OSOTO web“おそと”で過ごすライフスタイルウェブマガジン
公園ノートでは、公園やその周辺の魅力的なスポットをご紹介します。おそと編集部オススメの公園。ついつい公園へお出かけしたくなるコーナーです。
堺市西区と高石市の臨海地域に広がる総合公園。明治6年、日本に「公園」が生まれた当初に指定された、大阪で最も古い公園のひとつです。美しい松林を誇り、休日ともなれば松林や交通遊園、バラ園で、思い思いに過ごすたくさんの方でにぎわいます。そんな浜寺公園のOSOTOがおすすめする楽しみ方を紹介します。
浜寺公園以外ではなかなかお目にかかれない「交通遊園」。子どもたちが喜ぶ乗り物をたくさん揃えているのが魅力です。「交通遊園駅」から公園中央付近の「花壇広場前駅」まで、園内をゆっくり巡る機関車「浪花(なにわ)号」はちょっとした旅気分。1周760mのゴーカートではレーサーを気取って。他には、動物や様々な乗り物の形をした「バッテリーカー」や「こどものりもの」もあり、小学生以下のお子様が乗れる四輪車のムーンカートは無料で楽しめます。D51機関車とちんちん電車の展示もあって見応え十分。子どもたちをとにかく飽きさせず遊ばせることができます。「交通遊園」では交通ルールを楽しく学んでほしいという思いから、日曜と祝日には1日2回の交通指導教室も開催しています。
開園時間:9:00~17:00
(子供汽車「浪花号」・ゴーカートの営業時間は、
春の期間は10:00~17:00)
休園日:毎週火曜(祝日のときは翌日)
TEL:072-261-8696
利用料金:
子供汽車「浪花号」1回片道大人290円・子ども140円
ゴーカート1回290円
バッテリーカー・こどものりもの1回100円
5月になれば、「ばら庭園」の6500株のバラが咲きはじめます。コンセプトは、「昔ながらの風景の中にバラの彩りを取り入れた日本庭園」。「山の景」「山間の景」「里の景」「まちの景」といったゾーンに分かれ、日本に自生する野生のバラをはじめとする250種を観賞できるので、他とは違った楽しみ方ができます。また、麗しい姿を愛でる以外にも、香りの効能も試してみたいもの。バラの香りは女性によい効果をもたらしてくれるといわれます。香り高きバラの前ではじっくり香りも味わって。5月には、夜9時までライトアップを実施。光に照らされたバラは美しさが際立ち、よりうっとりできるはず。シャンソンやブラスバンドの演奏も一緒に楽しめるコンサートは要チェック。
期間:3/16(火)~12/15(水)
開園時間:10:00~17:00(入園は16:00まで)
休園日:火曜(祝日のときは翌日)
料金:無料
浜寺公園には南北約2キロに広がる5500本の松林があります。一年中清々しい緑に溢れているこの松林は、「どこまでも続く美しい松林」と万葉の時代から詠まれ、「名松100選」にも選ばれているほどの美しさ。かつては白砂青松で有名な海水浴場であり別荘地でもあったここ。開園前の明治以前より、訪れた人は松林の下で様々なレジャーを楽しんでいたそう。
そんな歴史ある浜寺公園でピクニックをするなら、和風に演出してはいかがでしょう。いつものお弁当箱をお重に変えるだけで、ずっと気分は盛り上がります。松林の下、公園に刻まれた長い歴史に思いを馳せながら日本酒を一杯、なんていうのもいいですね。
地元の方たちが実行委員となって主催する「ローズカーニバル」を、5月16日(10:00~16:00)に開催します。1978年から続くイベントであるといえば、どれほど愛されているかがおわかりいただけるでしょう。
エントランスに設置したステージでは、歌やダンス、よさこい踊りやお笑いなどがおこなわれます。また、手作り雑貨の販売があったり、子どもが遊べるゲームがあったりと、毎年、大人も子どもも楽しめるお店も出てにぎわいます。
気候のよいなか、ぬくもりを感じるイベントに出かけて、のんびりと過ごしてみませんか?
○ローズカーニバル
5/16(日) 10:00~16:00