OSOTO web“おそと”で過ごすライフスタイルウェブマガジン
公園ノートでは、公園やその周辺の魅力的なスポットをご紹介します。おそと編集部オススメの公園。ついつい公園へお出かけしたくなるコーナーです。
公園で遊ぶのに必要なのは、冒険心だけ。公園の知らなかった楽しみを発見したり、新しいことに挑戦したり。まるで宝箱のように、開けてびっくりな楽しみがたくさん詰まった公園を紹介します。
服部緑地の西側を流れる天竺川。そのほとりの「天竺のはらっぱ」は、月に一度、子どもたちが自分の責任で自由に遊ぶ「冒険遊び場」として利用されています。これは、服部緑地の近隣に住むお母さんたちが中心となって、「子どもたちの“やってみたい!”という気持ちをできるだけ尊重していきたい」と有志で取り組んでいる活動です。ここでは、木登りや穴掘り、虫捕りなどをはじめ、木の実で工作をしたり、ドラム缶コンロでサツマイモを焼いたり、ハンモックでゆったりしたり、木陰で本を読んだりと、子どもたちは自由に遊ぶことができるのです。
また、老若男女の大人たちが子どもたちの様子を温かく見守ってくれています。そんな「見守り」の大人たちにとっても、おしゃべりしながら友だちになって、再会を楽しみにこの場所にやってくるという、コミュニケーションの場にもなっているみたい。子どもたちは、たくさんの温かい思いに包まれて、ワクワクするような思い出をいっぱいつくることができるはず。さあ「天竺のはらっぱ」で冒険遊びに挑戦してみよう!
» 天竺のはらっぱであそぼう会
開催日 9月12月以外の毎月第4土曜日
大人になってから冒険するのって、ちょっと勇気がいりますよね。そんな人におすすめなのが、山田池公園南地区に新しく開設された「実りの里」での農作業ボランティア。果樹園(梅)や田んぼ、畑などで仲間と一緒に楽しく農作業をしようというものです。
今まであまり農作業をしたことがない、ボランティアをしたことがないという人にこそ挑戦してもらいたいこのボランティア。苗を植え、育て、収穫するまでの長期にわたって作物の世話をしていると、日照りを心配したり、雨の恵みに喜んだり、毎日が新鮮に感じられるはず。また、土にふれ、仲間と協力しながら野菜やお米を育てる喜びは、おいしさ以上の実りをあなたに与えてくれるもの。そんな喜びが待っているなら、今まで経験したことのない新しい世界をちょっと覗いてみたくなりませんか?
寝屋川公園で秋におこなわれる「バッタの運動会」は、楽しく遊びながら、公園の草や木、昆虫などについて考えるきっかけになるイベントです。
運動会の参加選手は「バッタ」たち。園内の芝生広場にいる様々な種類のバッタを採取して、飛距離を競います。まずバッタを探すときに気付くのが、草の生い茂ったところにバッタがたくさんいること。寝屋川公園ではこの運動会のために、芝生広場の一部の草刈をあえておこなわず草を残しています。ちょっとしたことのように思われますがバッタにとっては大きな違い。人にとっては歩きにくいような草陰がバッタの隠れ場所になるのです。そんな場所があることが、バッタをはじめ、たくさんの虫たちの命を育みます。
バッタの運動会をきっかけに、公園のどこにどんな生き物がいるのか、虫めがねや図鑑を片手に探検してみるのも楽しそうです。
バッタの運動会
大泉緑地の「百年の森づくり」では、樹の根を観察したり、間伐や草地管理を体験したりと、森づくりに繋がる講習会を開催してきました。今年は、子どもたちの冒険心をくすぐるイベントで、「百年の森」が更にパワーアップしています。
ひとつ目は、普段は体験できない夜の公園を探検する「ナイトツアー 夜の森を楽しもう!」。森のなかを散策しながら、ライトトラップという光を使う昆虫採集の方法を体験したり、大泉緑地に暮らす虫たちを観察するというもの。残念ながら講習会は終了していますので、詳しい様子はイベントレポートでアップします!
2つ目は秋のツリークライミング。専用のロープやサドルを使うツリークライミングは、大人も子どもも手軽に安全に木登りができるので、樹木と仲良くなるのにはもってこい。木肌にふれたり、木立を吹き抜ける風を感じたりするうちに、おのずと森を大切にする気持ちも芽生えてきます。高い木の枝に座って公園を見渡せば、森を守る勇者ターザンになった気分も味わえるかも?!ワクワクとドキドキが止まらなくなりそうです。
ツリークライミング
*雨天順延の判断等、詳しくは管理事務所までお問い合わせください。
TEL 072-259-0316