あちこちで春を感じる時期になると、おそとにお出かけしたくてうずうずしませんか?ピクニックやBBQ、山登りに屋外のイベント、カフェでゆっくり過ごすのだって、テラス席に座ってみたりと、気持ちがおそとを向いていきます。パーティーだって、おそとで開催したくなるもの。今回はそんな季節にぴったりな、みんなが集まってわいわい楽しみながら作って食べることができる、ちらし寿司を紹介します。
01 わいわいちらし寿司
フルーツ寿司飯
<材料>
米 4合
文旦果汁 40cc(約2個分)
酢 10cc
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1
普通の米酢だけではなく、果汁を使うことで優しい酸っぱさの寿司飯になります。
作り方はお米以外の材料を混ぜて、炊きたてのお米に混ぜるだけ。
混ぜ方のコツは、Vol.4彩り寿司弁当を参照してください。
寿司飯ができたら、いろんな具材を彩りよく、お好みで盛り付けましょう。
02 キノコのアーリオオーリエ
カルパッチョを盛り付けてイタリアン風に
<材料>
マイタケ 1パック
シイタケ 3枚
シメジ 1/2株
ニンニク 1/2個
鷹の爪 1/2個
オリーブオイル 大さじ2
レモン 1/2個
塩・コショウ 少々
1.キノコは食べやすい大きさに手で割く。
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだニンニク、鷹の爪を加えて弱火にかける。
3.ニンニクの色がきつね色になって香りがしたら、キノコ類を焼く。
4.キノコがしんなりしたら火を止め、レモンをしぼりかけ、塩、コショウで味付けして完成。
03 ニンジンのクミン塩
手作りオイルサーディンを乗せて食感を楽しむ!
<材料>
ニンジン 1本
塩 小さじ1
クミン 少々
カシューナッツ(刻み) 少々
1.ニンジンを長さ3cm程度の千切りにし、ボウルに入れる。
2.塩、クミンを加えてよく混ぜ、10分ほどおく。しんなりしたら更にもみ込み、再び10分ほど置いてから、カシューナッツを加えて和えたら完成。
04 もやしナムル
ごま油で合えた他の具材を乗せて韓国風に!
<材料>
豆付きもやし 1袋
ニンニク 1/2個
塩・コショウ 適量
ごま 適量
ごま油 大さじ1
1.鍋に湯を沸かして塩を入れ(1Lの水に7g程度)、もやしをさっと茹でてから、ザルにあげて水気をよく切る。
2.ボウルにニンニクの断面を擦り付け、香りをつける
3.2にもやしを入れ、コショウ、ごま、ごま油でよく和えたら完成。
05 手作りオイルサーディン
ニンジンのクミン塩と合わせて!
<材料>
小イワシ 10尾
オリーブオイル 100cc
サラダオイル 100cc
塩 大さじ1
ニンニク 1/2個
鷹の爪 1/2個
ローリエ 2枚
ローズマリー 4cm
コショウ(ホール) 5個
クローブ 2個
1.小イワシは、頭と内臓を取り水洗いし、ペーパータオルなどで水気をよく拭き取る。
2.鍋に小イワシを綺麗に並べてから、他の材料を加える。
3.火をつけて、弱火で30分煮る。
4.火を止めて冷ましたら、骨まで食べられる、オイルサーディンの完成です。
ちらし寿司の他の具材について
新鮮な魚が手に入ったら、塩、レモンでカルパッチョにしたり、昆布締めや酢で締めたり。彩りを良くするには、カラフルな野菜も加えましょう。色だけではなく、食感や香り、甘味、苦味を意識して、バランスよく飾り付けてみてくださいね。
炊きたてのご飯に寿司酢を回しかけ、混ぜながらお米に馴染ませる人。お酢とご飯が馴染んだら一生懸命扇いで冷ます人。具材をバランスよく並べる人。と、いろんな作業があるちらし寿司は、作る過程もほかの人と一緒になって楽しめます。
今回は、豪快にすし桶にそのまま盛ってみることに。4つの味が楽しめるピザからヒントを得て、具材を4種類にわけていろんな味が味わえる、楽しいちらし寿司をつくることにしました。
みんなで楽しみながら盛り付けていると、気付けば盛りだくさんなちらし寿司に…。
お寿司でありながら、鮮魚とトマト、炒めたキノコのイタリアン風、ごま油の風味が香ばしいもやしナムルの韓国風、手作りオイルサーディンとニンジンの細切りの食感も楽しい洋風、アナゴと卵のオーソドックスな和風と4つの味があり、どれから食べよう、どれが美味しい、とまさに、「わいわい」楽しみながら食べられるので、パーティーにぴったりのメニューです。
例えばこれからの季節、お花見にいかがでしょう?ご飯と上にのせる具材を別に持って行き、盛り付けるところから一緒に作ってみれば、きっと楽しくて美味しいお寿司になるはず!酢飯は、実は、いろんな食材や味付けに合わせられるので、上に乗せる具材は、難しく考えずにいろんなものに挑戦してみて。おそとの青空の下で、わいわい食べれば、美味しさも倍増です!