健やかな身体をつくる、わくわくする気持ち。


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    2015年7月13日

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前半の「ハーブタペストリー香の会」と同日にクリスマス向けの工作イベントを実施されていたのは、ボランティア団体「うみべの森を育てる会」。公園を訪れるたくさんの方たちを楽しませてくれているボランティアのみなさんですが、活動されている方たち自身もとても楽しそう。そんなボランティアさんへのインタビューも含め、当日の様子を紹介します。(文:木下知花栄)

 

「うみべの森を育てる会」は、せんなん里海公園の海のそばにある森「うみべの森」をフィールドに普段活動されています。いつもよりぐっと冷え込んだこの日、実施されたのは、「丸太を切って、サンタを作ろう」という工作イベントです。

丸太切りに挑戦する前に、まずはしっかりと準備体操をして身体を温めます。最初の作業は、材料になる丸太をのこぎりで切ること。今日初めて、のこぎりを使った!という子どもたちも大勢。最初は緊張した様子でしたが、ボランティアの方が「よいしょー!よいしょー!」と声をかけると、それに応じて楽しそうな笑顔が見られました。切り落とした断面部分は、ペイントがしやすいように機械のかんなで削ります。細長い切り口もあれば、円形に近いものもあり、それぞれどんな表情のサンタになるのか楽しみです。
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ペイント用の絵の具の他、木の実や小さな丸太のチップ、小枝などがたくさん用意されており、どういうふうに使おうかな?と想像力をかきたてられます。赤い三角帽子に白いひげのサンタクロース。中には枝を角に見立ててトナカイを描かれた方もおり、みなさん自由な発想で工作の時間を楽しまれていました。たくさんのかわいい作品たちが出来上り、大盛況のうちに終了。家に帰ってからどこに飾ろうかと考えるのも楽しそうです。大人も子どもも寒さを忘れて夢中になれる、すてきな屋外イベントでした。
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イベント終了後、「うみべの森を育てる会」の副代表を務められている、立石弘一さんにお話をお伺いしました。普段の活動は主に、植樹や草刈り、ビオトープづくりといった森林の維持管理や動植物の生態調査、小学生への自然学習(遠足サポートや山の散策案内など)をされています。今日のイベントでも、子どもたちを優しい表情で見守るボランティアの方々が印象的でした。
「イベントでも学習サポートでも、子どもたちの冒険心を大切に、なるべく自由に動けるようにと考えています。走り回ったり、樹に登ったり…森に訪れる子どもたちはいつも元気いっぱい。そんな姿を見て、私も元気をもらっています」

ボランティアをはじめられたのは会社を定年退職されてからとのことですが、それまでは仕事場と家の往復で、岬町の自然や、こうした活動にもまったく関心がなかったそうです。
「会社を辞めてからはじめて岬町が自然豊かないい所だと気付いて、そこからボランティア活動に興味を持ちました。やってみると面白いですね。自然の移り変わりや子どもたちとの触れ合いを通して気持ちが楽しくなると、身体も健康に若返る気がしています」
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ボランティアの世界では、60代で少年少女、70代で青年、80代でようやく大人です(笑)」と語る立石さん。子どものようにきらきらとした表情で楽しまれているボランティアさんたちを見ていると、なるほどその通り!と思えたのでした。うみべの森を育てる会では、これからの季節は、「第3回せんなん里海さくらフェス」(平成27年9月6日(日)10:00~19:00)での「カニカニウォッチング」や「ウミホタルの観察会」(平成27年9月19日(土)開催予定)という自然観察会を企画されています。イベントに参加するもよし、企画側としてボランティアに参加するもよし。わくわくする気持ちを探しに、まずはおそとに出かけてみませんか?

 

うみべの森を育てる会

平成14年4月発足。せんなん里海公園内「うみべの森」の維持管理をおこなう市民ボランティアグループ。うみべの森が、泉州地域の自然保護、環境学習の発信地として活用されることを目指して活動中。活動日は毎週日曜日と木曜日。

 

せんなん里海公園で活動されている他のボランティア「ハーブタペストリー香の会」の記事はこちら。
海辺の自然と仲間に囲まれ、のびのびと公園を楽しむ。

 

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