西宮市の北部にある船坂という地域で、西宮船坂ビエンナーレいう芸術祭が行われました。
この船坂という場所は、まさに西宮の里山。
山あり、谷あり、竹林あり、棚田ありと、
日本の原風景がそのまま残っているような場所です。
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宝塚駅からバスで到着し、住宅街や竹林を抜けていくと、旧船坂小学校に着きました。
到着するやいなや、「生きろ」という文字が、目に入ってきました。
“IKIRO-Be alive” と言う作品です。
ビニールの旗に、色とりどりに「生きろ」と書かれています。
青空の下、たくさんの「生きろ」と言うメッセージ。
生きると言うこと自体に、強いエールを送られているような気持ちになりました。
真ん中あたりに、UFOも飛んでたりしていて、遊び心も忘れてません。
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ランチルームという、昔は給食をみんなで食べていた建物があって、
土日限定のランチを頂きました。
船坂産の野菜のてんぷらが付いた蕎麦です。
蕎麦も地元の方がうってくれたもの。
歯ごたえがしっかりある蕎麦のおいしさとランチを提供されている地元のみなさんの姿に、
ホッコリしました。
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校舎の周りは、すっかり秋。
校舎の中にも作品がたくさんありますが、
校舎のまわりの風景が、もうすでに自然が織りなす芸術作品です。
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“竹林”
校舎の中に竹林。
船坂の竹林から切り出した竹が教室の中に運び入れられ、
天井から吊り下げられてています。
教室の風景と竹林。
そこから眺める船坂の里山。
「休憩所のイメージで」と解説に書かれていましたが、
この土地から感じるのどかな時間を更にふくらませるような作品でした。
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“船坂の風”
ガイドさんにお願いして、里山の中にある作品を見に連れて行ってもらいました。
これは、切られた一本の木を再生したものだそうです。
一見不自然な感じの木でも、存在感があるのは元々船坂の木だからでしょうか。
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“空見ル段々休憩所”
この椅子たちは、実際に色んなお宅で使われているものを借りてきたものだそうです。
この場所に座って、棚田や山並みを眺めるという作品です。
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実際に、ここに座って眺めた風景。
どこまでも続く青い空。
燃えるような紅葉。
すすきが風になびいて、まさに日本の里山の姿です。
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アートを楽しむだけではなく、アートを包み込む風景の繊細さ。
そして、気さくに話しかけてくれる地元の方々の親切さに自分が優しくなれる、そんな一日でした。
風景×アート×ここに住む人が織りなす時間自体がアートなのだと感じ
させられた、
西宮船坂ビエンナーレ。
来年も楽しみにしています。
ハラダケイコ