呼ばれる瞑想に今もなお入られていると考えられていることや、弘法大師御廟（ごびょう）の手前に架けられた御廟橋を境にしてこの世と霊域が分かれていることなど、聞いているだけで「なんと神秘的！」と想像が膨らむ話をして下さいました。おすすめの場所は朱色の根本大塔（こんぽんだいとう）。見せていただいたパンフレットの表紙を飾っていた胎蔵大日如来をご本尊としている仏塔なのだそうです。昼食なら、奥之院前バス停近くのうどん屋が「なかなか、おいしかったよ」と。そのほか、英語は話せないけれど、外国人旅行者が困っていると声をかけて案内することや、アメリカに憧れていた青春時代の話までして下さいました。そして、これから奥之院へ行かれるとのことだったのでご一緒させていただくことに！
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_08.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_09.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　奥之院では、御廟橋の前で礼拝と合掌をしてから、橋板一枚に対して一歩ずつ前へ進むといったことをはじめ、お参りの方法をレクチャーして下さいました。弘法大師が永遠の禅定をしている御廟では、ろうそくのゆらめきのなかに弘法大師の肖像が見えることなども。案内して下さったからこそ知ったことがたくさん！途中で別れてからも、その方のおすすめの場所を巡り、6時間ほどかけて高野山を満喫することができました。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_10.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_11.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_12.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　バスガイドさんが探しているバスについてですが、残念ながら、手掛かりさえも掴めませんでした。けれども、バスガイドさんからは、積極的な旅の心得をしっかり学ぶことができました。それは、不安がらずに、なんでも聞いてみることが大切であること！話しかければ、自分が聞きたかったこと、知りたかったこと以上のことが得られるという経験ができました。それによって、その場にしみじみ浸ることもできました。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_13.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<p class="marT20">　旅に出たからこそ、出会えた人がいて、行けた場所があって、だからこそ、興味を持てることが増えたことも旅の効果であると知ることができました。例えば、弘法大師（空海）ですが、取材を進めるにつれて、今回の「旅が、じぶんに効く!!」のすべての記事に秘かにゆかりのある人物になっていきました。<a href="//takeme.osoto.jp/trip01.html">旅の達人・木藤さん</a>がシルクロードを旅された話の際に空海の修行の地について語られ、<a href="http://osoto.jp/takeme/trip02.html">小豆島の旅</a>では弘法大師が立ち寄ったとされる小豆島八十八カ所の霊場に触れることができ、さらに、この高野山でのできごとが加わり、一連の旅を終えると、弘法大師への興味は膨れ上がり、関連する展覧会へ行くほどに！お遍路さんにも興味が出てきました！そうやって、旅のできごとが、日常のなかに広がりをみせている今、積極的な旅によって、これまでの自分の枠を越えられたと感じています。
</p>
<div class="imgLink-large marT30">
<img src="http://osoto.jp/takeme/wp-content/themes/takeme-pc/images/21images/03_14.jpg" alt="TOMIMOTRAVELさん,小森利絵さん" />
</div>
<div class="section marT40">
<p class="thx">＼ところでバスガイドさんに質問です！なぜバスガイドをしているの？／</p>
<div class="infoBox26">
<p>実は、今回お世話になったバスガイドさんは、アーティスト“トミモとあきな”さんによるパフォーマンス。その名称が「TOMIMOTRAVEL」です。つまり、「TOMIMOTRAVEL」という旅行会社は実在しません。トミモとあきなさんが京都の観光名所である銀閣寺の二軒隣に住んでいたとき、銀閣寺に訪れる観光客が、ガイドブックに掲載されている写真と同じ風景を見たり、同じ写真を撮ったりするだけで満足する姿を見て「もったいない！」と思ったことが「TOMIMOTRAVEL」をはじめるきっかけになりました。「多様な感じ方や考えを持った人たちを同じ目的地へ連れて行く団体旅行バス。バスガイドは、そんな人たちと観光地をつなぐ重要な存在です。そのバス旅行では、多様な人たちの出会いと交流、知識や情報の交換、それらの融合があるからこそのおもしろさがあります。そんなおもしろさが、旅先はもちろんのこと、現代社会においても見失われているのではないか…」。そこで、バスガイドの昨今の減少を危惧して、“バスを探すバスガイド”というパフォーマンスを2008年にスタート。“バスガイド”に扮する理由は、観光旅行に限らず現代社会に問題提起するためなのです。
</p>
<p>
TOMIMOTRAVEL公式サイト<br />
<span class="goodLnk"><a href="http://www.tomimotravel.com/">&#187;http://www.tomimotravel.com/</a></span>
</p>
</div>
</div>
</div>
</div>
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