都会のオアシスでピクニック枚岡公園


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    2012年12月7日

枚岡公園

大阪市内からそんなに離れていないのに、豊かな自然を満喫できる枚岡公園。ハイキングを楽しむのはもちろんですが、今回はピクニックも一緒に楽しめるアイデアを提案します。

1. ハイキング&ピクニックでリフレッシュ!~枚岡山展望台&額田山展望台

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枚岡公園は、大阪市内から電車で約30分というアクセスの良さにもかかわらず、都会の喧騒を忘れさせてくれる身近なオアシスのような公園です。それもそのはず、この公園は、生駒金剛紀泉国定公園の麓に位置し、ハイキングコースとして親しまれている暗峠(くらがりとうげ)の大阪府側の入り口にあたるのです。この公園を満喫するには、やっぱりハイキングとピクニックを組み合わせて楽しむのがおすすめ。初心者の方でも手軽に山登りの楽しさが味わえるぐらいの距離と、緑に囲まれた休憩できる場所が点在しているので、気持ちよく汗をかいて、のんびり自然のなかで過ごしたい秋晴れの日にぴったりです。
公園ハイキングの目的地にしたいのは、枚岡山展望台と額田山展望台のふたつの展望台。近鉄奈良線枚岡駅から枚岡神社のすぐ横の道を通り過ぎると、枚岡山展望台までは急な山道が続きます。これからの季節は、葉を落とした木々の間から差し込む柔らかな陽射しを楽しみながら、ゆっくり歩を進めるのがいいですね。歩きはじめは冷たく感じる空気も、30分ほど歩いて展望台に到着するころには、気持ちよく感じるでしょう。たどり着いた先に待っているのは、枚岡山展望台からの素晴らしい眺め。四角く切り取られた壁から覗く大阪市内の景色は、まるで都市を描いた絵画のようです。普段見ている大阪の街とは違う表情を楽しむことができますよ。

枚岡公園
枚岡公園

もうひとつの額田山展望台は、枚岡駅のお隣、額田駅から桜園路を通って向かいましょう。枚岡山展望台までの道のりに比べると、比較的緩やかな坂道が続きます。新鮮な空気を深く吸い込みながら15分ほど歩くと、展望台に到着。こちらの展望台からは、北は六甲山から南は堺市まで、大阪平野を一望することができます。大阪湾の向こうに沈む夕日をバックに徐々に灯る街の灯を見ていると、時がたつのも忘れてしまいそうです。

枚岡公園
枚岡公園

ふたつの展望台をつなぐ園路もあるので、片方だけでは物足りないという人は、両展望台からの眺めを楽しむのも良し、更に、公園から暗峠を越えて奈良を目指すも良し、新鮮な空気のなかを歩いて、心も身体もリフレッシュしましょう!

2. 水音と紅葉のハーモニー~暗渓

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秋には、山肌を被うクヌギやコナラ、カエデが色づき、絶好の紅葉スポットとなる枚岡公園。なかでもおすすめが、額田山と枚岡山に挟まれた谷を流れる豊浦川沿い。谷底は暗渓と呼ばれ、切り立った山の間を細いせせらぎが流れています。川沿いにはカエデが多く植えられているので、深山に分け入ったような雰囲気のなか、自然の色の移ろいを堪能することができるのです。真っ赤な欄干が印象的な豊浦橋から川べりまで下り、更に少し川下に歩いたところにあるベンチは絶好の休憩スポット。ここで一息入れれば、水音に心洗われ、赤や黄色に色づいた木々に癒されることでしょう。身近に豊かな自然があって良かったと思えるひと時を、過ごすことができますよ。

大泉緑地
大泉緑地
大泉緑地

3. おしゃれな公園ピクニック~桜広場

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枚岡公園の桜広場は、山の斜面に位置しています。春になれば、ヤマザクラやソメイヨシノなどで斜面一面が覆われ、まるで昔話のような景色が広がります。サクラの木陰に座ったり寝転がったりのんびり過ごすのもいいですが、公園備え付けの木製テーブルセットにテーブルクロスをかけて、おしゃれにピクニックを演出してみてはいかがでしょう?四季の移ろいを感じながら、家族や恋人、友達と、のんびり行楽気分でピクニックはいかがですか?

枚岡公園

4. 梅の花で雅な花見気分~枚岡梅林

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奈良時代までお花見は、桜ではなく梅を愛でていたという歴史があります。万葉集では桜より梅を詠んだ詩が多く、春の訪れを告げる花として、開花を待ち望まれていたと想像されます。そんな時代に思いを馳せて、ぽかぽか陽気の日に、梅の花でお花見気分のピクニックを楽しんでみませんか?枚岡梅林は、2月半ばから3月半ばにかけて約400本もの紅白の梅が花開く、ピクニックに最適の場所。お雛様をイメージした真っ赤なピクニックラグやお重に詰めたお弁当、水筒に入れた温かい甘酒などを持っていけば、より一層優雅な気分に浸れそう。ほのかな梅の香りに誘われて、素敵な詩も生まれるかもしれませんね。

大泉緑地
大泉緑地

5. ハイキングの前の神聖なひととき~枚岡神社

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近鉄奈良線「枚岡駅」から枚岡公園への道筋にある「枚岡神社」は、『日本書紀』に記される天児屋根命(あめのこやねのみこと)を主祭神とする、長い歴史を持つ神社です。また枚岡公園内の「神津嶽(かみつだけ)」は、枚岡神社の創祀の地として現在も石造りの社が祭られています。
枚岡駅から生駒山を越えてハイキング&ピクニックを楽しむときは、この枚岡神社でひとつ、行程の無事をお祈りしてから向かうのはいかがですか?生駒山はそんなに険しい山ではありませんが、油断は禁物。少しのあいだ手を合わせると心が落ち着き、新鮮な心持でハイキングに挑むことができるでしょう。これからの季節、冴え渡る清々しい山の空気を全身で感じとるために、五感を研ぎ澄ますそんなひとときも大切にしたいものです。

大泉緑地
大泉緑地

6. 歴史の道を踏みしめる~暗峠

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生駒山地を越えて、大阪府と奈良県を結び、現在はハイキングコースとして知られる「暗峠」。実は古い歴史があり、奈良時代に難波(なにわ)と平城京を結ぶ最短ルートとして整備された暗越奈良街道の峠なのです。樹木がうっそうと生い茂り、昼間でも暗かったことが、その名の由来とも言われています。しかし江戸時代には、旅人や物資が行きかう重要な交通路として賑わい、伊勢参りの人を迎える旅籠や茶屋が立ち並んでいたそう。峠付近は今でも石畳が残っていて、往時の面影を伝えています。

大泉緑地
大泉緑地

峠の近くには、府民の森なるかわ園地の「ぼくらの広場」があります。ここの自慢はなんといっても大阪湾、六甲山、淡路島など大阪随一のパノラマの眺め。昔の人と同じ道筋を歩いた後、足を伸ばしてゆっくりその風景とピクニックを楽しめば、元気がもりもり湧いてくる。笹で包んだおにぎりを膝の上に広げて、旅人気分を味わうのもいいですね。

枚岡公園

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