Nature

集合場所はJR学研都市線の藤阪駅。
大阪環状線の京橋駅から快速で31分という近さ。
TOHOSOTOでは、都心部からのアクセスしやすい、身近な自然に注目しています!

当日は梅雨どきなので天候が心配でしたが、
歩けば歩くほどに晴れ間が広がる絶好のTOHOSOTO日和でした。

まずは、府営山田池公園を目指して、
穂谷川のそばにある、送電線の下に沿って続く緑道を歩きました。
距離的には少し遠回りになるのですが、
急いで到着することを目的とせず、
いかに心地よく、地域の成り立ちを感じながら歩くかがTOHOSOTO流。
梅雨どきの川の流れや木々の成長を感じつつ、
15分ほどで山田池公園に到着です。

山田池公園は、
地形の変化に富んだ丘陵地や灌漑用の池を活かした、
季節の移ろい豊かな67.4ヘクタールの広大な公園です。
芝生の丘からは、北へ向かって徐々に低くなる生駒山地やまちの様子など、
大きな風景が広がります。

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生駒山地は裾野で木津川と出会い、木津川は淀川へとそそぐ

 

 

続いて公園名にもなっている山田池のほとりに移動し、早速休憩タイム。

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大木に囲まれた大きな池の風景にホッと一息つくことができます

 

 

今回はここで、持参しました特製ジンジャーエールを飲みました。

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TOHOSOTO特製ジンジャーエール!

 

 

少し早めの休憩ですが、
ジンジャーエールにもちゃんと訳があります。
実はたくさん歩く前に、
ジンジャーのもつ血行や発汗を促進する効果を狙っているのです!
今回のテーマである”水と食をめぐる。”は、
カラダまで含めた水や食事の循環を意味してみました。

休憩後は公園を後にして、
山田池にそそいでいる北谷川沿いに西へ向かいました。
すっかり新興住宅地に囲まれたエリアですが、
川沿いに北谷川緑地があるので、意外と緑に囲まれながら歩けます。
JR長尾駅あたりへ到着すると、
JRの線路をくぐって今度は谷違いの舟橋川へ移動し、
舟橋川沿いを西へ向かいます。

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随分天候もよくなってきました!

 

さらに第二京阪高速道路をくぐって西進すると、住宅地も少なくなり、
人と自然の豊かな関係がそこかしこに感じられる里山の風景が広がってきます。

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田んぼや畑・果樹園など、里山が広がってきます

 

 

すると、まもなく「農園 杉・五兵衛」の看板が見えてきます。

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(左)「農園 杉・五兵衛」の看板
(右)本館の玄関。建物も素敵!

 

「農園 杉・五兵衛」は、
農場を単に生産の場としてだけでなく、
訪れた人が農園を見て回ったり、
旬のものを収穫することもできるようにされています。
そして、余った野菜クズなどは肥料としてその農場に還元され、
食事をするだけでなく、
人が心地よい場所に集うことも含めた有機循環農法というしくみを実践されています。
今回のテーマである”水と食をめぐる。”に大変ふさわしい食事処なのです。
お野菜中心の食事は、物足りなさどころか、
どれも素材の味が際立った大変美味しい食事でした。

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今回は”農園のお弁当”という定食を頂きました

 

そして食後に園内をぶらりと散策したのですが、
一角でロバなどの動物たちを飼育しています。
彼らが野菜クズなどを食べ、
そのふんを堆肥として利用して野菜を育てるという循環のしくみを体感することができます。

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とても元気なロバたち。えさをやることもできます

 

 

杉・五兵衛を後にして、
穂谷川の上流から東側のJR藤阪駅へ向かって進みます。
右岸の堤に遊歩道があるのですが、
この遊歩道が木立のなかを抜けており、
お腹いっぱいの食後に大変気持ちよかったです。
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20分程度歩くと、集合場所だったJR藤阪駅に帰ってきます。
今回のコースは、約1万6000歩で総距離10kmでした。
山田池公園や様々な川沿いで水の流れを感じつつ、
循環を体感できる美味しい食事も堪能できた有意義なイベントでした。

 

参加頂いた皆様、お疲れ様でした!
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今後もTOHOSOTOでは、
トホ(徒歩)するからこそ発見できるおそとの魅力を感じ、ホッと一息おそとでリラックス。
ホホーッとうなづく歴史や土地の営みに納得しつつ、
ホッホッホッと微笑む味覚も堪能。
トホと公共交通で楽しく移動!を意識したイベントを随時企画していきますので、
是非ともご参加下さいませ。

 

TOHOSOTOナビゲーター  Rojiroom店主 松下岳生

集合場所は、近鉄生駒駅。
大阪難波駅から快速急行で22分という近さ。
実は生駒山は、都心にとても近い大自然なのです。
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今回ナビゲーターは私、松下岳生です。

まずは、生駒駅からケーブルカーで一気に山頂を目指しました。
このケーブルカーは、1918年開業の日本最古のケーブルカー。
近畿日本鉄道の前身である大阪電気軌道が開業直後の資金難のとき、
生駒山中腹にある宝山寺が、
賽銭を融通した御礼に整備されたとも言われています。
また、現在の車両は生駒山頂遊園地を意識した
ユーモラスなデザインとなっています。

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ユーモラスなデザインのケーブルカー

 

 

山頂に到着するとまず目に付くのは、1929年開業の生駒山頂遊園地。
レトロな乗りもの盛りだくさんな園内なのですが、
山頂にたどり着いたらやはり山頂の目印を訪れたくなるもの。
しかし普通に探していたらなかなか見つかりません。
実は、電気機関車のレールに囲まれたところにあるのです。
管理員さんに一声かけると、なかに入れてもらうことができます。

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電気機関車のレールに囲まれたところにある山頂の目印

 

 

次に目に付くのは、大きな円形のユニークな建物。
この建物は、ル・コルビュジェの弟子でもあった
吉阪隆正(1917‐1980)が設計した生駒山宇宙科学館。
少し傷みが目立つ感じなのですが、
いつか内部を見学するツアーを開催したくなりました。

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活用を期待したい生駒山宇宙科学館

 

 

そして在阪テレビ局の電波塔の数々。
生駒山頂には、なかなかユニークな風景が続きます。
ところで標高642mの生駒山は、なんと5/22に開業した、
電波塔である東京スカイツリーの高さ634mよりも若干高いのです!
大阪平野に電波塔が不要なのは、
都市に近い山があるからとも言われています。

 

山頂を後にして尾根沿いに南へ進むと、
暗峠(くらがりとおげ)まではなだらかな下り坂。
大変歩きやすい山道です。
ウグイスなど、様々な小鳥のさえずりが聞こえてきます。
ここからもう少し西へ下ると、府営枚岡公園。
春のサクラや秋のモミジは必見です。
また夏のプールには、子どもを連れて是非行ってみたい!

 

12時過ぎに奈良街道の暗峠に到着。
この道は、古来より大阪と奈良や伊勢を結ぶ街道として栄えてきました。
ちょうど峠にあたるところの荒々しい石畳はなかなかのものです。
そこに面した「茶屋すえひろ」にて昼食を頂きました。
季節の山菜のてんぷらが楽しめる「すえひろ定食」や、
16種類の野菜を使った「野菜カレー」はオススメです。
座敷でもテラスでも食べることができるので、
まさに峠で一息つける素敵なお店。

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季節の山菜のてんぷらが楽しめる「すえひろ定食」

 

そこからさらに少し尾根を南へ登ったところに、
なるかわ園地「ぼくらの広場」があります。
大阪や六甲山、
遠くは淡路島や紀伊半島まで見渡せるとても景色の良い展望スポットです。
今回は、ここで参加者でもある桃田さんに、
珈琲を淹れてもらいました。
名づけて「ビッグシティ・ビュー・カフェ!」。
珈琲を飲みながら、自分達が暮らすまち大阪を眺めるのは格別でした。

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ビッグシティ・ビュー・カフェ

美しい眺望を後にして、再び尾根づたいに南下すると、
鳴川峠が現れます。
そこを東へまがって奈良県側に入りました。
細い山道を下るといつしか谷状の地形となり、
常に小川のせせらぎを感じながらの下り道です。

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尾根づたいに南下する緑いっぱいの山道

 

 

てくてくと歩みを進めると、
竹林を抜けたところに小さな集落が現れます。
そこに千光寺という寺があります。
この寺は、修行を積むための行場となっており、
特に女性の修行道場として栄えたそうです。
ユースホステルもされているので一度泊ってみて体験するのも良いでしょうね。

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行場のある千光寺

 

集落から離れて、再び川沿いを下っていくと、徐々に畑や田んぼが顔を出します。
田植え前の水が張られた田んぼに響く、かえるの声が印象的でした。
そのあたりから民家が見えはじめ、新興住宅地へと入っていきます。

 

幹線道路を抜け、近鉄東山駅の手前には「音の花温泉」があります。
とても大きな露天風呂がオススメです。
また、食事もできますし、野菜を買うこともできます。

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旅の疲れを癒せる「音の花温泉」

 

本日の終着点である近鉄東山駅からは、出発した生駒山頂を遠景に見ることができます。
山頂まで結構な距離を感じますが、歩けば意外と楽しく歩けるもの。

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終着点から望む生駒山頂をバックに記念撮影

 

今後もTOHOSOTOでは、
トホするからこそ発見できるおそとの魅力、
ホっと一息おそとでリラックス、
ホホーっとうなづく歴史や土地の営みに納得、
ホッホッホッと微笑む味覚も堪能、
トホと公共交通で楽しく移動!
などを意識したイベントを企画していきますので、是非ともご参加下さいませ。

 

TOHOSOTOナビゲーター  Rojiroom店主 松下岳生