小泉祐貴子さんは「香り風景」という視点を提案し、野外イベントで香りの演出を手掛けたり、香りの強い草木を使った庭園づくりに携わったり、様々な形で香りの楽しみ方を提案されている香り風景デザイナー。その試みは日本でも唯一に近いユニークなもので、環境省主催の「みどり香るまちづくり」企画コンテストで「におい・かおり環境協会賞」を受賞するなど、景観デザイン(ランドスケープデザイン)の世界でも大きな注目を集めています。そんな小泉さんの創られる「香り風景」とはどのような仕組みのものなのでしょうか。
日本の自転車事情や環境へ大いに関心を寄せ、その発展に貢献しようと活動されている自転車ジャーナリストの岡田由佳子さん。10代のころは自転車競技の選手として華々しい成績を残した経歴の持ち主でもあり、現在は毎日の移動手段として自転車が欠かせないほどのサイクリスト(自転車愛好家)。公私ともに自転車漬けの日々を送る岡田さんの持説は「自転車は友だち。そして、私たちの人生をより良くしてくれる」というもの。
「これまでの人生の3年くらい、路上で寝泊まりしていました」。開口一番、さらりとすごいことを言う、写真/美術家の津田隆志さん。東京都写真美術館で展示された、注目作『SITE』は50点の写真で構成され、そのすべてが、屋外に張られたテントの写真!公園や海辺、橋の下、雪で埋もれた駅舎の前……、さまざまな場所にぽつんと立つテント。自転車で日本をぐるりと一周し、路上に張ったテントに寝泊まりして制作されました。
庭づくりのプロである唐津攝子さんは、ライフワークとして“ナチュラルリース”をつくられています。素材は、雑草や落ち葉など、多くの人たちが見向きもしない花や緑。基本は、それらのうち1種類を使って、ひとつのシンプルなリースを制作。唐津さんが花や緑を思う原点、ナチュラルリースをつくるきっかけは何だったのでしょうか?庭づくりのことも含めて、アトリエ兼菜園でお話をうかがいました。
“フラッシュモブ”は、インターネットなどで不特定多数の人に呼びかけて集まった人たちが、屋外の雑踏や公共の場で予告なしにダンスや演奏等のパフォーマンスをおこない、パフォーマンスを終えると再び雑踏のなかへ紛れて日常の世界へ戻っていくというパフォーマンスのこと。そんなモブに魅せられ、企画&実行するチーム「スマイルポケット団」を立ち上げ、様々な試みを展開している赤松裕人さんにお話を伺いました。
中学生のころから、ひとり自転車で出かけてはキャンプで焚火をし、新婚旅行はメキシコでカヤック&ハンモック三昧と、アウトドア好きの寒川一さん。会社員 時代には会社をサボって海へ行き、上司に正直に打ち明けて、社内のムードを一気に“サボり容認”に塗り替えたという逸話を持つ、「サボり」を愛し、実践す る人でもあります。そんな寒川さんに「サボり」にまつわるいろいろなお話を伺いました。
2005年にはじまり、今や大阪発・野外夏フェスの代表的存在となった「OTODAMA〜音泉魂〜」。活きのいいロックを鳴らすアーティストのライブを中心に、お笑い芸人のパフォーマンスやプロレスも盛り込んだ、子どもから大人まで楽しめるアットホームなイベントとして人気を博しています。その企画運営をおこなう中心人物、清水音泉の清水裕さんのインタビューをお届けします。
文化戦略を地域の大きな重要資源と位置づけ、広いフィールドでコンサルティング活動を展開されている甲賀雅章さん。人々の絆を第一に考え、CI戦略からイベントプロデュースまでを精力的に手掛けられています。今年22年目を迎えた「大道芸ワールドカップin静岡」を育て上げ、現在も同大会のプロデューサーをつとめることでも知られている甲賀さんに、ご自身もクラウンパフォーマーである立場から、おそとの魅力や文化戦略における効果などについてお聞きしました。
“地上で読む機内誌”をコンセプトにした旅行雑誌『PAPERSKY』の編集長を務めるルーカス・B.B.さん。しかし、その活動は雑誌編集者という域にとどまりません。親子のための野外フェスティバル「mammoth pow-wow」や、自転車で日本の地方を巡る「ツール・ド・ニッポン」など、屋外でのイベントを数多く企画。読者を雑誌の外に連れ出し、新しいことにチャレンジしたり、知らなかった文化に出会う場を積極的につくっています。「外に出ると元気になるよね」とにこやかに話すルーカスさんに、活動の根底にある想いをうかがいました。
日々の飾らない生活や気持ちを俳句として、素直に、そして健やかに表現する神野紗希さんは、活動の場を年々広げている今注目の若手俳人。題材が溢れる“おそと”へ出向き、感動したことを自分らしく詠んだ彼女の句は高く評価されています。そこで、神野さんは、どのような視点でおそとを眺め、どのような影響を受けているのでしょうか。桜が満開となった日の東京・国立(くにたち)で、お話を聞きました。
耕されなくなった農地を管理・指導付きの貸し農園として生まれ変わらせる「マイファーム」をはじめ、農業への新しいアプローチで注目されている西辻一真さん。社会の様々な課題を事業によって解決へと導く若手の「社会起業家」としても知られています。私たちの生命を支える「農」の世界に新風を吹き込む彼の原動力とは?農業を通して自然にふれあうことで得られるもの、農業の未来などについてお聞きしました。
アスリート時代はトレイルランニングの女性選手として国内無敵の強さを誇った、櫻井教美さん。現在は自然やアウトドアの魅力を伝えるべく、トレイルランニングやテント泊の体験イベントを開催している会社『アドベンチャーディバズ』のスタッフとして、イベントのナビゲーションや企画に携わっています。約10年間ひたすら走り続け、おそとの“達人”どころか、辛いや痛いなど、すべての感情や感覚が抜け落ち、“仙人”のような無の境地まで達してしまったアスリート時代から、日々の暮らしのなかでアウトドアや走ることを気負わず楽しんでいるという現在まで、櫻井さんにとっての「おそとの魅力」を伺いました。
建物、噴水、樹木、箱、靴…、あらゆる立体物のカタチに沿って芸術的な映像を投影する表現手法「プロジェクションマッピング」。世界中で注目を集めており、日本でも建物を使ったプロジェクションマッピングのイベントが盛り上がっています。そこで、京都の二条城、美術館、図書館、奈良の興福寺につながる階段、猿沢池などで投影をしたことがあり、関西のプロジェクションマッピング界にこの人アリ!と言われる映像作家の吉光清隆さんに話をお聞きしました。単なる楽しみを提供するだけではなく、開催地へあたたかい想いを込めて取り組まれています。その想いとは…
女性らしいセンスが光る外遊びを提案しているユニットnoyama。山をテーマにした作品を撮り続ける写真家、玄米菜食とアウトドア料理を得意とする料理研究家、登山やアウトドア雑誌の編集者、そして自然の素材を使い作品をつくる木工アーティストという、異なるフィールドで活躍する彼女たち。自然と向き合うなかで感じた想いやひらめきを持ち寄り、それぞれの得意分野を活かしてつくられる雑誌や本は評判を呼び、野外フェスなどのイベントにも活動の場を広げています。今回は、外遊びの楽しさを熟知したnoyamaのみなさんに、自然と親しむことの楽しさや、初心者におすすめの外遊びについて語っていただきました。
今、大阪の水辺が面白いって知っていますか?take me to the outside!でも紹介した水都大阪フェス2011やエコボートでの水辺ツアーなど水辺を舞台に様々な活動がおこなわれています。今回は、自ら船の舵を操りながら水辺の魅力を発信している「御舟かもめ」の船長、中野弘巳さんに、清々しい朝の空気とおいしい朝ご飯をいただきながらの「朝ご飯クルーズ」の後、お話を伺いました。
関西で人気のFM局「FM802」のなかで、人気中の人気DJが、ヒロTこと、ヒロ寺平さん。60歳とは思えないパワフルなヒロTさんのおそとの楽しみ方や日常の楽しみ方の秘訣をお聞きました。
『横浜トリエンナーレ2005』のキュレーター、『アサヒ・アート・フェスティバル』事務局長をはじめ、多くのアートや環境関係のプロジェクトに携わられている芹沢高志さん。アートで気づかされる場所の力や空間とアートの関係を、ご自身の経験もふまえお聞きしました。
照明デザイナーとして活躍されている長町志穂さん。“あかり”をデザインする照明デザイナーとはどのような仕事なのでしょうか。その内容や仕事を通して “あかり”の力にあらためて気付かされたというイルミネーションイベント、普段の生活であかりを楽しむ方法などご自身の経験をふまえ、お話を伺いました。
山梨県北杜市の八ヶ岳南麓で「八ヶ岳倶楽部」を運営する園芸家の柳生真吾さんに、おそとをいったいどのように楽しんでるのか語ってもらいました。
サンフランシスコを拠点に、世界中の建築家と協働しながら社会の課題を建築で解決するNPO「Architecture for Humanity(アーキテクチャー・フォー・ヒューマニティ」を主宰するキャメロン・シンクレアさんに、おそとの魅力と課題について語ってもらいました。
大阪を中心に活動する建築家の中谷ノボルさんに、建築家として考える屋外空間との関わりや、水辺の魅力をお聞きしました。
アートディレクター、グラフィックデザイナーとして国内外で活躍している水谷孝次さん。ご自身の経験や「MERRY PROJECT」で改めて感じたという“外”の魅力について伺いました。
アメリカで環境デザイン、プログラミングの専門家として活躍しているスーザン・ゴルツマンさんに、現在進行中のプロジェクトやこれからの都市に必要な自然とはどのようなものか、屋外空間の可能性などについて伺いました。
水中写真家であり、ダイビングインストラクターである城者定史さん。 大阪の水辺再生など、水に関わる様々な分野で活躍されています。そんな城者さんに、水中写真や海の魅力、これからの水辺について伺いました。