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公園ノートでは、公園やその周辺の魅力的なスポットをご紹介します。おそと編集部オススメの公園。ついつい公園へお出かけしたくなるコーナーです。
ベンチに座っておしゃべりを楽しんだり、愛犬と散歩をしたり、日課のジョギングをしたりと、まさに憩いの場となっている浜寺公園。園内はもちろん、その周辺にも楽しみがたくさんあります。自転車で移動することで楽しさ倍増!?自転車に乗って新しい発見をしましょう!
浜寺公園は明治6年に開園した大阪で最も古い公園のひとつです。魅力のひとつは、松林。5000本もの松が南北2kmに連なっています。松といえば「松竹梅」と言われるように縁起ものであり、神が宿る神聖なものとしても尊ばれている木。だからか、その長い松の道を自転車でスマートに移動すると、清々しい気持ちになるという声も。それにしても、なぜここに松が?実は、この周辺というと、万葉の時代から美しい白砂青松の地として人々に愛されてきたという歴史があるのです。明治初めには政府による伐採がすすんだ悲しい出来事もありましたが、大久保利通が伐採の中止を要請し、堺県が中止を命じて公園をつくることにしました。第2次世界大戦後には、進駐軍の宿舎用地として公園は接収、多くの松が伐採されるという受難の時代もありましたが、地域の人たちが中心となって松林をたっぷりの愛情で守ってきました。人々に守られてきた木は、人々を守ってくれるという話を聞いたことがあります。そう信じて松を想いながらペダルを漕ぐと、ちょっと良い心持ちになれるかもしれません。
南北2kmという広さの園内には、乗り物がいっぱいの交通遊園、春と秋に多種のバラが咲き誇る“和”をイメージしたばら庭園などの施設が点在しています。そのため、自転車があれば快適に移動できます。そこでおすすめは、管理事務所で受付をしているレンタサイクル。来園者のご要望により、2012年夏よりスタートしました。無料ですので、お気軽にご利用ください。自転車の移動は、あまりスピードを出さず、左側通行を必ず守ってくださいね!
料金:無料
時間:9:00~17:00
貸出返却受付:管理事務所
※受付時に申込書のご記入が必要です。
※公園内のご利用に限ります。
※ご予約はお受けしておりませんので、当日の先着順となります。
※台数は10台。1団体につき、5台までの貸出となります。
交通遊園の交通指導教室では、お子様を対象に交通ルールとマナーを無料で指導しています。ビデオ上映のなかでは自転車の正しい乗り方をわかりやすく伝えていますので、お子様といっしょにぜひご参加ください。
ビデオ上映は、日曜・祝日の午前午後、各1回ずつ。子ども会等の団体でご利用の場合は、事前にお申し込み下さい。お問い合わせは、TEL:072-261-8696(交通遊園 交通指導教室)まで。
近頃、工場やコンビナートを景観として好む人が増えています。そのような人の傾向は「工場萌え」という言葉で表現されていますが、浜寺公園の対岸に位置する堺泉北臨海工業地帯は、まさに「工場萌え」のスポットとして人気です。公園に隣接する浜寺水路沿いからも景色を味わえますし、自転車だと、さらにお好みの景色に遭遇しやすいでしょう。青い空が広がる昼では、にょきにょきそびえる煙突たちが圧巻です。夜は、連なる工場と高速道路の灯りが水面に映り込み、思わず撮影したくなるでしょう。ナイトサイクリングを楽しむ人も増えているので、工場の夜景めぐりを新しい楽しみにしてはいかがでしょうか。
南海電鉄「浜寺公園駅」と一駅難波寄りの「諏訪ノ森駅」の駅舎は、見ごたえのある建物です。浜寺公園駅の駅舎は、日本で現存する最古の洋風木造駅舎。東京駅を設計したかの有名な辰野金吾が関わり、明治40年(1907年)に建てられました。諏訪の森駅の難波行きの駅舎は、大正8年(1919年)に建てられたステンドグラスが特徴の小さな木造平屋建て。どちらも登録有形文化財に登録されています。また、両駅の間に位置するまちは、かつては別荘地として栄えていました。今でも、レトロモダンな洋館やお屋敷をところどころに見ることができます。散策すると、ささやかな観光気分が味わえるので、自転車で巡ってみてはいかがでしょうか。ちょっと疲れたら、浜寺公園内のベンチでほっと一休みするのもいいですね。
通称「北河内サイクルライン」と呼ばれる北河内自転車道は、鶴見緑地を起点とする45.5kmもの自転車専用道路です。コースは、鶴見緑地、大阪中央環状線の自転車歩行者道、見晴らしも気持ちもよい淀川河川敷、穂谷川河川敷、そしてアップダウンのある第二京阪道路を通って鶴見緑地へ戻ることができるもの。もちろんお好きなところからスタート可能です。休日のスポーツとしてサイクリングを楽しみたい人は、利用してみてはいかがでしょうか?沿道には寝屋川公園や山田池公園、深北緑地等の公園もあり、休憩場所として最適です。特に山田池公園の水辺はおすすめ。池畔に自転車を停めて、のんびり景色も楽しんで。さらに、コースの周辺には、名所や文化史跡が点在しているので、寄り道も楽しめます。
大泉緑地の「サイクルどろんこ広場」には、国内でも数少ない競技用自転車“BMX(バイシクルモトクロス)”用のコースがあります。起伏に富んだ340mのコースは、国際大会も開催できる本格的なもの。そのため、遠方からの利用者も多数いるそう。全日本BMX連盟サイトによると、BMXは自転車操作によって基礎体力やバランス感覚、心身の発達も期待できるとのこと。また家族で楽しめるスポーツで、レースには、5、6歳から大人まで参加できます。大泉緑地ではボランティア団体「大泉BMX同好会」がコース整備などの活動をおこない、利用マナー講習会を不定期に実施しています。興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか?なお、利用可能な自転車はBMXのみ。貸し出しはおこなっておりませんので、各自でご用意ください!
コースを利用するには競技用の自転車、ヘルメット、保護服等十分な安全対策が必要です。
※除草などメンテナンスなどで使用できない日があります。また、雨天によるコース不良のときも使用できない日があります。詳しくは下記へお問い合わせください。
お問い合わせ先
大泉緑地管理事務所
堺市北区金岡町128
TEL:072-259-0316
FAX:072-253-4440
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全日本BMX連盟
最新のニュースやレース情報等を公開しています
» http://www.jbmxf.org
関西BMX競技連盟
毎月1回主催するレースをはじめ関西の情報はこちら
» http://www.kbubmx.com
大泉BMX同好会
活動状況はblog内「現在のコース」で随時つぶやき中
» http://bmx-oizumi.jugem.jp