海辺の自然と仲間に囲まれ、のびのびと公園を楽しむ。

  • 2015年7月13日

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大阪府営公園では、普段からたくさんの公園ボランティアのみなさんが活動されています。なかでも各ボランティア団体が主催されているイベントは、公園を訪れる小さい子どもから大人まで、年間を通して楽しませてくれています。今回紹介するのは、冬でも楽しめる工作イベントを実施されているせんなん里海公園の2つのボランティア団体。もちろん、春から秋にかけても季節に合わせてそれぞれのボランティア団体さんが趣向を凝らしたイベントを開催されていますので、ぜひ、季節毎、公園毎にチェックしてみていください。(文:木下知花栄)

 

昨年12月6日、せんなん里海公園では、ボランティアグループ「ハーブタペストリー香の会」による工作イベント「ホッとなクリスマスツリーを作ろう!」がおこなわれました。ハーブタペストリー香の会は、普段、せんなん里海公園の風車の丘、香りの丘の花壇のお手入れをされています。今回は公園の植物を利用したクリスマスツリーの工作教室を開催されました。

会場の部屋に入ってまず目に飛び込んできたのが、机の上にずらりと並らべられた松ぼっくり。「公園中の松ぼっくりをメンバーみんなで集めてきました」と話すのは、香の会代表の牛窓悦子さん。こんなにたくさんの松ぼっくりを一度に見る機会はなかなか無いので、それだけでわくわくしてきます。
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他にも、千日紅やどんぐり、綿の実、椿のガクなどがテーブルに用意されており、これらを使ってミニクリスマスツリーを作っていくそうです。まずは土台となる部分を作り上げていきます。親子連れで参加されている方が多く、会場はわいわいと賑わいをみせていましたが、しばらくすると、皆さん集中されているのが分かるほど、じっくりと取り組まれているのが印象的でした。完成した土台に木の実を飾り付けていくと、もみの木とはまた違った、あたたかい雰囲気に仕上がります。花のような形をしたコットンの実や椿のガクがアクセントになって、とってもかわいいのです。
夢中で作り終えた、という充足感たっぷりの皆さんの表情に、こちらまで嬉しくなってしまいました。世界にひとつだけの、手作りクリスマスツリーのできあがりです!
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参加者の方と同じように、各テーブルに付いて指導されていたボランティアの皆さんも笑顔で楽しまれていたのが印象に残りました。イベント後、代表の牛窓さんにそのことについて尋ねてみると、「イベントのときも公園での活動のときも、いつも和気あいあいと楽しんでいます」と、普段からとても仲のいいグループなのだそう。
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会に参加される以前からご自宅でのガーデニングが趣味だったという牛窓さんは、知り合いの方にグループを紹介されたのがきっかけで参加するようになったそうです。「すぐ近くに住んでいるんですけど、実は参加するまでこんなにすてきな公園だったとは知らなかったんです(笑)。広々とした場所でいろんな植物を育てられることが嬉しいです」

せんなん里海公園は、海が目の前に広がるちょっと珍しい公園。海沿いでハーブを育てるのはなんとなく難しそうに思えますが、
「特別なことは何もしていません。過保護になりすぎないように、自然のなかで自然のままに育てることを心がけています」とのこと。そのおおらかな言葉が、とても心地よく響きます。

最後に、おそとでの活動をはじめてから感じている変化についてお聞きすると、「自分の庭でひとりで楽しむのも好きですけど、個性的なメンバーに囲まれて、みんなで会話しながら活動できるのが楽しいと思っています」と語ってくださいました。
大好きなガーデニングを気持ちのいい場所で仲間と一緒に楽しむ。いろんな意味で景色が広がる、健やかな暮らしをされているんだな、と感じました。

 

 

ハーブタペストリー香の会

せんなん里海公園、風車の丘・香の丘の花壇の維持管理をおこなう市民ボランティアグループ。花の手入れはもちろんのこと、土つくりから花苗つくり、植付け、除草、施肥、花摘み、作品作り、講習会、勉強会など、活動を通じて植物についての知識と理解を深め、自然からのメッセージを感じ取れる豊かな心を養う。平成20年、「全国花のまちづくりコンクール」花のまちづくり優秀賞受賞。活動日は、毎週水曜。

 

せんなん里海公園で活動されている他のボランティア「うみべの森を育てる会」の活動はこちら。
健やかな身体をつくる、わくわくする気持ち。

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